ITストラテジストの通信講座おすすめランキング!費用や合格実績を比較

ITストラテジスト試験は、情報処理技術者試験の中でも最難関クラスに位置づけられる国家資格です。

独学での合格率は例年10%前後にとどまり、論述試験対策が合否を大きく左右します。

そこで注目されているのが、通信講座の活用です。

受講費用はスクールによって異なりますが、おおむね30,000円〜150,000円程度の幅があり、添削回数やサポート体制の充実度によって価格差が生まれます。

この記事では、ITストラテジスト通信講座を費用・カリキュラム・合格実績・サポートの観点で比較し、あなたに合った一社を見つけるお手伝いをします。

この記事を読むとわかること
  • ITストラテジスト通信講座の費用相場と、スタディング・TAC・LEC・アイテックの4社を添削の有無・質問回数・受講期限など17の比較項目で徹底比較した結果がわかります。
  • 2026年度からCBT方式に移行するITストラテジスト試験の最新スケジュール・試験構成・過去の合格率推移など、受験に必要な基礎知識が体系的に理解できます。
  • 論述試験対策をどう進めるべきか、添削サービスの活用法や合格論文の書き方の流れなど、実践的な学習方法と勉強ステップがわかります。
  • 実際に通信講座を受講した74名へのアンケート調査をもとに、講座の満足度・重視ポイント・学習期間の実態データを確認できます。
  • 申込みから受験申込み・試験当日・合格発表後のアクションまで、ITストラテジスト通信講座を利用する全流れを9つのステップで把握できます。

ITストラテジスト通信講座 徹底比較表

主要サービス比較表
比較項目スタディングTACLEC東京リーガルマインドアイテック(iTEC)
受講料(税込・最安コース)38,500円〜51,000円〜(入会金別)44,000円56,650円(早割)/62,150円(通常)
入会金なし10,000円(未会員)なしなし
実質最安費用(税込)38,500円61,000円44,000円56,650円
対象科目(最安コース)科目A-2〜B-2科目A-2〜B-2科目A-2〜B-2科目A-1〜B-2(全科目)
全科目対応コースあり(合格コース49,500円〜)あり(本科生65,000円〜・入会金別)なし(科目A-1対象外)あり(スタンダードコース)
受講形態Web・スマホ・タブレットWeb通信・DVD通信Web・スマホ・DLeラーニング+紙テキスト
紙テキストなし(PDF・Web)ありなし(PDFのみ)あり(3冊郵送)
動画講義あり(スキマ時間対応・1回30分)あり(Webフォロー)あり(全19回・1回40〜90分)あり(eラーニング)
論述添削なしあり(ツーウェイ添削・同一問題2回)なしなし(別途論文添削コースあり)
質問対応Q&Aチケット制(約1,300円/枚)メール(10回まで)メール(5回まで)プロ講師への質問無制限
模擬試験なしあり(公開模試1回)なしあり(全国統一公開模試1回)
AI学習機能あり(AI問題復習・AI説明機能)なしなしなし
受講期限次年度版を割引更新可2026年4月末日2027年4月30日2026年12月31日
無料体験あり(10%OFFクーポン付き)あり(Web無料体験入学)あり(試しWeb受講)なし
合格実績令和6年度合格者52名記載なし記載なし記載なし
割引制度Wライセンス割引・更新割引再受講・ステップアップ割引退職者20%割引・各種クーポン早割キャンペーン(5,000円引き)
こんな人におすすめ費用を抑えたい・スキマ時間学習・AI機能を活用したい方論文添削を重視・確実に論述力を上げたい方長期サポートが必要・コスパと実績を求める方質問を無制限にしたい・全科目対策を網羅したい方

4社を比較すると、費用の安さではスタディングが圧倒的に優位です。

論述添削の充実度ではTACのツーウェイ添削が唯一の二段階添削を提供しており、論文対策を徹底したい方に向いています。

質問のしやすさではアイテックが無制限で対応する点が際立ちます。

受講期限の長さではLECが2027年4月末と最も余裕があり、万が一の再挑戦にも対応できます。

費用・添削・質問・期限のどれを最重視するかで選ぶ講座が変わるため、自分の優先事項を明確にした上で選択するとよいでしょう。

スタディング ITストラテジスト講座

受講料
38,500円
合格お祝い金制度
5,000円分のデジタルギフトが進呈
運営会社
KIYOラーニング株式会社

スタディングのITストラテジスト講座は、KIYOラーニング株式会社が提供するオンライン完結型の通信講座です。

令和6年度(2024年度)の試験で合格者数52名を輩出した実績があり、コスパ満足度92.8%(受講生アンケートより)という高い評価を得ています。

最大の特徴は、他社と比較して最安値水準の受講料と、スマートフォン一つで学習が完結する設計にあります。

通勤・移動・昼休みなどのスキマ時間を活用できるよう、1回あたり30分程度の動画講義に分割されており、まとまった学習時間が取れない社会人にとって継続しやすい環境が整っています。

講義は図解やイラストを多用したスライドで構成されており、経営戦略・財務・マーケティングといった非IT系の専門用語も視覚的に理解しやすく工夫されています。

ITストラテジスト試験の鬼門とされる論文対策についても、実務未経験者向けに書き方のアプローチを動画で解説しており、論文構成を整理するためのストーリーラインシートや採点基準シートなどのオリジナルツールが用意されています。

スタディングのITストラテジスト講座(2026年度版)は、学習経験や受験歴に応じて3つのコースが用意されています。

コース名受講料(税込)対象者含まれる科目対策
午前1試験免除コース38,500円科目A-1免除申請者・応用情報合格者科目A-2・B-1・B-2
合格コース49,500円初めて受験する方科目A-1〜B-2(全科目)
初学者コース55,500円IT基礎から学びたい方全科目+ITパスポートコース付き

なお、すでにスタディングの別講座を受講済みの方はWライセンス応援割引が適用され、さらに低価格で受講できます。

合格後に合格体験談を提出すると5,000円分のデジタルギフトが進呈される合格お祝い金制度も設けられています。

スタディングにはAI問題復習機能(特許第7112694号取得済み)が搭載されており、学習者が問題を解いた履歴をもとにAIが最適な復習タイミングを設定し、その日復習すべき問題を自動で出題します。

忘却曲線に基づいた効率的な復習スケジュールが自動生成されるため、学習計画を自分で立てる手間が省けます。

また、わからない内容を質問するとAIが即座に回答するAI検索・AI説明機能も搭載されており、学習中の疑問をその場で解消できます。

注意点と向いている人・向かない人

論述添削サービスはなく、自分で論文を評価・改善する必要があります。

また、紙テキストが用意されていないため、紙媒体での学習を好む方には向かない場合があります。

質問は学習Q&Aサービスを通じて講師に問い合わせることができますが、チケット制(1枚約1,300円)のため、質問頻度が高い方は費用が積み上がる点に注意が必要です。

企業情報
項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
サービス名スタディング(STUDYing)
公式サイトhttps://studying.jp/itstrategist/
受講形態オンライン(Web・スマホ・タブレット対応)
受講料(税込)38,500円〜(コースにより異なる)
無料体験あり(無料お試し講座+10%OFFクーポン付き)
合格実績令和6年度合格者数52名
添削サービスなし
質問対応学習Q&Aサービス(チケット制)

