看護師の国家試験通信講座のおすすめランキング!費用・サポート・学習スタイルを比較

看護師国家試験の合格を目指すにあたり、独学だけでは不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

通信講座を活用すれば、自分のペースで効率よく学習を進めることができます。費用の相場は講座によって異なりますが、おおむね3万円〜15万円程度が一般的です。

テキストや映像授業、模擬試験がセットになったコースも多く、コストパフォーマンスを重視して選ぶことが大切でしょう。

合格率や受講者サポートの充実度なども比較ポイントになります。この記事では、おすすめの看護師国家試験通信講座をランキング形式でご紹介しますので、ぜひ講座選びの参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること
  • 看護師国家試験通信講座おすすめ5社(スタディング・四谷学院・吉田ゼミナール・テコム看護・さわ研究所)の費用・サポート体制・学習スタイルの違いと、自分に合った講座の選び方がわかります
  • 看護師国家試験の試験概要(出題科目・問題数・合格基準・ボーダーライン)から最新の試験スケジュール・過去10年の合格率推移まで、国試に関する基礎知識が体系的にわかります
  • 受講経験者67名へのアンケート調査結果をもとに、通信講座の学習内容・費用対効果・サポート体制・合格への自信向上の実態がリアルな数値でわかります
  • 合格に必要な勉強時間の目安(300〜500時間)や、春の基礎固めから試験直前までの5段階の学習ステップ・おすすめの勉強法がわかります
  • 通信講座の申し込みから教材受け取り・模試活用・出願手続き・試験本番・合格発表・免許申請まで、合格に至る一連の流れとそれぞれのポイントがわかります

看護師国家試験通信講座 おすすめ5社 徹底比較表

主要サービス比較表
比較項目スタディング看護師国家試験講座四谷学院看護国試対策通信講座吉田ゼミナールテコム看護(TECOM)さわ研究所
費用(税込)49,500円(キャンペーン時39,600円)49,800円Sコース217,800円/Pコース429,000円全科目Web講座16,000円・2講座セット19,800円解剖特訓講座30,000円・黒本7,800円など単体販売
受講形式オンライン完結(スマホ・PC)テキスト郵送+Web動画ライブネット授業+録画配信Web動画配信動画配信(SAWA OD)・Zoom配信・対面
教材WEBテキスト・動画・問題集(紙なし)紙テキスト郵送・アニメ動画オリジナルテキスト・オーディオブックオリジナルテキスト(郵送)・動画黒本・赤本・青本・解剖ノートなど紙教材充実
質問・サポートQ&Aチケット3枚(追加購入可)メール質問・個人指導付きLINE質問・生成AI質問Bot(Sコース)なし(個人向け講座)学習相談会あり(Zoom)
添削指導なしありあり(Pコース)なしなし
模試必修対策模試・直前対策模試付属模試受験可(受講期間内)Webテスト(毎週末)プレテスト・必修スピードテスト(別途購入)模試全種類受験可(ナースのたまごクラス)
合格保証・返金制度なしなしPコースのみ返金保証(条件付き)なしなし
AI機能AI問題復習機能ありなし生成AI搭載チューター(Sコース以上)なしなし
学割あり(20%オフ)なしなしなしなし
無料体験ありあり(8日間返品可)なしなしあり(無料体験講座)
受講期限2027年3月31日まで添削期間あり・要問合せ2027年2月国試当日まで2027年3月31日まで国試当日の朝まで
特徴・強み最安水準・スキマ学習・AI機能55段階プログラム・紙テキスト充実個別指導・ライブ授業・AI医師国試対策50年超の実績・低価格専門予備校20年・解剖→看護の体系的指導
向いている人費用を抑えたい・スキマ学習派紙で書き込みながら学びたい既卒・再受験・個別管理を求める低コストで質の高い動画インプットをしたいわかりやすい授業重視・専門校ならではの指導を求める
運営会社KIYOラーニング株式会社四谷学院通信講座有限会社ライセンスパートナーエムスリーエデュケーション株式会社さわ研究所
公式サイトstudying.jp/kangoshiyotsuyagakuin-tsushin.com/kangoegoukaku.jpkango.m3e.jp/p/topsawa-kenkyujo.com

今回紹介した5社の通信講座は、費用・サポート体制・学習スタイルに大きな差があります。

費用を抑えてスキマ時間に学びたい方はスタディングや四谷学院、紙テキストで丁寧に学習したい方は四谷学院、手厚い個別サポートや返金保証を求める方は吉田ゼミナール、低価格で質の高い動画インプットを求める方はテコム看護、専門校ならではの体系的な指導を求める方はさわ研究所が向いています。

自分の学習スタイルと予算を軸に、無料体験を活用しながら最適な1社を選びましょう。

スタディング看護師国家試験講座

受講料(第116回対策)
49,500円(税込)※キャンペーン時39,600円
質問対応
Q&Aチケット制(3枚付属・追加購入可)
運営会社
KIYOラーニング株式会社

スタディング看護師国家試験講座は、KIYOラーニング株式会社が運営するオンライン完結型の国試対策講座です。

スマートフォン1台で講義動画の視聴から問題演習・模試・復習まで完結できる設計が最大の特長であり、実習や学業・アルバイトと並行して学習を進めたい現役学生や、仕事をしながら受験を目指す既卒者に特に向いています。

受講料は業界最安水準の49,500円(税込)で、2025年4月30日時点では春の国試対策応援キャンペーンにより39,600円(税込)での提供が行われています。

分割払いにも対応しており、月々3,624円×12回からの支払いも可能です。

また、大学・専門学校・高等学校の在籍学生は20%オフの学割が適用されます。

スタディングは2008年に「通勤講座」という名称でスタートし、2017年に現名称へ変更された歴史あるオンライン学習プラットフォームです。

中小企業診断士・宅建士・FPなど多数の資格講座を手掛けており、看護師国家試験講座もその豊富なノウハウを活かして設計されています。

第116回(2027年2月合格目標)の合格コースには、以下のコンテンツが含まれています。

基本講座(動画・音声)では、担当講師の山路未来先生(北里大学看護学部卒・東京大学大学院修士・看護師・保健師・助産師資格保有)が、国試頻出テーマをわかりやすく解説します。

動画は倍速再生にも対応しており、スキマ時間に効率よく視聴できます。

WEBテキストは動画と連動した内容で、スマートフォンやパソコンからいつでも確認できます。

問題集は必修対策・一般対策・状況設定の3種類が用意されており、国試の出題形式に合わせた演習ができます。

国試対策特別講座(応用力養成・状況設定問題の解き方・テーマ別特集)では、単純な知識問題だけでなく、アセスメント力を問う応用問題への対応力を高められます。

アウトプット練習講座と解きまくり道場では、繰り返しの問題演習を通じて知識の定着を促します。

国試対策模試は必修対策模試と直前対策模試の2種類が含まれており、本番に近い形式で実力を測ることができます。

Q&Aチケットが3枚付属しており、学習内容について質問できます(追加購入も可能)。

受講期限は2027年3月31日までです。

スタディングの最大の強みは、受講料の安さとスマホ完結の利便性です。

5万円以下で国試対策の全コンテンツを揃えられるのは、他の通信講座と比較しても際立ったコストパフォーマンスといえます。

無料の試し受講も用意されており、申し込み前に講座の質や使い勝手を実際に体験して確認できる点も安心です。

注意点と向いている人・向かない人

その反面、Q&Aチケットが3枚と質問回数に制限があること、紙テキストが郵送されないオンライン完結型であるため書き込みながら学習したい人には向かない面があることは理解しておくとよいでしょう。

合格保証制度は設けられていないため、万が一不合格だった場合の再受験サポートを重視する人は他の講座との比較も検討してみてください。

企業情報
項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
所在地〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
設立2010年1月
代表者代表取締役社長 綾部貴淑
上場区分東京証券取引所(グロース市場)
公式サイトhttps://studying.jp/kangoshi/
受講料(第116回対策)49,500円(税込)※キャンペーン時39,600円
受講期限2027年3月31日まで
質問対応Q&Aチケット制(3枚付属・追加購入可)
対応デバイススマートフォン・PC・タブレット
無料体験あり

スタディング看護師国家試験講座は、費用を抑えながら質の高い国試対策を実現したい方に特におすすめできる講座です。

5万円を切る価格帯で動画講座・問題演習・模試がすべてセットになっており、スマートフォン1台で完結する手軽さは、実習中や通学中など時間が不規則な看護学生のライフスタイルにマッチしています。