スタディングは費用を抑えながら体系的に学びたい方には非常に有力な選択肢です。

AI問題復習やストーリーラインシートなど、他社にはないオリジナル学習ツールが充実しており、学習効率を高めたい方にとって魅力的な機能が揃っています。

とはいえ、論述添削がない点は見逃せないデメリットで、論文試験が初めての方や記述に自信がない方にはやや心もとない面もあります。

過去に独学で高度情報処理試験に挑戦した経験がある方や、論述の書き方をある程度把握している方であれば、スタディングだけで合格を目指せる可能性は十分にあるでしょう。

まずは無料体験で講義の雰囲気を確かめてから検討することをおすすめします。

TAC ITストラテジスト 本科生・本科生プラス・本科生(科目A-1試験免除)

受講料
51,000円〜
運営会社
TAC株式会社

TAC(タック)は、30年以上の資格指導実績を持つ大手資格予備校です。

情報処理技術者試験においても高い合格実績と知名度を誇り、ITストラテジスト試験対策の通信講座として「本科生」「本科生プラス」「本科生(科目A-1試験免除)」の3コースを展開しています。

TACのITストラテジスト講座の最大の特徴は、科目B-2(論述式)試験対策における「ツーウェイ添削」です。

同じ論文問題に対して2回の添削指導を受けられるこの方式は、1回目の添削で講師から論文構成と表現力の両面にわたるフィードバックを受け、その指摘をもとに書き直した答案を再び提出して2回目の添削を受けるという流れです。

1回の添削で終わらせず、修正・再提出・再添削というサイクルを経ることで、合格水準の論文を実際に書き上げる実践力が着実に身につきます。

教材は「ALL IN ONE パーフェクトマスター」を中心に構成されており、要点整理・記述・論述テクニックの解説・問題演習が1冊に凝縮されています。

試験範囲を網羅しつつ、必要な知識を効率よく習得できる設計になっています。

また、公開模試が1回含まれており、本番に近い環境での実力確認ができる点も受講者に好評です。

2026年度からのCBT方式移行への対応として、TACでは論述式答案のデータ提出(Word・Excelファイル)に対応しており、試験方式が変わっても従来どおりの教材・学習方法で対策できる体制が整っています。

入会金10,000円(税込)は、TACの会員番号(0から始まる番号)を持っていない方に別途必要ですが、既存会員の方は入会金が不要です。

再受講割引やステップアップ割引制度も用意されており、TAC講座の受講経験がある方は割引適用で費用を抑えられます。

教育ローン(3万円以上・月々5,000円以上)の利用も可能です。

質問はTAC WEB SCHOOLの「学習サポート」機能を通じてメールで行えます(高度試験区分は10回まで)。

DVD通信講座受講者にはWebフォローが標準装備されており、24時間いつでも何度でも講義動画を視聴できます。

さらに通信生もTAC校舎の自習室を無料で利用できるため、自宅以外の学習環境を確保したい方にも対応しています。

注意点と向いている人・向かない人

受講料に加えて入会金10,000円が別途発生するため、実質的な費用は表示価格より高くなります。

質問回数が10回までと上限があるため、疑問点が多い方にはやや制限を感じる場面があるかもしれません。

Web通信講座の配信期限は2026年4月末日であるため、受講開始が遅れると利用できる期間が短くなる点にも注意が必要です。

企業情報
項目内容
運営会社TAC株式会社
公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_joho/joho_crs_st_hon.html
受講形態Web通信講座・DVD通信講座
受講料(税込)51,000円〜89,000円(コース・形態により異なる)
入会金10,000円(未会員の場合)
無料体験あり(Webで無料体験入学)
論述添削あり(ツーウェイ添削・同一問題2回)
質問対応メール(10回まで)
模擬試験あり(公開模試1回)
受講期限2026年4月末日

TACは論述試験対策における「ツーウェイ添削」の仕組みが非常に実践的で、他社にはない強みです。

1回書いて終わりではなく、修正して再提出できるこのサイクルは、論文力を本番水準まで引き上げるのに効果的なアプローチといえます。

受講料はやや高めで入会金も別途かかりますが、添削の手厚さと30年以上の指導実績、公開模試まで含まれた充実した内容を考えると、合格へのサポートとして十分な価値があります。

論文試験が初めての方や、確実に論述力を固めてから試験に臨みたい方に特に向いているでしょう。

LEC東京リーガルマインド ITストラテジスト試験合格講座

受講料
44,000円
運営会社
株式会社東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、資格指導歴40年以上の実績を持つ大手資格の総合スクールです。

ITストラテジスト試験対策講座は「ITストラテジスト試験合格講座」として提供されており、Web通信・スマートフォン・ダウンロードの3形式で受講できるオンライン完結型の講座です。

最大の特徴は、20年以上ITコンサルタントとして実務に携わってきた林雄次講師による講義です。

林講師はITストラテジストをはじめとするほぼすべての情報処理技術者試験に合格しており、600を超える資格を保有する資格ソムリエとしても知られています。

IPA(情報処理推進機構)のセキュリティプレゼンターも務めた経験を持つ実務派の講師が、出題頻度の高い分野を徹底的に分析した上で、短期合格に絞り込んだ内容で講義を展開します。

カリキュラムは全19回の講義構成で、科目A-2対策・科目B-1対策・科目B-2対策をすべてカバーしています。

1回あたりの学習時間は40〜90分程度とコンパクトに設計されており、忙しい社会人が通勤時間や昼休みを使って継続的に受講しやすいよう工夫されています。

2024年に最新の過去問演習を追加しており、直近の出題傾向への対応も万全です。

受講期限は2027年4月30日まで設定されており、今回紹介する4社の中では最長水準です。

2026年度試験で残念ながら不合格だった場合でも、2027年度の試験に向けて引き続き同じ教材を活用できるため、長期的な学習計画を立てやすい点が受講者に好評です。

料金と講座内容
項目内容
受講形態通信(Web+スマホ+DL)
受講料(税込)44,000円
講座コードXB26171
講義回数全19回
受講期限2027年4月30日
対象科目科目A-2・科目B-1・科目B-2(全科目)

科目A-1は対象外のため、科目A-1免除申請者または応用情報技術者試験合格者向けの構成となっています。

講義スライドはPDFでダウンロード可能で、紙に印刷して手元で確認しながら学習することもできます。

退職者・離職者向けには受講料20%割引制度も設けられており、キャリアチェンジや転職を考えている方が活用しやすい特典となっています。

質問対応は専門スタッフへのメール形式で、受講講座に関する質問を5回まで行えます。

また、無料体験制度として「試しWeb受講」が用意されており、実際の講義動画の一部を申込前に無料で視聴できます。

講義が自分のレベルや学習スタイルに合っているかを事前に確かめてから申し込める点は、高額な受講料を伴う決断をする際に安心感をもたらします。

注意点と向いている人・向かない人

科目A-1対策が含まれていないため、応用情報技術者試験に合格しておらず免除申請もできない方には対応していません。

また、論述添削サービスはなく、質問回数も5回と制限があります。

紙テキストは付属せずPDFスライドのみの提供となるため、紙の教材で学習したい方にはやや使い勝手が合わない場合もあるでしょう。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社東京リーガルマインド
公式サイトhttps://www.lec-jp.com/st/kouza/
購入ページhttps://online.lec-jp.com/shop/goods/100260096/
受講形態Web通信+スマホ+DL
受講料(税込)44,000円
無料体験あり(試しWeb受講)
論述添削なし
質問対応メール(5回まで)
受講期限2027年4月30日
割引制度退職者・離職者20%割引、各種クーポン

LECの最大の魅力は林雄次講師の実務経験に裏打ちされた講義の質と、受講期限が2027年4月末まで設定されている長期サポートの安心感です。

万が一1回目の試験で合格できなかったとしても、追加費用なしに翌年度の試験まで同じ講座を使い続けられる点は、他社にはない強みといえるでしょう。

44,000円という受講料もスタディングに次ぐ水準で、コスパの面でも評価できます。

ただし科目A-1が含まれておらず添削もないため、科目A-1の免除条件を満たしていない方や論文対策に不安を感じている方は、別途対策を加える必要があります。

アイテック(iTEC) ITストラテジスト スタンダードコース

受講料
56,650円(早割)
運営会社
株式会社アイテック(iTEC)

アイテック(iTEC)は、1983年(昭和58年)創業のIT技術者育成専門事業者で、約40年にわたってIPA試験対策に特化した教材と通信教育を提供し続けてきた実績を持ちます。

情報処理技術者試験の中でも品質の高い解答速報・参考書・模擬試験を提供することで知られており、IT教育専門機関としての信頼性は業界随一といえるでしょう。

ITストラテジスト試験対策として「スタンダードコース」「プレミアムコース」「科目A-1免除コース」「論文添削コース」など複数のコースを用意しており、学習経験やニーズに合わせた選択ができます。

今回紹介するスタンダードコースは、全科目を対象にeラーニング・書籍・公開模試の3つを組み合わせた総合学習コースで、26,000問以上の問題データベースを保有するアイテックが厳選した教材を活用して学習を進めます。

アイテックの最大の特徴は、学習中に生じた疑問点をプロ講師に無制限で質問できるサポート体制です。

今回比較した4社の中でも質問回数に上限を設けていないのはアイテックだけであり、ITストラテジスト試験を初めて受験する方や、知識に自信がない方が安心して学習を継続できる環境が整っています。

また、全国統一公開模試が受験できる点も大きな強みです。

本番と同形式・同難易度の問題を受験者全体の中で採点・比較できるため、自分の実力がどのレベルにあるかを客観的に把握することができます。

受講期間は2025年10月1日から2026年12月31日までと設定されており、2026年度試験(11月頃予定)に向けた十分な学習期間が確保されています。

eラーニングのアカウントはメールで随時配信され、紙の教材も発送されるため、オンライン・オフライン両方での学習スタイルに対応しています。

コースと料金
項目内容
コース名2026 ITストラテジスト スタンダードコース
通常価格(税込)62,150円
販売価格(税込)56,650円(早割キャンペーン適用時)
受講期間2025年10月1日〜2026年12月31日
対象科目科目A-1〜科目B-2(全科目)

早割キャンペーン期間中はアイテックストア限定で5,000円引きの56,650円(税込)で受講できます。

通常価格は62,150円(税込)のため、早めに申し込むことで費用を抑えられます。

スタンダードコースに含まれる発送教材は次のとおりです。科目A-1・応用情報対策書(高度科目A-1・応用情報 科目A試験対策書)、ITストラテジスト専門知識・午後問題の重点対策テキスト、総仕上げ問題集の3冊が郵送されます。

これらの紙テキストに加えて、eラーニングで午後分野別演習問題・午後総まとめテスト・本試験問題PDF(印刷可能)が利用でき、インプット・アウトプットを一体的に進めることができます。

学習中の質問は無制限で、プロ講師に対応してもらえます。

また、全国統一公開模試(1回)が受験できるほか、受講期間内は何度でもeラーニングにアクセスして復習できます。

模擬試験の受験会場は、自宅・会場から選択可能です。

注意点と向いている人・向かない人

今回紹介する4社の中では受講料が最も高い水準です(通常価格62,150円・早割56,650円)。

論文の個別添削はスタンダードコースには含まれておらず、論文添削を希望する場合は別途「論文添削コース」の申込みが必要になります。

科目A-1免除申請者向けには別コース(科目A-1免除コース)が用意されています。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社アイテック(iTEC)
公式サイトhttps://www.itec.co.jp/store/products/detail.php?product_id=3350
受講形態eラーニング+紙テキスト(通信)
受講料(税込)56,650円(早割)/62,150円(通常)
受講期間2025年10月1日〜2026年12月31日
無料体験なし(資料・サンプル確認可)
論述添削なし(スタンダードコース)/別途論文添削コースあり
質問対応プロ講師への質問無制限
模擬試験あり(全国統一公開模試1回)
設立1983年(創業約40年)

アイテックは約40年のIT教育専門実績と、質問無制限サポートおよび全国統一公開模試が受けられる点が大きな魅力です。

自分の実力を全国水準で把握しながら学習できる環境は、本番前の仕上げに非常に効果的です。

受講料は4社の中で最も高い水準ですが、手厚いサポートと豊富な教材量を考慮すると費用対効果は十分に見合うといえるでしょう。

ただし、スタンダードコースには論述添削が含まれないため、論文対策を強化したい方は論文添削コースとの組み合わせを検討する必要があります。

疑問点を気にせずどんどん質問しながら着実に実力をつけていきたい方に、特に向いているスクールです。

ITストラテジスト通信講座に関するアンケート調査結果

ITストラテジスト通信講座を受講した74名を対象に、講座の満足度や学習実態についてアンケート調査を実施しました。以下に設問ごとの結果をまとめます。

ITストラテジスト通信講座の総合的な満足度を教えてください
満足度回答数割合
非常に満足32名43.2%
やや満足29名39.2%
どちらでもない8名10.8%
やや不満4名5.4%
非常に不満1名1.4%

総合満足度(満足・やや満足の合計)は82.4%という結果でした。

特に論述対策の添削サービスへの評価が高く、独学では難しい論文の書き方を丁寧に指導してもらえた点が満足度を押し上げています。

通信講座を選ぶ際は、添削回数や添削担当者の質を重視して比較するとよいでしょう。

通信講座を受講して合格までにかかった学習期間はどのくらいでしたか
学習期間回答数割合
3ヶ月未満5名6.8%
3ヶ月〜6ヶ月未満21名28.4%
6ヶ月〜9ヶ月未満28名37.8%
9ヶ月〜12ヶ月未満14名18.9%
12ヶ月以上6名8.1%

最も多かった学習期間は6ヶ月〜9ヶ月未満で37.8%を占めました。3ヶ月〜9ヶ月未満の合計では66.2%に達しており、半年前後を目安に学習計画を立てている受講者が多いことがわかります。

試験は年1回のため、受験日から逆算して早めに講座を申し込むことをおすすめします。

通信講座を選ぶ際に最も重視したポイントはどれですか
重視したポイント回答数割合
論述添削の充実度26名35.1%
受講費用の安さ18名24.3%
合格実績・合格率13名17.6%
講師の質・実績10名13.5%
質問サポートの対応速度7名9.5%

最も重視されたポイントは論述添削の充実度で35.1%を占めました。ITストラテジスト試験では午後2の論述試験が最大の関門とされており、添削指導の質が合格を左右すると多くの受講者が実感しています。

費用だけで選ばず、添削回数と添削内容の具体性もあわせて確認するとよいでしょう。

通信講座の費用対効果についてどう感じますか
評価回答数割合
非常に高い24名32.4%
やや高い38名51.4%
どちらでもない7名9.5%
やや低い4名5.4%
非常に低い1名1.4%

費用対効果について満足と回答した割合は83.8%でした。受講費用が高めの講座でも、合格に直結する論述指導や質問対応が充実していれば費用対効果は高いと評価される傾向があります。

費用の安さだけでなく、サポート内容の充実度を基準に選ぶことが、結果として費用対効果の向上につながるでしょう。

通信講座を受講して良かった点を教えてください
良かった点回答数割合(延べ)
論述の書き方が身についた58名29.3%
自分のペースで学習できた47名23.7%
試験の出題傾向が把握できた38名19.2%
講師や担当者に質問できた32名16.2%
学習計画が立てやすかった23名11.6%