担当講師が現役の看護・助産・保健師資格保有者であり、大学院修士の学術的バックグラウンドも持つ点は、講義内容の信頼性を裏付けています。

一方で、個別サポートや手厚いフォローを求める方には、他の講座との組み合わせも視野に入れるとよいでしょう。

まずは無料体験で実際の講義の雰囲気を確かめてから申し込みを検討することをおすすめします。

四谷学院看護国試対策通信講座

受講料(第116回対策)
54,800円(税込・送料無料)
質問対応
電話・メール
運営会社
株式会社四谷学院

四谷学院看護国試対策通信講座は、1974年創立の教育企業・株式会社四谷学院が運営する、紙テキストと動画・オンライン演習を組み合わせた通信講座です。

大学受験予備校として長年にわたって培った教育ノウハウを看護師国家試験対策に応用しており、独自の55段階学習システムが最大の特長です。

受講料は54,800円(税込・送料無料)で、消費税・教材費・添削料がすべて含まれています。

第116回(2027年2月合格目標)対応コースの受講サポート期間は2027年4月末日までです。

55段階学習システムとは、合格に必要な知識とテクニックを55のステップに細分化し、1つずつクリアしながら確実に実力をつけていく四谷学院オリジナルの学習プログラムです。

アニメ動画でまず理解し、テキストで知識を整理し、演習トレーニングでアウトプットするという3段階のサイクルを繰り返すことで、自然に理解・記憶・定着のプロセスが進む設計になっています。

独学では何から始めればよいかわからないという人にとって、学習の順序と方向性が明確になる点は大きな安心感につながるでしょう。

教材として、でるとこマスターテキスト4冊と修了試験(問題・解説)1冊が郵送されます。

テキストは国試の出題傾向を分析してよく出る箇所を厳選した構成で、図やイラストを多用したわかりやすいデザインが特長です。

受講生専用ページでは、講義動画・演習トレーニング(スマホ・パソコン対応)・WEB版添削課題(全4回)が提供されます。

スケジュール管理ツールである合格ナビにより、いつからスタートしても自分のペースで学習計画を立てて進められます。

Web申し込み特典として、国試頻出の重要ポイントをB6サイズにまとめた暗記冊子の必修問題100も無料でプレゼントされます。

添削課題はWEB形式で全4回実施され、専任スタッフによる個別指導が受けられます。

学習に行き詰まったときや疑問が生じたときは電話・メールで質問できるサポート体制が整っており、合格まで二人三脚でフォローしてもらえる環境です。

注意点と向いている人・向かない人

四谷学院の強みは、郵送テキストと動画・オンライン演習を組み合わせたハイブリッドな学習スタイルにあります。

紙テキストへの書き込みや蛍光ペンでのマーキングを好む人や、教材を手元に置いて学習したい人に特に向いています。

また、8日間の返品保証制度が設けられており、教材到着から8日以内であれば返品・返金対応が可能です。

申し込み後に内容を実際に確かめた上で継続するかどうかを判断できる点は、安心して申し込める材料になるでしょう。

注意点としては、完全スマホ完結型と比べると、テキストの郵送が前提となるため学習開始まで少し時間がかかる場合があることです。

また、質問対応は電話・メールが中心となっており、リアルタイムのチャットサポートを求める方には別の講座との比較も検討する余地があります。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社四谷学院
所在地東京都新宿区四谷(本部)
創立1974年
公式サイトhttps://yotsuyagakuin-tsushin.com/kango/
受講料(第116回対策)54,800円(税込・送料無料)
受講サポート期間2027年4月末日まで
添削課題WEB形式・全4回
質問対応電話・メール
返品保証教材到着から8日以内
対応デバイススマートフォン・パソコン
無料資料請求あり

四谷学院看護国試対策通信講座は、紙テキストと動画・演習を組み合わせて体系的に学びたい人に特におすすめできる講座です。

55段階学習システムによって学習の道筋が明確に設計されているため、どこから手をつければよいかわからない人や、自己管理が苦手な人でもスムーズに学習を進められるでしょう。

創立50年を超える四谷学院の教育ノウハウが通信講座にも凝縮されており、添削指導や電話・メールサポートによる手厚いフォロー体制も評価できます。

受講料はスタディングより5,000円ほど高めですが、紙教材の充実度とサポートの厚さを考えると十分な価値があるといえます。
無料資料請求でテキストのサンプルや詳細情報を事前に確認してから申し込むことをおすすめします。

吉田ゼミナール

対応コース(116回)
Pコース429,000円・Sコース217,800円ほか
受講形式
オンライン完結(ライブ授業・録画配信)
運営会社
有限会社ライセンスパートナー

吉田ゼミナールは、有限会社ライセンスパートナーが2001年から運営する、看護師国家試験対策に完全特化したオンライン予備校です。

当初は学内出張講習からスタートし、現在はライブネット授業を軸としたオンライン完結型の指導体制へと進化しています。

最大の特長は、丸暗記に頼らない「理解重視」の指導方針と、生成AI搭載の学習システムを活用した個別サポートの手厚さにあります。

全国どこからでも自宅のパソコン・タブレット・スマートフォンから受講でき、通学不要でありながら予備校水準の授業環境を提供しています。

第116回(2027年2月)看護師国家試験対策として、現在以下の2つの通年講座が提供されています。

Pコース(個別指導強化型・返金保証あり)は税込429,000円で、最も手厚いサポートが受けられるプレミアムコースです。

AIチューター(フル機能・高度回答つき)・ライブ授業への全回参加(録画視聴可)・講師による個別指導(定期面談・学習管理)・学習計画の作成および修正・提出課題の添削指導・実習やメンタル面のフォロー・優先質問サポート(LINE・AI質問)が含まれます。

一人での学習管理に不安がある方や、合格まで学習を任せたい方に向いています。

返金保証制度が設けられており、所定の条件(ライブ授業出席率90%以上・毎週のWebテスト受験など)を満たして不合格だった場合、受講料から消費税・入学金・教材費を差し引いた残額が返金されます。

Sコース(基礎力強化型・返金保証なし)は税込217,800円で、AIチューターを中心に学習量の確保と弱点補強を行うスタンダードプランです。

ライブ授業・授業録画配信・AI先生のオーディオブック・オリジナルテキスト・Webテスト・生成AI搭載学習サイト・LINE質問・生成AI質問Botが含まれます。

自分のペースで学習を進めたい方や、個別管理までは必要ない方に適しています。

このほか、AIチューター単体のアドバンスプラン(税込30,000円)や、個別指導チケット(1回税込5,500円)も単体で購入可能です。

コース名税込価格返金保証主な内容
116Pコース(個別指導強化型)429,000円あり(条件付き)AI+個別指導+ライブ授業+添削
116Sコース(基礎力強化型)217,800円なしAI+ライブ授業+オーディオブック
AIチューター アドバンス30,000円なしAI機能のみ
個別指導(1回)5,500円なし講師による個別サポート

ライブ授業は週2〜3回(夜間20時〜)の定期開講で、基礎強化講座・思考力養成講座・実践力養成講座・60日総まとめ講座・夏期・冬期・直前・一夜漬け講習が年間を通じて展開されます。

すべての授業は録画配信されるため、実習や仕事で参加できなかった回も後から視聴可能です。

指導の根幹にあるのは根拠から理解するという方針です。

たとえば血液ガスの問題であれば、単に覚えさせるのではなく、中学レベルの酸性・アルカリ性の理解から積み上げて原理から説明できる力を養います。

アクティブ・ラーニングを取り入れた授業形式により、実習で身につけた臨床的視点を国試の状況設定問題へとつなげる応用力の育成にも力を入れています。

オリジナルテキスト・分野別過去問(過去10年分)・実力テスト・ライブネット授業用テキスト・最新国試解答解説・出題基準・ラストチェックが教材として提供されます。

注意点と向いている人・向かない人

既卒の再受験生や、複数回不合格経験のある受験生を合格へと導いてきた実績が同校の最大の強みです。

全国模試ワースト2位・学年最下位といった受講生が合格を果たした事例が紹介されており、成績に関わらず基礎から立て直せる指導体制が整っています。

生成AI搭載の学習サポートの導入により、AIチューターによる学習支援も充実しています。

その反面、Pコースは税込429,000円と費用が高く、Sコースでも約21万円と他の通信講座と比べると受講料の負担は大きいといえます。

返金保証はPコースのみで、出席率90%以上という条件付きのため、ライブ授業への継続参加が前提となります。

受講を検討する際は、返金保証の適用条件を事前に十分確認しておくことをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社有限会社ライセンスパートナー
所在地〒799-1333 愛媛県西条市安用甲669-1
設立平成13年7月10日(2001年)
代表者小山 忠司
電話番号0898-35-1234(平日10:00〜20:00)
公式サイトhttps://www.egoukaku.jp/
対応コース(116回)Pコース429,000円・Sコース217,800円ほか
受講形式オンライン完結(ライブ授業・録画配信)
対応デバイスPC・タブレット・スマートフォン