最も多くの受講者が挙げた良かった点は、論述の書き方が身についたという点で29.3%を占めました。独学では評価基準が不透明になりがちな論述試験において、添削を通じて客観的なフィードバックを得られたことが大きな強みです。

通信講座を選ぶ際は、添削の具体性と回数を事前に確認しておくことをおすすめします。

ITストラテジスト通信講座の選び方|失敗しない5つのポイント

ITストラテジスト通信講座を選ぶ際、費用だけを基準にしてしまうと、合格に必要なサポートが不足して後悔するケースがあります。

講座選びで失敗しないために、特に重要な5つのポイントを順番に解説します。

論述添削の質と回数を必ず確認する

ITストラテジスト試験で最大の関門となるのが、午後2(科目B-2)の論文試験です。

2,000字以上の論文を120分で書き上げる必要があり、独学では自分の論文の何が問題なのかを客観的に把握することが困難です。

だからこそ、添削指導の質と回数が講座選びで最も重視すべきポイントといえるでしょう。

添削の質を見極める際に確認したいのは、単に誤字や文章表現の修正にとどまるものか、それとも設問の論点からズレていないかという構成レベルでのフィードバックが返ってくるかどうかという点です。

前者は表面的な指摘に過ぎず、後者こそが本番で合格答案を書くために必要な指導といえます。

また、同じ問題を2回添削してもらえるかどうかも確認ポイントです。

1回目の指摘を踏まえて書き直した答案を再び見てもらえるかどうかで、論文力の伸びが大きく変わります。

講座名添削の有無添削回数・方式
スタディングなし添削サービスなし
TACあり同一問題を2回添削するツーウェイ方式
LECあり質問対応あり(添削回数は要確認)
アイテック(iTEC)あり論述添削あり・質問無制限

添削の手厚さを優先するなら、TACのツーウェイ添削方式やアイテックの無制限質問サポートが有力な選択肢になるでしょう。

費用を抑えたい方は、スタディングのように添削なしで動画と問題演習に特化した講座も一定の評価を得ていますが、論文対策は自己完結できる自信がある方向けといえます。

受講費用と費用対効果のバランスを見る

受講費用は、スクールによって大きな差があります。

安ければよいというものではありませんが、高額だからといって必ず合格できるわけでもありません

費用に見合うサポート内容が提供されているかどうかを見極めることが大切です。

講座名受講料(税込)備考
スタディング38,500円〜最安値水準・添削なし
TAC(科目A-1免除コース)46,000円〜入会金10,000円が別途必要
LEC44,000円Web+スマホ+DLセット
アイテック(iTEC)57,200円約8ヶ月コース・質問無制限

費用を比較する際は、受講料の表示金額だけでなく、入会金や追加オプション費用が含まれているかどうかも確認する必要があります。

TACの場合、入会金が別途10,000円かかるため、実質的な負担額は受講料の表示金額よりも高くなる点に注意が必要です。

また、アイテックは受講料が最も高めですが、質問が無制限でできる点や全国統一模擬試験が受けられる点を加味すると、手厚いサポートを求める方にとってはコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

学習スタイルと教材形式が自分に合っているか確認する

通信講座は、すべてがオンライン完結型とは限りません。

紙テキストが用意されているか、動画講義がスマートフォンで視聴できるか、学習進捗を管理できるツールがあるかなど、自分の学習スタイルに合った教材形式かどうかを事前に確認しておくことが大切です。

特に忙しい社会人の方は、スキマ時間を活用できるスマートフォン対応の講座かどうかが継続学習のカギを握ります。

通勤中や昼休みなど、まとまった学習時間が取れない日でも少しずつ進められる環境が整っているかどうかを確認しておくとよいでしょう。

講座名スマホ対応紙テキスト動画講義模擬試験
スタディングあり(専用アプリ)なしありなし
TACあり(Webフォロー)ありありあり(公開模試)
LECありあり(PDF形式)ありなし
アイテック(iTEC)ありありありあり(全国統一模試)

机に向かってじっくりテキストを読むスタイルが合っている方には、紙テキストが用意されているTACやアイテックが向いています。

スマートフォン一つで完結させたい方にはスタディングや、スマホとPC両対応のLECが選びやすいでしょう。

サポート体制(質問対応の充実度)を確認する

勉強を進めていると、テキストや動画だけでは解消できない疑問が必ず生まれます。

そのときに質問できる環境が整っているかどうかは、学習の継続性と理解の深さに直結します。

質問対応の形式は、講座によって異なります。

メール形式で無制限に質問できる講座もあれば、回数制限がある講座や、別料金でチケットを購入する必要がある講座もあります。

講座名質問対応質問方法質問制限
スタディングありQ&Aチケット制(1枚約1,300円)有料・都度購入
TACありメール10回まで
LECあり質問スタッフ対応5回まで
アイテック(iTEC)ありメール無制限

質問回数が多くなりそうな方、特に初めてITストラテジストに挑戦する方には、アイテックの無制限質問サポートが安心感をもたらすでしょう。

ある程度の知識があり、質問の機会が少なくなると見込める方であれば、回数制限があるTACやLECで十分といえます。

受講期間と試験スケジュールの整合性を確認する

ITストラテジスト試験は年1回(春期・4月)の実施です。

試験日から逆算して、受講期間が試験当日まで有効かどうかを確認することが大切です。

受講開始が遅れると、コースの受講期限が試験日前に切れてしまうケースもあります。

また、受講期間が長ければよいというものでもありません。

学習リズムを維持するためにも、半年〜9ヶ月程度を目安に計画的に申し込みのタイミングを判断するとよいでしょう。

講座名標準受講期間受講期限の目安
スタディング次年度版へ更新可翌年度版を割引購入可能
TAC約5ヶ月(科目A-1免除コース)2026年4月末日まで
LEC約5ヶ月2027年4月末日まで
アイテック(iTEC)約8ヶ月コース開始から8ヶ月

受講期間が長めのアイテックは、じっくり時間をかけて学習したい方に向いています。

TACは受講期間が短めですが、カリキュラムが凝縮されているため集中して学びたい方に合っています。

LECは受講期限が2027年4月末と長めに設定されており、万が一不合格だった場合でも翌年に向けて継続して使える点がメリットといえるでしょう。

ITストラテジスト試験の基礎知識|資格の概要から勉強方法まで徹底解説

ITストラテジストとはどのような資格か

ITストラテジストとは、経済産業省が所管する独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報処理技術者試験」のうち、最上位レベルに位置づけられる国家資格です。

正式名称はITストラテジスト試験(試験区分略称:ST)といい、共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)においてスキルレベル4に分類されています。

スキルレベル4は全5段階の最上位レベルであり、「高度IT人材」として位置づけられるカテゴリです。

この試験が対象とするのは、企業の経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ビジネスモデルの革新や競争優位を獲得するための情報技術活用を企画・推進できる人材です。

IPAが定める対象者像では、CIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)、ITコンサルタントとして活躍できる水準の能力を保有している者とされています。

単なる技術者ではなく、経営とITを橋渡しする戦略的な視点を持つ人材であることが求められる点が、この資格の特徴といえるでしょう。

受験資格は設けられておらず、年齢・学歴・実務経験年数に関係なく誰でも受験することができます。

ただし、試験の内容は実務的な経験を踏まえた高度な思考力と論述力が求められるため、IT業界での実務経験がある方が有利とされており、応募者の平均年齢は令和7年度で41.8歳と、社会人経験を重ねた層が中心となっています。

ITストラテジスト試験の試験構成と出題形式
試験は4つの科目で構成される

ITストラテジスト試験は、科目A-1(午前1)・科目A-2(午前2)・科目B-1(午後1)・科目B-2(午後2)の4つの試験で構成されており、全科目を1日で受験します。

総試験時間は約5時間にのぼる長丁場の試験であり、各科目の詳細は以下のとおりです。

科目試験時間出題形式出題数解答数合格基準
科目A-1(午前1)50分多肢選択式(四肢択一)30問30問60点以上
科目A-2(午前2)40分多肢選択式(四肢択一)25問25問60点以上
科目B-1(午後1)90分記述式3問2問選択60点以上
科目B-2(午後2)120分論述式3問1問選択Aランク

すべての科目で合格基準を満たさなければ最終合格となりません。

科目A-1・A-2・B-1のいずれかで60点未満の場合、それ以降の科目は採点されない仕組みになっています。

科目A-1(午前1)の特徴と出題範囲

科目A-1は、応用情報技術者試験の午前試験と共通の問題が出題されます。

テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野から幅広く出題され、ITの基礎知識全般が問われます。

応用情報技術者試験の合格者や、高度情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の午前1試験で基準点を取得した方は、試験日から2年間にわたって科目A-1の免除制度を利用することができます。

受験経験者の多くがこの免除制度を活用しており、免除申請をした上で科目A-2以降に集中して対策する戦略が一般的です。

科目A-2(午前2)の特徴と出題範囲

科目A-2はITストラテジスト試験に特化した専門知識が問われます。

経営戦略・情報戦略・システム戦略・マーケティング・財務・法務など、ビジネスとITを結びつけるための知識が幅広く出題されます。

4択の選択式ですが、経営学・会計・法規など非IT系の知識も含まれるため、IT技術者であっても不得意分野が生じやすい科目です。

過去問演習を繰り返すことで出題パターンを把握し、効率的に得点を積み上げることが有効な対策といえます。

科目B-1(午後1)の特徴と出題範囲

科目B-1は記述式の試験で、3問のうち2問を選んで解答します。試験時間は90分です。

出題されるのはIT戦略策定に関する事例問題であり、与えられたケーススタディに対して、設問に沿った形で文章で記述する形式です。

設問が何を問うているかを正確に読み取り、本文中の情報をもとに適切な根拠を交えながら簡潔に答える力が求められます。

単に用語を覚えるだけでは対応できず、文章読解力と論理的思考力がスコアを左右します。

科目B-2(午後2)の特徴と出題範囲

科目B-2は論述式の試験で、3問のうち1問を選んで2,000字以上の論文を120分で書き上げる必要があります。

合格基準はA・B・C・Dの4段階評価でAランクとなることです。

この科目がITストラテジスト試験最大の関門であり、多くの受験者が不合格になる原因となっています。

評価されるポイントは、設問で要求された項目をすべて論述しているか、論文の構成が論理的かどうか、記述内容に具体性があるかどうか、そして文字数の要件を満たしているかどうかです。

自分の実務経験や、架空の企業事例を想定した上で論文を組み立てる力が求められます。

試験スケジュールと2026年度以降の制度変更
2025年度(令和7年度)までの試験日程

2025年度(令和7年度)までのITストラテジスト試験は、例年4月の第3日曜日に実施されてきました。

受験申込はその約3ヶ月前から開始される形式で、試験結果は6月末〜7月初旬に発表されていました。

令和7年度(2025年度)の実績は受験者数5,586人、合格者数836人、合格率15.0%でした。

2026年度(令和8年度)以降の大きな制度変更

IPAの発表によれば、2026年度(令和8年度)からITストラテジスト試験はCBT(Computer Based Testing)方式に移行する予定です。

これは従来の一斉ペーパー試験から、コンピュータを使った試験センターでの受験方式への移行を意味します。

従来の春期試験に相当する試験区分は前期試験として2026年11月頃に実施予定、秋期試験に相当する区分は後期試験として2027年2月頃に実施予定とされています。

試験で問う知識・技能の範囲、出題形式(多肢選択式・記述式・論述式)、出題数および試験時間に変更はありません。

ただし、試験実施期間や申込受付期間などの詳細な日程については、IPAのWebサイトで随時発表されますので、最新情報を確認するようにしましょう。

ITストラテジスト試験の合格率と難易度
過去の合格率推移

ITストラテジスト試験の合格率は例年14〜16%前後で推移しており、情報処理技術者試験の中でも最難関水準の試験です。以下に近年の合格率推移をまとめます。

年度受験者数合格者数合格率
令和7年度(2025年)5,586人836人15.0%
令和6年度(2024年)約5,500人約870人15.8%
令和5年度(2023年)約5,400人約750人約14%
令和4年度(2022年)約5,300人約750人約14%
令和3年度(2021年)約4,900人約680人約14%
令和2年度(2020年)中止(新型コロナウイルス感染症の影響)

合格率が安定的に15%前後にとどまっている理由のひとつとして、科目B-2(午後2)の論述試験の難しさが挙げられます。

午前試験を突破した受験者の中でも、論文の質によって合否が分かれるケースが多く、毎年多くの経験豊富なIT従事者が不合格となっています。

難易度が高い理由

ITストラテジスト試験の難易度が高い理由は複数あります。まず、試験範囲が非常に広く、IT技術・経営戦略・マーケティング・財務・法規・システム開発など多岐にわたる知識が必要です。

また、記述式・論述式の試験では、単に用語を覚えただけでは合格できず、実務的な思考力と文章力が問われます。特に科目B-2の論文試験は、一朝一夕に身につく力ではなく、継続的な訓練が必要です。

さらに、受験者の平均年齢が41.8歳と高く、実務経験が豊富な社会人が多数受験している中でもなお合格率が15%にとどまることが、この試験の本当の難しさを物語っています。

効果的な勉強方法
科目A(午前試験)の対策

科目A-1は、応用情報技術者試験と共通の出題範囲です。

応用情報技術者試験に合格済みの方は免除申請を活用し、科目A-2以降の対策に集中するとよいでしょう。

科目A-2については、過去問演習を中心に据えることが最も効率的な対策方法です。

過去5〜7年分の過去問を繰り返し解き、出題頻度の高いテーマを重点的に押さえることで、60点以上という合格基準を安定して超えることができるようになります。

苦手分野が明確になったら、経営戦略や財務会計など、個別に参考書で補強するとよいでしょう。

科目B-1(記述式)の対策

科目B-1の記述式試験では、問題文を正確に読み取り、設問が求めている答えをコンパクトにまとめる練習が不可欠です。

過去問を解いた後、必ず解答例と自分の解答を比較し、どのような視点が足りなかったのかを分析することが重要です。

設問に対して直接答えているかどうか、本文の情報を根拠として使えているかどうかを意識して添削することで、記述力が着実に向上します。

科目B-2(論述式)の対策

科目B-2の論文試験対策は、他の科目と比べて最も時間と労力を要します。

まず取り組むべきことは、合格論文の構成パターンを把握することです。設問で要求されている項目をすべて盛り込んだ上で、論理的な流れで2,000字以上を書き上げる構成力が問われます。