吉田ゼミナールは、独学や他の通信講座では合格できなかった既卒者・再受験生にとって特に心強い選択肢です。

根拠からの理解を徹底する指導方針と、AIと人間の講師が組み合わさったサポート体制は、短期的な丸暗記対策では通用しなくなりつつある近年の国試傾向への対応力という点で優れています。

Pコースは費用が高い分、返金保証・個別指導・定期面談という手厚い内容が揃っており、合格への本気度が高い方には投資に値する講座といえるでしょう。

費用面でPコースに踏み切れない場合は、まずSコースやAIチューター単体から始めてみるのも一つの選択肢です。

テコム看護(TECOM)

受講料
全科目攻略Web講座16,000円・必修Web講座9,800円・2講座セット19,800円(各税込)
質問対応
なし(個人向け講座)
運営会社
エムスリーエデュケーション株式会社(旧・株式会社テコム)

テコム看護(TECOM)は、エムスリーエデュケーション株式会社(旧・株式会社テコム)が運営する医療系国試対策の老舗ブランドです。

1974年の設立以来、医師・看護師・歯科医師など医療系国家試験対策の分野で50年超の実績を持ち、そのノウハウを看護師国家試験向けにも展開しています。

テコム看護の最大の強みは、医師国家試験対策で磨かれた問題分析力と、臨床医・看護師・保健師資格保有者による専門性の高い講師陣です。

国試によく出る問題を精緻に分析した上で講座・模試が設計されており、コストパフォーマンスの高さから多くの看護学生に支持されています。

テコム看護が個人向けに提供する主な講座は「全科目攻略ラスパWeb講座」と「必修ラスパWeb講座」の2種類です。

全科目攻略ラスパWeb講座(第116回・2027年2月合格目標)は16,000円(税込)で、国試によく出る全263項目を約30時間の動画講義でカバーします。

各講義は1本5〜10分程度のコンパクトな構成で、スマートフォン・タブレット・PCから視聴可能です。

オリジナルテキスト・項目別理解度チェックテスト(Web小テスト)が付属し、視聴期限は2027年3月31日までです。

必修ラスパWeb講座は9,800円(税込)で、参考書「必修ラスパ」をベースに必修問題500問(25問×20セット)の演習とオリジナルテキストがセットになっています。

2講座をセットで申し込むと19,800円(税込)となり、単体購入よりお得です。

講座名税込価格内容
全科目攻略ラスパWeb講座16,000円動画約30時間・全263項目・テキスト・Web小テスト
必修ラスパWeb講座9,800円動画約10時間・必修500問・テキスト
2講座セット19,800円上記2講座のセット購入
個人向け模試(プレテスト各回)2,300円/回重要問題50問解説講座つき
必修問題スピードテスト1,900円解説動画・成績分析つき

全科目攻略ラスパWeb講座では、医師・看護師・保健師の資格を持つ専門講師が担当します。

担当講師は循環器専門医として臨床の最前線で活動しながら医学教育に携わる前山博輝医師や、金沢大学医薬保健研究域所属で看護師・保健師両方の経験を持つ講師などが名を連ねており、臨床と教育の双方に精通した陣容です。

1講義あたり5〜10分というコンパクトな設計により、実習の合間や通学中などのスキマ時間に効率よく学べます。

各項目には過去問題も盛り込まれており、インプットとアウトプットを繰り返しながら知識を定着させる構造になっています。

模擬試験はプレテスト(全3回)・必修問題スピードテスト・基礎力チェックテストが個人向けに提供されています。

各模試には重要問題解説動画と振り返り小テストが付属しており、受験後の復習まで一貫してサポートされています。

テコム看護最大の強みは、医師国家試験対策で50年超の歴史を持つ老舗ならではの問題分析力と、低価格で質の高い講座を提供できるコストパフォーマンスです。

2講座セット19,800円という価格は、他の通信講座と比べて圧倒的に安く、費用を最小限に抑えたい受験生に向いています。

その反面、テコム看護の講座は質問サービスや添削指導・個別サポートなどが含まれていないため、学習の進捗管理や疑問の解消は自己責任となります。

また、講座はインプット中心の構成であるため、過去問演習・模試との組み合わせによるアウトプット強化が合格には不可欠です。

学習管理が得意な方や、費用を抑えつつ質の高い動画講義でインプットを補強したい方に特に適しています。

企業情報
項目内容
運営会社エムスリーエデュケーション株式会社(旧・株式会社テコム)
所在地東京都中央区日本橋箱崎町24-1 日本橋箱崎ビル6階
設立1974年4月
グループエムスリー株式会社グループ
公式サイト(個人向け)https://kango.m3e.jp/p/top
主な講座料金全科目攻略Web講座16,000円・必修Web講座9,800円・2講座セット19,800円(各税込)
視聴期限(116回対策)2027年3月31日
対応デバイススマートフォン・タブレット・PC
質問対応なし(個人向け講座)

テコム看護は、医師国家試験対策で半世紀以上にわたって培った問題分析のノウハウを看護師国試対策に活かした、信頼性の高いWeb講座です。

2講座セット19,800円という価格は、他の通信講座と比べて際立ってリーズナブルであり、費用を抑えながら質の高い動画インプットを求める方にとって非常に魅力的な選択肢といえます。

担当講師が現役の臨床医・看護師資格保有者であることも、講義内容の実践的な質を裏付けています。

個別サポートや添削がない点は割り切りが必要ですが、模試との組み合わせで弱点分析も行えるため、自己管理できる方であれば高いコストパフォーマンスを実感できるでしょう。

さわ研究所

指導実績
20年以上・累計6,000人以上
講座形式
SAWA OD(動画配信)・Zoom配信・対面
運営会社
株式会社さわ研究所

さわ研究所は、看護師国家試験対策に完全特化した専門予備校です。

代表のさわ和代氏が創設し、20年以上にわたって累計6,000人以上の受験生に講座・教材を提供してきた実績を持ちます。

東京本社を拠点に仙台・名古屋・大阪に支社を構え、動画配信(SAWA OD)・Zoom配信・対面講座の3形式でサービスを展開しています。

さわ研究所最大の強みは、笑いや体験を交えた親しみやすい授業スタイルと、知識の点と点をつなぐ「解剖→病態→看護」の体系的な指導です。

「わからない」を「わかった」に変える授業として受講者から高い評価を得ており、動画の繰り返し視聴による知識の定着を重視した設計になっています。

さわ研究所では、個人が申し込める講座・教材を豊富に用意しています。

以下は主な個人向け講座の価格です。

講座・教材名価格(税込)内容
解剖特訓講座(SAWA OD)30,000円全33コマ・解剖生理を一から学習
黒本(第116回対策・紙)7,800円過去問15年分・全問解説・分野別分冊
赤本(必修完全攻略集・紙)公式サイトで確認必修問題専門の対策書
青本(必修過去問解説集・紙)公式サイトで確認必修問題の過去問全問解説
解剖ノート(紙)1,500円解剖生理の基礎テキスト
解剖ノート(電子書籍)1,000円電子版

通年を通じた総合受講プランとして「ナースのたまごクラス」があります(2025年度は受付終了)。

このクラスでは、2025年4月〜2026年2月にかけて開講するSAWA OD(動画配信)全講座・Zoom配信全講座をすべて受講でき、黒本・赤本・青本・解剖ノート・白本(紙と電子書籍)がプレゼントとして付属します。

さらに模試全種類の無料受験(各回に解説講義動画45分付き)・Zoom学習相談・学習管理・メンタルセミナーなどの特典も含まれる充実した内容です。

2026年度版(第116回対策)については公式サイトで最新情報を確認してください。

さわ研究所の講座は「解剖→病態→看護がつながる」という流れを一貫して重視しています。

解剖特訓講座(全33コマ・1コマ45分)では、細胞・遺伝子から始まり循環器・呼吸器・消化器・神経・内分泌など人体の全システムを丁寧に学べます。

単なる暗記ではなく、なぜその症状が起きるかという根拠から理解することで、状況設定問題への対応力が養われます。

年間を通じた講座ラインナップは春〜夏・秋・冬と段階的に設計されており、必修マスター講座・一般状況設定過去問講座(夏の基礎編・冬の実践編)・国試予想問題的中講座・国試対策総まとめ講座など多様なコースが用意されています。

各講座はSAWA OD(動画配信)・Zoom配信から選べるため、自宅での学習に完結します。

動画は受講開始日から国試当日の朝まで繰り返し視聴可能で、視聴できなかった回は後から確認できます。

オリジナル教材として、黒本(過去問15年分・全問解説)・赤本(必修完全攻略集)・青本(必修過去問解説)・解剖ノートが用意されており、これらを軸に問題演習と知識整理を並行して進められます。

注意点と向いている人・向かない人

さわ研究所最大の強みは、講師の説明のわかりやすさと、実習と国試対策を有機的につなぐ指導スタイルです。

受講者の口コミには「笑いを交えながら楽しく学べた」「分野間のつながりがつかめた」という声が多く、学習への意欲を持続させる工夫が随所に施されています。

また模試も充実しており、学習の定着確認とペースメーカーとして活用できます。

その反面、ナースのたまごクラスのような年間一括受講プランの料金が公式サイトのページ上に明示されていないため、事前に個別に確認が必要な点は注意が必要です。

個別講座を単体で申し込む場合は、解剖特訓講座30,000円・黒本7,800円など講座・教材ごとに費用が発生するため、受講の合計金額を自分で積算して予算を把握しておくとよいでしょう。

企業情報
項目内容
名称看護国試専門予備校 さわ研究所
所在地(東京本社)東京都(詳細は公式サイトにて確認)
支社仙台・名古屋・大阪
代表さわ 和代
電話番号03-6810-0538(平日)
公式サイトhttps://www.sawa-kenkyujo.com/
指導実績20年以上・累計6,000人以上
講座形式SAWA OD(動画配信)・Zoom配信・対面
対応デバイススマートフォン・タブレット・PC

さわ研究所は、看護師国家試験専門予備校として20年以上の歴史と実績を誇り、特に「なぜ?」を追求する体系的な学習スタイルに定評があります。

解剖→病態→看護へと知識をつなげていく指導は、丸暗記では解けない近年の応用問題傾向にもしっかり対応できる実力を育てます。

講師の語り口が親しみやすく、学習のモチベーションを維持しながら続けられる点も大きな魅力です。

単体講座から年間受講プランまで幅広い選択肢があるため、自分の学習進度や予算に合わせて組み合わせやすい点もポイントです。

まずは無料体験講座を活用して、授業の雰囲気を確かめてから申し込みを検討することをおすすめします。

看護師国家試験通信講座に関するアンケート調査結果

当サイトでは、看護師国家試験の通信講座を受講した経験のある方を対象にアンケートを実施しました。有効回答数は67名です。通信講座選びに役立てていただけるよう、実際の受講者の声をまとめています。

通信講座を受講して、学習内容に満足できましたか?
回答人数割合
非常に満足31名46.3%
やや満足26名38.8%
どちらともいえない6名9.0%
やや不満3名4.5%
非常に不満1名1.4%

調査では、学習内容への満足度は85.1%(非常に満足+やや満足の合計)という結果になりました。

テキストの質や映像授業のわかりやすさを高く評価する声が多く寄せられています。

講座を選ぶ際は、無料サンプルや体験動画で内容を事前に確認しておくと、自分の学習スタイルに合うかどうかを見極めやすいでしょう。

受講費用は納得できる金額でしたか?
回答人数割合
非常に納得できた22名32.8%
やや納得できた35名52.2%
どちらともいえない7名10.5%
やや納得できなかった2名3.0%
納得できなかった1名1.5%

受講費用への納得度は85.0%(非常に納得できた+やや納得できたの合計)という結果でした。

多くの受講者が費用対効果に満足しているといえます。

講座によっては早期申込割引や分割払いを用意しているところもあるため、申し込み前に各社の料金プランと支払い方法を比較検討しておくとよいでしょう。

受講中のサポート体制(質問対応・添削など)は充実していましたか?
回答人数割合
非常に充実していた19名28.4%
やや充実していた37名55.2%
どちらともいえない8名11.9%
あまり充実していなかった2名3.0%
充実していなかった1名1.5%

サポート体制の充実度については83.6%の受講者が満足しているという結果となりました。

質問への回答スピードや添削の丁寧さを評価する声が多く見られます。

学習中に疑問が生じた際にすぐ解決できる環境は、モチベーション維持にも直結するため、サポート内容の充実度は講座選びの重要な判断基準になるでしょう。

通信講座を受講して、国家試験への自信がつきましたか?
回答人数割合
非常に自信がついた24名35.8%
やや自信がついた33名49.3%
どちらともいえない7名10.4%
あまり自信がつかなかった2名3.0%
自信がつかなかった1名1.5%

通信講座を通じて国家試験への自信がついたと回答した割合は85.1%(非常に自信がついた+やや自信がついたの合計)に達しました。

模擬試験や過去問演習を重ねることで実力を実感できたという声が目立ちます。

自信を深めるためにも、演習問題や模擬試験が充実した講座を選ぶことが合格への近道になるでしょう。

アンケートまとめ

今回の調査では、看護師国家試験通信講座の総合的な満足度は83%〜85%台という高い水準を示しました。

学習内容の質、費用対効果、サポート体制、自信の向上のいずれの面においても、受講者の8割以上が肯定的な評価を寄せています。

特にサポート体制と学習コンテンツの充実度が満足度に大きく影響しており、講座選びではこの2点を軸に比較することをおすすめします。

看護師国家試験通信講座の選び方|失敗しないための5つのポイント

看護師国家試験の通信講座は、費用・教材の質・サポート体制・学習スタイルの対応度など、比較すべき項目が多岐にわたります。

どれを選んでも同じだろうと感じている人もいるのではないでしょうか。その反面、講座によって特徴は大きく異なるため、自分に合ったものを選べるかどうかが合否を左右することもあります。

ここでは、後悔しない講座選びのために押さえておきたい5つのポイントを解説します。

受講料と費用対効果を確認する

通信講座を選ぶ際、最初に気になるのが受講料でしょう。安さだけを重視すると教材の薄さやサポート不足に後悔するケースがあり、高ければよいとも限りません。

受講料の内訳(テキスト代・添削料・質問サービス費用など)が明記されているかを確認し、同じ価格帯でどれだけのサービスが受けられるかを比較することが重要です。

看護師国家試験通信講座の主な受講料相場は以下のとおりです。

講座名受講料(税込)特徴
スタディング看護師国家試験講座49,500円オンライン完結・スキマ学習に特化
四谷学院看護国試対策通信講座49,800円テキスト郵送・アニメ動画付き
吉田ゼミナール(Sコース)217,800円合格保証なし・基礎強化型
吉田ゼミナール(Pコース)429,000円合格保証あり・個別指導強化型
テコム看護 全科目攻略ラスパWeb講座公式サイトで確認Web動画・全263項目対応
東京アカデミー通信講座要問合せ老舗・実績重視・模試も充実

費用が高い講座には、合格保証制度や個別指導がセットになっているケースが多く、費用対効果の観点からは自分の学習目的・残り期間・サポートの必要度に合わせて判断するとよいでしょう。

5万円以内で完結させたい人にはスタディングや四谷学院が向いており、手厚い個別サポートを求めるなら吉田ゼミナールも選択肢に入ります。

学習スタイルに合った教材・受講形式かどうか確認する

通信講座といっても、学習スタイルは講座によって大きく異なります。テキスト中心の紙媒体型、動画配信型(スマートフォン対応)、ZoomライブやLIVE配信型など、形式は多様です。

自分のライフスタイルや通学・実習との両立を考慮した上で、どの形式が最もストレスなく継続できるかを確認することが大切です。

受講形式向いている人主な講座例
スマホ動画型(オンデマンド)スキマ時間を活用したい人・通学中に学びたい人スタディング・テコム看護
テキスト郵送型紙のテキストで書き込みながら学習したい人四谷学院・東京アカデミー
Zoomライブ配信型リアルタイムで講師に質問しながら学びたい人さわ研究所・東京アカデミー
個別指導型苦手分野を直接指導してもらいたい人吉田ゼミナール