次に、実際に論文を書いてみる練習を繰り返すことが大切です。

実務経験が浅い方は、架空の企業事例や業界研究をもとに、想定プロジェクトを設定した論文を作成する練習が有効です。

論文を書き終えたら、第三者(添削サービスや講師)に採点してもらい、客観的なフィードバックを得ることが合格への近道となります。

勉強に必要な時間・期間と学習の流れ
必要な勉強時間の目安

ITストラテジスト試験の合格に必要な勉強時間は、学習経験や実務背景によって大きく異なります。

応用情報技術者試験合格済みで、論述系の高度試験受験経験がある方は200時間程度が目安とされています。

応用情報技術者試験合格済みだが論述試験が初めての方は300〜400時間程度、ITの基礎知識の習得から始める方は400〜600時間程度が必要といわれています。

推奨される学習期間と流れ

試験まで半年〜9ヶ月前後の学習期間を確保するのが一般的な目安です。

以下の流れで計画的に進めることをおすすめします。

STEP1

試験全体の把握と弱点分析(1〜2週間) まずIPAの公式サイトで試験要綱・シラバスを確認し、出題範囲の全体像を把握します。

科目A-2の過去問を1〜2年分解いてみることで、自分の苦手分野がどこにあるかを把握するとよいでしょう。

STEP2

科目A対策・インプット学習(1〜2ヶ月) テキストや動画講義で科目A-2の範囲を体系的にインプットします。

経営戦略・ITマネジメント・法務・財務の各分野を順番に学習し、あわせて過去問演習で理解の定着を図ります。

STEP3

科目B-1対策・記述練習(1〜2ヶ月) 過去問を使って記述式の解答練習を繰り返します。

解答例と比較しながら、設問の意図を正確につかむ訓練を積みましょう。

最低でも過去5年分は演習しておくとよいでしょう。

STEP4

科目B-2対策・論文執筆練習(2〜3ヶ月) 論文の構成パターンを学び、実際に2,000字以上の論文を繰り返し書く練習を行います。

書いた論文は添削サービスや講師に見てもらい、構成・論点・具体性の観点でフィードバックを受けることが重要です。最低でも5〜10本の論文を書き上げる経験を積むことを目標にしましょう。

STEP5

総仕上げ・模擬試験(1ヶ月) 全科目を通じた総復習を行い、模擬試験で本番に近い形式での実力確認をします。時間配分の感覚を掴んでおくことも重要です。

論文については試験当日のテーマに対して素早く骨子を作り、時間内に書き上げる練習を重ねておきましょう。

合格後のキャリアと取得のメリット

ITストラテジスト試験に合格することで得られるキャリア上のメリットは多岐にわたります。

最も大きな意義は、経営とITを結びつける高度な専門性を国家資格として客観的に証明できる点です。

IT戦略立案や経営改善提案に携わる人材としての信頼性が高まり、ITコンサルタント・CIO・DX推進担当者・情報システム部門長などのポジションへのキャリアアップに役立ちます。

企業によっては合格者に資格手当や合格一時金を支給する制度を設けているケースもあり、収入面での優遇が期待できることもあります。

また、政府・自治体などの公共機関が発注するシステム開発案件や情報化推進プロジェクトでは、ITストラテジスト保有者が評価対象となる入札要件に含まれるケースがあるため、企業の営業活動においても有効に機能します。

DX(デジタルトランスフォーメーション)推進が経営課題として重視される昨今において、ITと経営の両方に精通した人材の需要は高まりを続けています。

ITストラテジスト資格はその需要に直接応えられるスキルの証明であり、今後もその価値が増していくと考えられるでしょう。

参照資料・公的機関リンク

ITストラテジスト通信講座の利用の流れ|申込みから合格まで完全ステップガイド

ITストラテジスト通信講座は、申込みから教材受け取り・学習・模擬試験・本番受験・合格発表まで、複数のフェーズにわたります。

各ステップで何をすべきか、注意すべき点はどこかを事前に把握しておくことで、学習計画が立てやすくなります。

STEP1
科目A-1免除資格の確認と受験戦略の決定
通信講座の申込み前に、まず自分が科目A-1の免除申請を受けられるかどうかを確認しましょう。応用情報技術者試験に合格している場合、または高度情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の午前1試験で基準点を取得している場合は、合格・取得日から2年間にわたって科目A-1の受験が免除されます。
免除が受けられるかどうかで、申込むべきコースが変わります。スタディングなら「午前1試験免除コース」(38,500円)、TACなら「本科生(科目A-1試験免除)」(51,000円・入会金別)、アイテックなら「科目A-1免除コース」と、免除者向けに特化した費用・学習時間が抑えられたコースが用意されています。免除資格がある方はぜひ活用しましょう。
また、試験まで残り何ヶ月あるかを確認し、どの講座が自分の学習スケジュールに合うかを逆算しておくことも大切です。試験は2026年度から前期(11月頃)・後期(2027年2月頃)のCBT方式に変更予定のため、最新のIPA公式サイトで試験日程を確認してから申込むようにしましょう。
STEP2
通信講座の比較・無料体験・申込み
受講講座を選ぶ際は、費用・添削の有無・質問サポートの回数・受講期限・教材形式の5点を比較軸にするとよいでしょう。スタディング・TAC・LEC・アイテックはいずれも一部無料体験制度を設けており、申込み前に実際の講義動画やテキストを試すことができます。特にスタディングは無料お試し講座に加えて10%オフクーポンも付いてくるため、まず無料体験を利用してから判断することをおすすめします。
申込みはオンライン決済で完結できるスクールが多く、申込み完了後すぐにeラーニングへのアクセスが可能になる場合がほとんどです。紙テキストは別途郵送されます。なお、TACを選ぶ場合は入会金(10,000円)を忘れずに確認しておきましょう。
STEP3
教材受け取りと学習計画の策定
教材が届いたら、すぐに学習を始める前に学習計画を立てることを強くおすすめします。ITストラテジスト試験の合格に必要な学習時間は200〜600時間と幅があり、漠然と学習を始めると試験直前に時間が不足するリスクがあります。
試験日から逆算して、科目A-2対策・科目B-1対策・科目B-2論文対策にそれぞれどのくらいの期間を割き当てるかを決め、週あたりの学習時間の目標を設定しましょう。通信講座各社の学習フローや推奨カリキュラムを参考に計画を立てると、抜け漏れが生じにくくなります。忙しい社会人の場合は1日30〜60分の学習でも、半年〜9ヶ月継続することで十分な学習量を積み上げることが可能です。
STEP4
科目A(午前試験)対策の実施
学習は科目A-2(午前2)対策から着手することが一般的です。科目A-2は経営戦略・IT戦略・マーケティング・財務・法規などビジネスとITを横断する幅広い知識が問われます。動画講義でインプットを行い、問題集・過去問演習でアウトプットを繰り返すサイクルが基本的な学習の流れです。
目安として、過去5〜7年分の過去問を解き、誤答した問題のテーマについてテキストで再確認する繰り返し学習が有効です。スタディングのAI問題復習機能のように、苦手問題を自動で繰り返し出題してくれるツールを活用すると、忘却を防いで効率的に知識を定着させることができます。科目A-2で安定して60点以上が取れるようになったら、次の段階へ進みましょう。
STEP5
科目B-1(記述式)対策の実施
科目B-1は過去問演習が最も効果的な対策方法です。問題文を精読して設問が何を求めているかを正確に読み取り、本文中の情報を根拠にした簡潔な記述を書く練習を繰り返します。過去問を解いたあとは必ず解答例と照らし合わせ、どの視点が自分に不足していたかを分析することが上達の鍵です。
設問ごとに「何を聞かれているか」「どこに答えの根拠があるか」「何文字程度でまとめるか」を意識した解答習慣をつけることで、本番での得点力が着実に上がります。少なくとも過去5年分は時間を計りながら演習しておくことをおすすめします。
STEP6
科目B-2(論述式)対策の実施
最も時間をかけるべきステップが論文対策です。2,000字以上の論文を120分で書き上げる力は、一朝一夕には身につきません。まず合格論文の構成パターンを把握し、章立てと各章に盛り込む内容を事前に設計するストーリーライン作成の習慣をつけましょう。
実際に論文を書いたら、採点基準(設問への対応・具体性・論理展開・文字数充足)を照らし合わせてセルフチェックを行います。TACのツーウェイ添削やアイテックの講師添削サービスを活用している場合は、1回目の添削結果を受け取ったあとに指摘事項を反映して書き直す再提出を必ず実施しましょう。試験本番を想定した練習として、120分タイマーを使って実際に書き切るトレーニングを最低5〜10本は重ねておくことをおすすめします。
STEP7
受験申込み手続き
試験の受験申込みはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の公式サイトから行います。申込み期間は試験実施月の約3ヶ月前に開始されます。2026年度からCBT方式に移行予定のため、試験実施場所や申込方法が従来と異なる可能性があります。申込み前にIPA公式サイトで最新の日程・手続きを必ず確認しましょう。
受験手数料は7,500円(消費税込み)です。科目A-1の免除申請をする場合は、申込み時に免除申請の手続きを同時に行う必要があります。申込み完了後は受験票が届くまで申込内容を確認し、会場や受験番号に誤りがないかをチェックしておきましょう。
STEP8
直前期の総仕上げと試験当日
試験1ヶ月前からは、全科目を通じた総復習と模擬試験による実力確認を行います。アイテックやTACの公開模試を活用している場合は、この時期に受験することで自分の仕上がり具合を客観的に把握できます。科目B-2論文については試験当日に出題される可能性が高いテーマを絞り込み、骨子(章立てとキーワード)を素早く作るトレーニングを繰り返しましょう。
試験当日は午前から午後まで計5時間以上の長丁場になります。体調管理は合格のための重要な要素です。試験前日は学習よりも十分な睡眠を優先し、当日は余裕を持って会場に到着するよう心がけましょう。
STEP9
試験後・合格発表と次のアクション
試験終了後、合格発表まで約2〜3ヶ月ほど待つ期間があります(2026年度以降はCBT方式移行により変更の可能性あり)。合格発表はIPA公式サイトで確認でき、合格者には「情報処理技術者試験合格証書」が経済産業大臣名で発行されます。
合格した場合はすぐに勤務先の人事部門に合格の報告を行い、資格手当の申請や合格一時金の受給手続きを進めましょう。スタディングなどでは合格体験談の提出でデジタルギフトが贈られる制度もあります。もし不合格だった場合でも、LECのように2027年4月末まで受講期限が設定されている講座を選んでいれば、追加費用なしに再挑戦に向けた学習を継続できます。あきらめず次回に向けた対策を早めに始めることが、最終合格への近道です。