実習が多い3・4年生や、働きながら受験を目指す既卒者には、スキマ時間で完結できるスマホ動画型が向いています。

動画の再生速度変更機能や視聴期限の長さも、選ぶ際に確認しておくとよいでしょう。

質問・サポート体制の充実度を確認する

通信講座の最大の弱点は、わからない箇所が生じたときにすぐ解決できないことです。

質問制度の有無・回答スピード・回数制限・方法(メール・チャット・電話など)を事前に確認しておくと安心です。

特に国家試験直前期には疑問がたまりやすくなるため、サポートの手厚さが学習の継続力を左右します。

各講座のサポート体制の比較は以下のとおりです。

講座名質問対応添削その他サポート
スタディングQ&Aチケット制(別途購入)なしAI問題復習機能・スマート問題集
四谷学院メール質問(回数制限あり)あり個人指導・合格ナビ(スケジュール管理)
吉田ゼミナール個別指導(コースによる)あり合格保証・AI搭載チューター
テコム看護公式サイトで確認なし(模試解説あり)模試成績分析・解説動画
東京アカデミーSOSカード・添削返却あり模試・短期講習との併用可
さわ研究所Zoom学習相談あり(コースによる)学習管理・メンタルセミナー

サポートが充実している講座ほど費用が高い傾向がありますが、過去に不合格経験がある既卒者や、苦手科目を抱えている人にとっては、サポートへの投資は合格への近道になるでしょう。

合格実績と講師の専門性を確認する

通信講座を選ぶ際には、その講座が実際にどれだけの合格者を輩出しているかを確認することも重要です。

公式サイトに合格者の声や合格率の記載があるかどうかをチェックしましょう。また、担当講師が現役看護師・元看護師・医療専門家かどうかも、授業の質に直結します。

確認するべき項目としては、以下のようなものが挙げられます。

合格実績・受講者数の明記があるか、講師の経歴や専門資格が公開されているか、過去問の出題傾向に基づいたカリキュラムが組まれているか、という3点を軸に確認するとよいでしょう。

東京アカデミーは創立以来の合格者数が100万人以上と公表されており、実績面では業界トップクラスです。スタディングは担当講師が看護師・保健師・助産師の資格を保有し、大学院修士を修了した専門家が担当しています。

学習開始のタイミングと受講期間の柔軟性を確認する

看護師国家試験は毎年2月中旬に実施されます。通信講座によっては、いつでも申し込んでスタートできるタイプと、特定の時期にしか受け付けないタイプがあります。

特に3年生の春から早期スタートしたい人や、試験直前の短期集中で受講したい人は、申し込み受付期間と受講終了期限を必ず確認しましょう。

受講開始のタイミングおすすめの講座タイプ
3年生の春〜夏(通年型)四谷学院・東京アカデミー・さわ研究所
3年生の秋以降(短期集中)スタディング・テコム看護
既卒・再受験(年間を通して随時)スタディング・吉田ゼミナール

受講期間の延長オプションがあるかどうかも確認ポイントです。東京アカデミーでは次回試験向けへの延長制度が設けられており、万が一不合格だった場合にも継続して学習できる体制が整っています。

試験まで余裕がある人ほど早期に申し込み、苦手分野の克服から始めることをおすすめします。

看護師国家試験通信講座を選ぶ前に知っておきたい基礎知識

通信講座を選ぶ際、まず看護師国家試験そのものの仕組みや難易度・合格率・学習方法を正しく理解しておくことが重要です。

試験の全体像を把握した上で講座を選べば、自分に必要な対策が明確になり、効果的に準備を進めることができます。ここでは、看護師国家試験に関する基礎知識をくわしく解説します。

看護師国家試験とはどのような試験か

看護師国家試験は、保健師助産師看護師法の規定に基づき、厚生労働省が毎年1回実施する国家試験です。

看護師として働くために必要な免許を取得するには、この試験に合格し、厚生労働省が管理する看護師名簿に登録される必要があります。試験は選抜試験ではなく、一定の基準点を満たした者全員が合格となる絶対評価方式を採用しています。

つまり、上位何名を選ぶという競争試験ではなく、必要な知識・能力の水準に達しているかどうかを判定する試験です。このことから、しっかりと計画的に学習すれば合格が十分に見込める試験といえるでしょう。

受験資格について

看護師国家試験を受験するには、所定の教育課程を修了していることが前提条件となります。

具体的には、文部科学大臣指定の大学・短期大学、または都道府県知事指定の養成所(看護専門学校)などで規定のカリキュラムを修了していることが必要です。修業年限は大学・短期大学(3年以上)・専修学校専門課程(3年以上)等が対象となります。

また、准看護師として一定期間の就業経験がある場合など、特定の条件下での受験資格もあります。受験資格の詳細は厚生労働省の公式サイトで確認することをおすすめします。

試験の形式と出題内容

試験は毎年2月中旬の日曜日に、全国12の指定都道府県(北海道・青森県・宮城県・東京都・新潟県・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県)で実施されます。

午前・午後の2部構成で、各2時間40分ずつ、合計5時間20分の試験時間となります。全問マークシート方式(4肢択一・5肢択一・5肢択二・直接数値入力)で、計240問が出題されます。

出題される問題は、次の3種類に分かれています。

必修問題は50問・50点満点で、看護師として最低限知っておくべき基本的な知識を問うものです。合格基準は原則として50問中40問以上(80%以上)の正答が必要とされており、この点数を下回ると他の問題でどれだけ高得点を取っても不合格となる、いわゆる必修落ちが発生するため、とりわけ丁寧な対策が求められます。

一般問題は130問・130点満点で、幅広い看護学・医療・福祉の知識が問われます。状況設定問題は60問・120点満点(1問2点)で、実際の患者の状況を踏まえたアセスメント能力や問題解決力が問われる応用問題です。

一般問題と状況設定問題の合計は250点満点で、合格基準点は毎年変動します。

出題科目は11科目で、人体の構造と機能・疾病の成り立ちと回復の促進・健康支援と社会保障制度・基礎看護学・地域・在宅看護論・成人看護学・老年看護学・小児看護学・母性看護学・精神看護学・看護の統合と実践から構成されています。出題基準は4年に1度改定され、第112回以降は令和5年版出題基準が適用されています。

問題種別問題数配点合格基準
必修問題50問50点(1問1点)40点以上(80%以上)
一般問題130問130点(1問1点)毎年変動
状況設定問題60問120点(1問2点)一般問題と合算
合計240問300点満点上記2条件の両方を満たすこと
最新の試験スケジュール・日程
第115回看護師国家試験(2026年実施・既終了)

2026年2月15日(日)に実施された第115回看護師国家試験の概要は以下のとおりです。

受験者数は約6万人を下回り、合格率は88.3%でした。合格発表は2026年3月24日(火)午後2時に厚生労働省のホームページで行われました。

第116回看護師国家試験(2027年実施・次回試験)

現時点での公式発表はありませんが、例年の傾向から第116回看護師国家試験は2027年2月14日(日)に実施される見込みです。

正式な日程は例年8月上旬に厚生労働省の官報で公示されるため、必ず公式情報を確認してください。例年のスケジュールに基づく目安は以下のとおりです。

スケジュール時期(目安)
試験日程の官報公示2026年8月上旬
受験願書の配布開始2026年10月中旬頃
出願期間2026年11月上旬〜11月下旬頃
受験票の交付2027年1月中旬頃
試験本番2027年2月14日(日)頃(予測)
合格発表2027年3月下旬(22〜26日頃)午後2時(予測)

※上記の日程は例年のスケジュールに基づく目安です。正式な情報は厚生労働省の公式サイトで確認してください。

過去の合格率の推移

看護師国家試験の合格率は、過去10年間(第106回〜第115回)を通じて概ね88%〜91%台で推移しており、平均合格率は89%前後となっています。

これは、一定の学習を積み重ねた受験生であれば、ほぼ10人に9人が合格できる水準であることを意味します。ただし、この数字には現役生(新卒者)と既卒者が含まれており、両者の合格率には大きな差があります。

第115回(2026年実施)の新卒者合格率は94.1%でしたが、既卒者の合格率は32.3%と大幅に低下しています。

既卒者の合格率が低い主な理由は、学校を卒業した後に知識が薄れていくこと、仕事をしながら学習時間を確保するのが難しいこと、学習環境や仲間のサポートが得にくいことなどが挙げられます。現役学生の段階で一発合格を目指すことが、合格への最もリスクの少ない選択肢です。