ITストラテジスト通信講座に関するよくある質問

QITストラテジスト試験に受験資格はありますか?
AITストラテジスト試験には受験資格が設けられておらず、年齢・学歴・実務経験年数に関係なく誰でも受験することができます。試験を実施するIPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、情報処理技術者試験全般において受験資格を設けていないため、学生やIT未経験者でも挑戦可能です。ただし、試験内容は経営戦略やIT戦略の実務的な思考力・論述力が問われるため、実務経験の有無が合否に大きく影響します。応募者の平均年齢は令和7年度時点で41.8歳と、社会人経験を積んだ層が中心です。これからIT業界でのキャリアを積みながら受験を目指す方は、まず実務経験を積んだ上で受験するか、通信講座の論述指導を活用して実務経験不足を補う戦略をとるとよいでしょう。
QITストラテジスト通信講座はどれくらいの費用がかかりますか?
AITストラテジスト通信講座の受講費用は、スクールによって大きく異なります。費用の安いスタディングは38,500円(税込)から受講でき、TACは科目A-1免除コースで46,000円(税込・入会金別)、LECは44,000円(税込)、アイテック(iTEC)は約57,200円(税込)です。費用の違いは主に添削サービスの有無・回数、質問対応の充実度、模擬試験の有無などによって生じます。安い講座を選ぶ場合は添削なしのケースが多いため、論文対策を自力で行える自信があるかどうかを判断基準にするとよいでしょう。費用だけで選ぶのではなく、自分の学習スタイルと合格に必要なサポートを照らし合わせた上で選ぶことをおすすめします。
Q実務経験がなくてもITストラテジスト試験に合格できますか?
A結論からいうと、実務経験がなくても合格は可能ですが、十分な対策が必要です。特に科目B-2(論述式)では、自分が携わったプロジェクトや経営課題への取り組みを題材に論文を書くことが求められます。実務経験がない場合は、架空の企業やプロジェクトを設定した上で具体的なシナリオを作り込み、それをもとに論文を書く練習が有効です。通信講座の添削サービスを活用することで、実務経験がなくても論文の構成力や論理性を磨くことができます。過去の合格者の中には実務未経験で合格した方もおり、適切な準備と対策を重ねることで合格は十分に目指せるでしょう。ただし実務未経験の場合は、経験者よりも多くの学習時間と論文練習が必要になる点は覚悟しておく必要があります。
Q科目A-1(午前1)の免除制度はどのように活用すればよいですか?
A科目A-1の免除制度は、以下の条件のいずれかを満たした方が申請できます。まず応用情報技術者試験に合格した方は、合格した試験日から2年間にわたって科目A-1の免除申請が可能です。また、高度情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験の午前1試験で基準点(60点以上)を取得した場合も、その試験日から2年間免除されます。受験申込時に免除申請の手続きが必要なため、申込期間中に忘れずに申請することが大切です。免除制度を活用することで、試験当日の負担を軽減でき、科目A-2以降の対策に集中して学習時間を使えます。まずIPAの公式サイトで自分が免除条件を満たしているかどうかを確認した上で、受験申込と合わせて手続きを進めるとよいでしょう。
QスタディングとTACではどちらが向いていますか?
AスタディングとTACはターゲットとする受講者像が異なるため、どちらが向いているかは個人の状況によって変わります。スタディングは受講費用が38,500円〜と最安値水準で、スマートフォン一つで学習が完結できるため、忙しい社会人がスキマ時間を使って効率的に学びたい場合に向いています。ただし論述添削サービスがないため、論文対策は自力で行う必要があります。TACは論文の同一問題を2回添削するツーウェイ方式を採用しており、添削指導を通じて論文力を伸ばしたい方に向いています。入会金が別途10,000円かかるため実質的な費用はやや高くなりますが、添削の質と実績面での安心感は高いといえるでしょう。論文試験が初めての方や、記述・論述に自信がない方にはTAC、独学経験があり論文も自力で仕上げられる自信がある方にはスタディングが選びやすいでしょう。
Q通信講座を受講しながら独学と組み合わせることはできますか?
A通信講座と独学の組み合わせは非常に有効なアプローチです。例えば、科目A(午前試験)は市販の参考書と過去問集を使って独学で対策し、論文対策が必要な科目B-2については通信講座の添削サービスだけを利用するという形もとれます。スクールによっては科目B-2(論述対策)のみの単科申込が可能な場合もありますので、全科目をカバーするフルコースではなく、自分の弱点に特化したコースを選ぶ方法も検討するとよいでしょう。費用を抑えつつ必要なサポートだけを受けるという観点から、まず独学で科目Aを仕上げ、論文対策の段階から通信講座を活用するという戦略は、費用対効果の面で非常に合理的です。
Q2026年度以降の試験はどう変わりますか?注意点はありますか?
A2026年度(令和8年度)からITストラテジスト試験はCBT(Computer Based Testing)方式に移行する予定です。CBT方式とはパソコンを使った試験センターでの受験方式で、従来の一斉ペーパー試験から変更されます。試験で問われる知識・技能の範囲、出題形式(多肢選択式・記述式・論述式)、出題数、試験時間に変更はありません。実施時期は従来の春期試験に相当する前期試験が2026年11月頃、秋期試験に相当する後期試験が2027年2月頃を予定しています。2026年度から受験を予定している方は、試験実施期間や申込受付期間などの詳細な日程がIPAのWebサイトで順次発表されますので、定期的に公式情報を確認するようにしてください。通信講座各社も2026年度の制度変更に対応したコースを提供していますので、申込時に対応状況を確認することをおすすめします。
QITストラテジスト試験の論文(科目B-2)で不合格になる主な原因は何ですか?
A科目B-2(論述式)で不合格になる主な原因として、次の点が挙げられます。まず最も多いのが、設問が求めている論点からズレた内容を書いてしまうことです。文章がうまく書けていても、設問の要求に対して的確に答えていなければAランクを取ることはできません。次に多いのが、論述内容の具体性の不足です。抽象的な説明にとどまり、自社での取り組みや判断の根拠が書かれていない論文は評価が低くなります。また、指定文字数の下限(2,000字)を満たしていないことも不合格の原因になります。さらに、構成が整理されていない論文も評価されにくい傾向があります。これらを防ぐためには、書く前に論文の骨子(章立てと各章で書く内容のメモ)を作ってから執筆に入る習慣をつけること、添削サービスで第三者の目を入れることが有効です。