実施年受験者数合格者数合格率
第106回2017年62,534名55,367名88.5%
第107回2018年64,488名55,946名86.8%
第108回2019年63,603名56,767名89.3%
第109回2020年62,533名56,128名89.8%
第110回2021年66,124名59,769名90.4%
第111回2022年65,025名59,344名91.3%
第112回2023年63,805名57,360名89.9%
第113回2024年61,226名54,219名88.5%
第114回2025年63,131名56,906名90.1%
第115回2026年59,000名前後約52,000名88.3%

一般問題・状況設定問題のボーダーラインは毎年変動します。過去10年間の最低は142点(第106回)、最高は167点(第111回)と約25点の開きがあり、安定した合格を目指すためには得点率70%以上を目標とした学習が推奨されます。

看護師国家試験の効果的な勉強方法
基礎知識の定着を最優先にする

看護師国家試験は広範囲にわたる試験ですが、合格に必要なのは全科目の平均的な理解です。

まず土台となる解剖生理学・病態生理学の基礎を固めることが、すべての科目の理解を支える最重要ステップです。基礎が不十分なまま過去問演習を進めても、応用問題や状況設定問題には対応できません。

最初の学習では、テキストやアニメ動画などを活用して、人体のしくみや疾患の成り立ちを視覚的に理解することが効果的です。

過去問を繰り返し解く

看護師国家試験では、過去問と類似・同一の問題が毎年一定数出題されます。

過去問演習は合格への最短ルートであり、少なくとも直近5年分・理想は10年分の過去問に取り組むことが推奨されます。過去問を解く際には、単に正誤を確認するだけでなく、なぜその選択肢が正解なのか・なぜ他の選択肢が誤りなのかという根拠まで理解することが重要です。

丸暗記では状況設定問題には対応できないため、根拠を理解した上で知識を定着させる習慣をつけましょう。

必修問題対策を早期に固める

必修問題は80%以上という高い合格基準が設定されており、1問のミスが命取りになるケースもあります。

基本的な知識を確実に定着させることが求められる分野のため、学習の早い段階から必修問題専用の問題集やテキストを使って繰り返し演習しておくとよいでしょう。必修落ちは本当に悔しい結果につながるため、模試でも常に40点以上を維持できる状態を目指してください。

苦手科目を早めに把握・克服する

看護師国家試験には11科目が存在するため、全科目を均等に学習しようとすると時間が足りなくなることがあります。

早めに模擬試験や自己採点を通じて自分の苦手科目・苦手分野を把握し、重点的に時間を割くことが合格への鍵です。特に成人看護学・老年看護学・状況設定問題は出題数が多く、得点源にも失点源にもなりやすい科目です。

模擬試験を積極的に活用する

本番と同じ形式で解く模擬試験は、実力の把握と時間配分の練習に不可欠です。

試験本番は計240問・5時間20分という長丁場であるため、時間配分の感覚を養っておかないと、解ける問題を残して時間切れになるリスクがあります。模試を受験する際は、結果の点数だけでなく、解説を精読して間違えた問題の根拠まで理解することが重要です。

看護師国家試験合格に必要な勉強時間と学習の流れ
必要な勉強時間の目安

看護師国家試験の合格に必要な学習時間は、一般的に300〜500時間程度が目安とされています。

学校での授業・実習を通じて基礎的な知識がすでに身についている場合は、300時間程度でも対応可能な場合がありますが、苦手科目が多い場合や既卒者として受験する場合は500時間以上の学習時間が必要になることもあります。1日2〜3時間の学習を継続すれば、6〜12ヶ月程度で必要な学習量を確保できる計算になります。

学習の流れ(STEP)

以下に、看護師国家試験合格に向けた学習の流れを時系列でまとめます。

STEP1【3年生春〜夏:基礎固め期(4月〜8月)】

3年生の春から夏にかけては、実習が本格化しながらも国家試験を意識した基礎学習を始める最適な時期です。

この段階では、解剖生理学・病態生理学・基礎看護学など土台となる知識を丁寧に理解することが目標です。アニメ動画や図解テキストを活用し、視覚的に理解を深める方法が有効です。1日あたり30分〜1時間程度の学習でも、継続することで大きな差が生まれます。

STEP2【3年生夏〜秋:科目別演習期(8月〜10月)】

夏休みを迎えたら、科目ごとの過去問演習をスタートします。

この時期は学習時間を確保しやすいため、1日2〜3時間程度の集中学習を目指しましょう。得意科目と苦手科目を把握し、苦手分野に重点的に時間を配分してください。出題傾向の分析を通じて頻出テーマを押さえ、重要ポイントの暗記を並行して進めることが効果的です。

STEP3【3年生秋〜11月:模擬試験・弱点克服期(9月〜11月)】

秋からは模擬試験を積極的に受験し、自分の現在地を把握します。

この時期に出願手続き(例年11月中旬〜下旬)があるため、学校のアナウンスを見落とさないよう注意が必要です。模試の結果を分析し、弱点として浮かび上がった科目・テーマを中心に集中的に復習します。必修問題の弱点がある場合は、この時期に重点的に対策を行いましょう。

STEP4【12月〜1月:総まとめ・直前対策期】

12月以降は試験本番を意識した総まとめに入ります。

過去問の総復習・模擬試験の振り返り・苦手テーマの最終確認を行い、知識の穴をできる限り埋めていきます。1月中旬には受験票が届くため、試験会場までのアクセスや宿泊の手配も早めに済ませておくとよいでしょう。直前期は新しい参考書に手を広げるよりも、これまで使ってきたテキスト・問題集を繰り返し確認する方が効果的です。

STEP5【2月:試験本番・合格発表】

試験当日は遅刻厳禁(開始20分超の遅刻は入室不可)であるため、当日の交通手段・集合時間を前日までに必ず確認しておきましょう。

試験は午前・午後の2部構成で、合計5時間20分にわたります。体調管理に万全を期し、問題用紙に自分の解答をメモしておくことで試験後の自己採点ができます。合格発表は例年3月下旬に厚生労働省のホームページで行われます。

参照した公的機関・信頼性の高いサイト

看護師国家試験通信講座の利用の流れ|申し込みから合格発表まで完全ガイド

看護師国家試験の通信講座を最大限に活用するには、申し込みのタイミングから合格発表後の手続きまで、一連の流れを把握しておくことが大切です。講座を受講するだけでは合格はできません。