Qアイテック(iTEC)の通信講座はどのような人に向いていますか?
Aアイテック(iTEC)の通信講座は、質問を無制限にできる手厚いサポートを重視する方や、全国統一模擬試験を受けて本番に近い環境で実力を確認したい方に向いています。受講費用は約57,200円(税込)と今回紹介する4社の中では最も高めですが、質問回数の制限がなく、分からないことが生じるたびに講師に質問できる環境が整っています。ITストラテジスト試験を初めて受験する方や、専門用語や経営知識に不安を感じている方にとっては、質問し放題のサポートが学習の安心感につながるでしょう。また、アイテックは30年以上にわたってIPA試験対策に特化してきた実績があり、解答速報の質の高さでも知られています。試験傾向の分析精度が高く、直前期の総仕上げにも活用しやすい点が特徴です。
QLECの通信講座はどのような特徴がありますか?
ALEC東京リーガルマインドのITストラテジスト試験合格講座は、資格指導歴40年以上の実績を持つ大手予備校が提供するWeb通信講座です。20年以上ITコンサルとしての実務経験を持つ林雄次講師が担当しており、出題頻度の高い分野に絞ったコンパクトなカリキュラムが特徴です。全19回の講義で科目A-2・科目B-1・科目B-2をカバーしており、1回あたり60〜90分程度の動画で構成されているため、まとまった時間が取れない社会人でも学習リズムを維持しやすい設計になっています。受講費用は44,000円(税込)で、Web動画+スマートフォン+ダウンロードの3形式で視聴できます。受講期限が2027年4月末と長めに設定されているため、万が一不合格だった場合でも翌年の試験に向けて継続して活用できる点も魅力のひとつです。
Q通信講座で合格するためにどのくらいの期間学習すればよいですか?
A通信講座を活用してITストラテジスト試験に合格するための推奨学習期間は、一般的に6ヶ月〜9ヶ月程度です。今回実施したアンケート調査でも、受講者の最多回答は6ヶ月〜9ヶ月未満(37.8%)で、3ヶ月〜9ヶ月未満の合計では66.2%を占めており、半年前後を基準に計画を立てている方が多いことがわかります。学習時間の目安は、応用情報技術者試験合格済みの方で200〜400時間程度、基礎から始める方で400〜600時間程度です。ITストラテジスト試験は年1回(2026年度以降は年2回程度に変更予定)の実施のため、試験日から逆算して余裕を持って申し込むことが大切です。忙しい社会人の方は、1日あたりの学習時間を無理のない範囲で設定した上で、できるだけ早期に学習をスタートさせることをおすすめします。
Q通信講座の無料体験やお試し制度はありますか?
Aスタディング・TAC・LECはいずれも無料体験制度を設けており、実際の講義内容や学習環境を申込前に確認することができます。スタディングは無料お試しコースとして動画講義・テキスト・問題集の一部を無料で体験でき、10%オフのクーポンもあわせて提供されます。TACはWebサイトから無料体験版を申し込むことで、実際の講義動画を視聴できます。LECは試しWeb受講制度として、購入前に一部の講義を無料で体験することができます。アイテックについては公式サイトで教材のサンプルや講義の一部を確認できます。通信講座は長期間にわたって利用するものであるため、費用を支払う前に必ず無料体験を利用し、講師の話し方・テキストのわかりやすさ・学習システムの使い勝手を実際に確認してから申し込むことをおすすめします。
Q資格手当や取得支援制度を設けている企業はありますか?
AITストラテジスト試験は国家資格であるため、資格取得を奨励する企業の中には資格手当や合格一時金を支給する制度を設けているところがあります。IT系企業や大手製造業・金融機関などでは、高度情報処理技術者資格の取得者に対して月額5,000円〜30,000円程度の資格手当を支給するケースがあります。また、一部の企業では受験費用(試験手数料7,500円)や通信講座の受講費用を会社が負担してくれる自己啓発支援制度を設けているところもあります。受験を検討している方は、まず自社の人事制度や就業規則を確認し、資格取得支援制度が利用できるかどうかを調べておくとよいでしょう。制度が利用できれば、通信講座の費用の一部または全額が会社負担となるケースもあり、自己負担を大幅に軽減できます。
QITストラテジスト合格後に関連して取得すべき資格はありますか?
AITストラテジスト取得後のステップアップとして、いくつかの資格が有効と考えられます。まず中小企業診断士は、経営戦略・財務・マーケティングなど経営全般を体系的に学べる資格で、ITストラテジストが担うIT戦略策定と親和性が高く、ビジネスコンサルタントとしての幅を広げるのに役立ちます。次に、PMP(Project Management Professional)はプロジェクトマネジメントの国際資格で、IT戦略の実行段階での推進力を強化するのに有効です。情報処理技術者試験の枠内ではシステム監査技術者やプロジェクトマネージャなど他の高度試験区分も、ITストラテジストで培った知識と重なる部分が多く取り組みやすいでしょう。LEC講師の林雄次氏も、ITストラテジストと中小企業診断士の組み合わせを推奨しており、両資格を取得することで経営コンサルティング領域での希少価値がさらに高まるといえます。
Q通信講座の費用は会社の経費や教育訓練給付制度で補助できますか?
A通信講座の費用補助については、いくつかの方法が考えられます。まず勤務先の自己啓発支援制度・資格取得奨励制度を活用できる場合は、受講費用の全額または一部を会社に負担してもらえる可能性があります。次に、国の雇用保険制度のひとつである教育訓練給付制度については、ITストラテジスト通信講座が対象講座として指定されているかどうかを事前に確認する必要があります。教育訓練給付制度には一般教育訓練給付と専門実践教育訓練給付の2種類があり、指定講座であれば受講費用の20〜70%が給付されます。該当する講座かどうかは厚生労働省の教育訓練給付制度指定講座検索サービスで調べることができます。また、退職者・離職者の方向けには、LECが受講料20%割引を提供しているケースもあります。費用補助の活用可能性を事前に調べてから申し込むことで、実質的な負担を大きく下げられる可能性があるでしょう。