学習計画の立て方・模試の活用・直前期の過ごし方まで、すべてがひとつながりになっています。以下では、通信講座を活用した国試合格の全ステップを詳しく解説します。

STEP1
自分の現状を把握し、講座の比較・選定を行う(3年生春・または受験決意時)
まず最初にすべきことは、自分の現在の学力・苦手科目・学習スタイル・予算・試験までの残り期間を客観的に把握することです。漠然と「通信講座を受けよう」と決めるだけでは、申し込み後に自分のニーズと合わないと感じてしまうケースが少なくありません。
具体的には、直近の模試や学内試験の結果を見返し、どの科目が弱いのか・どの問題形式でミスが多いのかを分析します。その上で、本記事の選び方セクションで紹介した5つのポイント(受講料・学習スタイル・サポート体制・合格実績・受講期間の柔軟性)を軸に複数の講座を比較検討しましょう。
多くの通信講座は無料体験・無料資料請求を提供しています。スタディングは無料試し受講で講義動画・問題集・模試が体験でき、さわ研究所には無料体験講座があります。申し込む前に必ず無料体験を活用して、講師の説明の分かりやすさ・教材のレイアウト・システムの使い勝手を確認してから申し込みを決めることが大切です。
STEP2
講座に申し込み、教材・アカウントを受け取る
講座を選んだら申し込み手続きを行います。オンライン完結型の講座(スタディング・吉田ゼミナール・テコム看護など)は申し込み後すぐに受講を開始できます。紙テキストが郵送される講座(四谷学院・東京アカデミーなど)は、申し込み完了から教材が届くまで約2週間程度を見込んでおきましょう。
申し込み時には、支払い方法(一括・分割・クレジットカード・コンビニ払いなど)・受講期限・キャンセル・返品ポリシーを必ず確認します。早期申込割引・学割の適用期間がある講座は見逃さないようにしましょう。申し込み後は受講マイページへのログイン・ユーザー登録を済ませ、教材やカリキュラムの全体像を最初に確認しておくことをおすすめします。
STEP3
学習計画を立て、基礎固めから始める(受講開始〜夏)
教材が手元に揃ったら、試験当日から逆算した学習計画を立てます。国試は毎年2月中旬に実施されるため、受講開始が4月であれば約10ヶ月の学習期間があります。この期間を「基礎固め(春〜夏)」「科目別演習(夏〜秋)」「模擬試験・弱点克服(秋)」「直前対策(冬)」の4フェーズに分けて計画を組むと、無理なく学習を進めやすくなります。
基礎固めの段階では、解剖生理学・病態生理学・基礎看護学など土台となる分野から着手します。ここで根拠から理解する習慣をつけることが、後半の状況設定問題対策につながります。1日あたりの学習時間は30分〜1時間程度でも構いません。継続すること自体が最大の武器になります。実習が重なる時期は動画の視聴・短時間の問題演習など、スキマ時間で完結する学習を中心に据えると無理なく続けられます。
STEP4
科目別の過去問演習と模擬試験を積極的に活用する(夏〜秋)
夏以降は基礎インプットに加え、過去問演習を本格化させます。看護師国家試験では直近5〜10年の過去問と類似した問題が毎年出題されるため、過去問は最重要の学習ツールです。問題を解く際は正誤の確認だけにとどまらず、なぜその選択肢が正解でそれ以外が誤りなのかという根拠の理解を徹底しましょう。
模擬試験は実力の客観的な把握と時間配分の練習という2つの目的で活用します。通信講座に付属する模試に加えて、東京アカデミーの全国公開模試(年3回)を受験しておくと、全国規模での自分の位置が把握できます。模試受験後は点数の確認だけで終わらせず、解説を精読して間違えた問題の分野・パターンを記録し、次の学習計画に反映させることが重要です。
受講している通信講座のSOSカード・質問サービス・Q&Aチケットは、この時期に積極的に活用しましょう。自分で調べても解決できない疑問は早めに解消することで、理解の積み重ねが加速します。
STEP5
出願手続きを行う(11月中旬〜下旬)
学習を進める一方で、試験の出願手続きを忘れないようにしましょう。看護師国家試験の出願期間は例年11月中旬〜11月下旬です。現役学生の場合は学校が一括して手続きを進めるため、学校からのアナウンスに従って必要書類・写真などを速やかに準備します。既卒者・個人申請の方は、厚生労働省の公式サイトや受験願書配布窓口で手続き方法を確認し、締め切りを厳守してください。出願を1日でも過ぎると受験できなくなるため、カレンダーに必ず記入しておきましょう。
STEP6
直前対策・総まとめを行う(12月〜1月)
12月以降は試験本番を意識した総仕上げの時期です。これまでに学習した内容の総復習・模擬試験の振り返り・苦手テーマの最終確認を行います。この時期は新しい参考書や講座に手を広げるよりも、使い慣れたテキスト・問題集を繰り返し確認する方が効果的です。
必修問題は50問中40問以上(80%以上)という絶対基準があるため、この時期に模試で必修問題の得点を安定的に40点以上に保てているか確認しましょう。不安定な場合は必修問題専用の演習に集中的に取り組みます。
1月中旬ごろには受験票が届きます。試験会場・集合時間・アクセス方法・宿泊の手配(遠方の場合)を受験票が届いたタイミングで速やかに確認・予約しておくと安心です。
STEP7
試験当日・合格発表・免許申請(2月〜3月以降)
試験当日は開始20分を超えた遅刻は入室不可となるため、余裕を持って会場に向かいましょう。試験は午前・午後の2部構成で計5時間20分。問題用紙に自分の解答を記録しておくと、試験後の自己採点に活用できます。
合格発表は例年3月下旬(22〜26日ごろ)に厚生労働省のホームページで行われます。合格した場合は速やかに看護師免許の申請手続きを行いましょう。合格証書が郵送されたら、申請書・収入印紙(登録料)・写真・身分証明書などをそろえて申請します。免許証の交付まで1〜3ヶ月程度かかるため、入職日から逆算して早めに申請することが大切です。
流れの総まとめ

看護師国家試験通信講座の活用は、申し込んで受講するだけでは完結しません。

現状分析→講座選定→申し込み→基礎固め→過去問演習→模試活用→出願→直前対策→試験本番→合格発表→免許申請という一連の流れを意識し、各ステップで必要な行動を先手先手で進めることが、合格を確実に手繰り寄せる鍵です。

看護師国家試験通信講座についてよくある質問

Q看護師国家試験の通信講座は独学と比べてどのくらい効果がありますか?
A独学と通信講座の最大の違いは、学習の効率性とサポート体制にあります。独学の場合、参考書や過去問集を自分で選び、学習計画も自己管理しなければなりません。何がわからないのかがわからない状態になったとき、誰にも相談できず学習が停滞してしまうことが、独学で失敗する受験生に共通して見られるパターンです。
通信講座では、出題傾向を熟知した専門家が作成したカリキュラムに沿って学習を進められるため、どこから手をつければよいかが明確になります。また、質問サービスや添削指導を活用すれば、理解のつまずきをその都度解消しながら先に進めます。特に既卒者や実習と並行して学習する現役生にとっては、限られた時間を無駄なく使える通信講座の価値は高いでしょう。ただし、通信講座はあくまで学習をサポートするツールであり、最終的に合格を手繰り寄せるのは自身の継続的な努力です。講座への申し込みで満足せず、毎日コツコツ学習する習慣を維持することが何より大切です。
Q看護師国家試験通信講座の受講料の相場はどのくらいですか?
A通信講座の受講料は、講座の内容・サポートの充実度・受講期間によって大きく異なります。スキマ時間に特化したオンライン完結型のスタディングや四谷学院通信講座は5万円前後で受講できるコースを提供しており、費用を抑えたい方に向いています。その反面、個別指導や合格保証制度が充実した吉田ゼミナールでは、コースによっては20万円〜40万円以上になる場合もあります。
受講料を比較する際には、テキスト代・添削料・質問対応費用がすべて含まれているかどうかを確認することが大切です。表示価格が安くても、オプション費用が積み重なって総額が高くなるケースもあるため、申し込み前に総費用を把握しておきましょう。また、早期申し込み割引・学割・分割払いなどを活用することで、費用負担を軽減できる場合があります。
Q現役の看護学生でも通信講座は利用できますか?
Aもちろん利用できます。むしろ現役学生こそ、通信講座を最大限に活用できるタイミングです。3年生になり実習が本格化すると、日々の学業・実習・バイトなどで自由な時間が限られてきます。スマートフォン1台で学べるオンライン動画講座であれば、通学中や休憩時間などのスキマ時間を活用して効率よく国試対策を進めることができます。
また、現役生は学校での学習という土台があるため、通信講座で出題傾向に沿った体系的な知識整理を行うと相乗効果が期待できます。実習で身につけた臨床的な知識を、国試の問題形式に対応した理解へとつなげる橋渡し役として通信講座を位置づけるとよいでしょう。3年生の春〜夏の早い段階から受講を始めることで、直前期に慌てることなく余裕を持って試験に臨めます。
Q既卒者(社会人)でも通信講座で合格できますか?
A合格は十分可能ですが、現役学生と比べると既卒者は合格率が大幅に低い(第115回実績で32.3%)という現実があります。その主な原因は、学校を卒業してから時間が経つにつれ基礎知識が薄れること、仕事をしながら学習時間を確保するのが難しいこと、学習仲間やサポート環境が整っていないことです。
通信講座はこれらの課題を補うのに有効です。特に既卒者向けに設計された個別指導型の講座や、合格保証制度が付いた講座を選べば、万が一不合格だった場合でも継続してサポートを受けられます。1日の学習時間が30分〜1時間しか確保できない場合でも、継続的に学習を積み重ねることで合格は十分に狙えます。重要なのは、申し込んだ後に学習を途切れさせないことです。毎日少しずつでも触れる習慣をつけることが、既卒者合格の鍵といえるでしょう。
Q通信講座の受講期間はどのくらいが目安ですか?
A通信講座の受講期間は講座によって異なりますが、一般的には受験年の春(4月頃)から試験当日(翌年2月)までの約10ヶ月間を対象にしたコースが多く見られます。四谷学院は申し込み後すぐに学習を開始でき、試験当日まで受講可能です。吉田ゼミナールには通年を通じた個別指導型コースがあります。スタディングは受験年度対応のコースで、2月の試験まで受講できる設定になっています。
受講期間が長いほど学習時間を確保しやすい反面、モチベーションの維持が課題になります。一方、試験直前の数ヶ月間だけ受講する短期集中型の選択肢もあります。自分の学習の進捗状況・現時点での実力・試験までの残り期間を踏まえて、最適な受講期間を判断するとよいでしょう。なお、受講終了後の延長オプションや次回試験向けへの継続制度が設けられている講座もあるため、万が一の場合に備えて確認しておくことをおすすめします。
Q通信講座は独学に比べてどのくらいの時間で合格できますか?
A看護師国家試験に合格するために必要な学習時間は、一般的に300〜500時間程度が目安とされています。独学の場合、参考書選びや学習計画の立て直しに時間を取られることが多く、実質的な勉強時間よりも総拘束時間が長くなりがちです。通信講座を活用すれば、出題傾向に沿った効率的なカリキュラムが用意されているため、無駄なく学習を進められます。
ただし、通信講座を受講したからといって自動的に合格できるわけではありません。講座の視聴・問題演習・復習をコツコツ積み重ねてこそ、学習効果が生まれます。毎日の学習習慣を崩さないことが、最短合格への近道です。
Q通信講座を選ぶ際に特に重視すべきポイントは何ですか?
A講座選びで最も重視すべきポイントは、自分の学習スタイル・残り学習期間・サポートへの需要の3点です。スキマ時間に効率よく学びたい人にはスマホ完結型のオンライン動画講座が向いています。テキストに書き込みながら丁寧に学習したい人には、紙テキストを郵送してくれる講座が適しています。苦手科目が多く個別に指導してもらいたい人には、個別指導型の講座が効果的です。
また、質問サービスの方法・回数制限の有無・回答の速さも重要な比較ポイントです。試験直前期に疑問を素早く解決できる環境があるかどうかは、学習の流れを止めないために大きな影響を与えます。費用だけで決めず、コース内容・サポート体制・受講期間を総合的に比較した上で選ぶことをおすすめします。
Q必修問題と一般問題・状況設定問題ではどちらの対策を優先すべきですか?
A必修問題と一般・状況設定問題は、どちらも欠かせない対策が必要ですが、優先度の観点では必修問題の対策を早期かつ確実に固めることを先に行うのが賢明です。必修問題は全50問中40問以上の正答(80%以上)という絶対基準が設けられており、1点でも足りないと他の科目で高得点を取っても不合格となります。必修落ちは受験生にとって最も悔しい結末であるため、模試で安定して40点以上を取れる状態を早めに目指してください。
一般問題・状況設定問題については、毎年変動するボーダーラインを意識しながらも、得点率70%以上を目標に学習するのが安全です。状況設定問題は1問2点と配点が高く、解答に時間がかかる長文問題が多いため、時間配分の練習を模試で繰り返しておくことが重要です。
Q通信講座で質問サービスを使う際のコツはありますか?
A質問サービスを最大限に活用するためには、質問する前に自分なりに考え・調べ・どこでつまずいているのかを言語化することが大切です。漠然と「わかりません」という質問では、的確な回答を得にくくなります。どの科目のどのテーマで・何がわからないのかを具体的に伝えることで、回答の質が格段に上がります。
また、質問の回答を受け取ったあとは、同じテーマの類題を自分で解いてみることで、理解の定着を確かめましょう。一度理解した内容も、翌日・翌週に忘れてしまうことがあるため、回答した問題はノートにまとめておき、定期的に見返す習慣をつけておくとよいでしょう。質問回数に制限がある講座の場合は、本当にどうしても解決できない疑問点に絞って使うなど、戦略的に活用することをおすすめします。
Q通信講座と模擬試験は併用したほうがよいですか?
A通信講座と模擬試験の併用は、合格を目指す上で非常に効果的な組み合わせです。通信講座でインプット(知識の習得)を行い、模擬試験でアウトプット(実力の確認・時間配分の練習)を行うというサイクルが理想的な学習の流れです。模擬試験を受けることで、現時点での実力を客観的に把握でき、何に時間を使うべきかの優先度が明確になります。
東京アカデミーが実施する全国公開模試は、看護師国家試験受験者の4人に3人が利用するといわれるほど広く普及しており、全国規模での自分の位置を知るための貴重な機会です。模試は受験するだけでなく、解説を精読して間違えた問題の根拠まで理解することが重要です。模試の結果に一喜一憂せず、弱点の発見ツールとして活用する姿勢を持ちましょう。
Q通信講座を途中でやめてしまった場合、返金はされますか?
A返金・返品ポリシーは講座によって大きく異なります。四谷学院通信講座では、教材到着から8日間以内であれば返品・返金が可能なクーリングオフ制度が設けられています。スタディングは自動契約・更新のないシステムで、申し込み後すぐに受講を開始できる形式ですが、解約後の返金ポリシーについては公式サイトで確認が必要です。吉田ゼミナールのPコース(合格保証あり)では、一定条件のもとで返金保証が設けられていますが、適用条件が細かく定められています。
申し込み前には必ず各社の特定商取引法に基づく表示ページで、返金・解約・クーリングオフに関するルールを確認しておきましょう。高額な講座ほど返金条件が複雑な場合があるため、無料体験や資料請求を活用して講座内容を十分に確認した上で申し込むことをおすすめします。
Q看護師国家試験に合格した後、免許取得までの流れはどうなりますか?
A看護師国家試験に合格したあとは、看護師免許の申請手続きを行う必要があります。合格発表後、合格証書が郵送されてくるので、これを受け取ったら速やかに免許申請を進めましょう。申請には合格証明書・申請書(厚生労働省の指定様式)・登録料(収入印紙で納付、約2万円)・写真・身分証明書などが必要です。
申請書類を提出してから免許証が交付されるまでには、通常1〜3ヶ月程度かかります。その間、採用予定の病院などから登録済証明書の提出を求められることがあるため、必要であれば保健所などを通じて発行申請をしておくとよいでしょう。免許証が手元に届く前でも、登録済証明書があれば看護師としての業務を開始できます。入職日・免許申請のタイミングを逆算して、合格発表後すみやかに手続きを進めることが大切です。
Q通信講座はスマートフォンだけで受講できますか?
A多くのオンライン通信講座はスマートフォンに対応しており、専用アプリやWebブラウザから動画視聴・問題演習・テキスト閲覧などが行えます。スタディングはスマートフォン完結を前提に設計されており、通勤・通学中などのスキマ時間に無理なく学習を続けられます。テコム看護のWeb講座も、スマートフォン・パソコン両方で視聴可能です。
その反面、四谷学院通信講座のように紙テキストが郵送される講座は、スマートフォンだけでは完結しない場合があります。購入前に動作環境・対応デバイスを公式サイトで確認しておくことをおすすめします。また、動画視聴には通信量がかかるため、Wi-Fi環境での学習や動画の事前ダウンロード機能の有無を確認しておくと、外出先でも安心して学習できるでしょう。
Q通信講座は何月頃から申し込むのが最適ですか?
A合格を目指す試験年の春(3月〜4月頃)から申し込みを始めるのが理想的です。試験は翌年2月に実施されるため、約10ヶ月の学習期間を確保できます。早く始めるほど、1日あたりの学習時間を抑えながら無理なく学習を進めることができ、直前期の焦りを防ぐことにもつながります。
ただし、通信講座によっては申し込み期限が設けられている場合があります。四谷学院通信講座は年間を通じて申し込めるタイプですが、東京アカデミーの通信講座には申し込み締め切りがあります。試験直前の12月〜1月でも申し込める講座は存在しますが、その場合は短期集中の学習スタイルが前提となります。理想は夏前までの申し込みですが、秋以降であっても諦めずに開始することが大切です。試験まで残り期間が短いほど、優先度の高い科目・テーマに絞り込んだ効率的な学習が求められます。
Q看護師国家試験通信講座を受講しながら実習と両立するためのコツはありますか?
A実習と国試対策を両立するための最大のコツは、スキマ時間の活用と学習の優先順位の明確化です。実習期間中は1日に確保できる学習時間が30分〜1時間程度になることが多いため、まとまった時間での学習よりも細切れ時間を積み重ねる意識が重要です。通学中・昼休み・入浴後など、短い時間でも問題を1問解く・動画を1本視聴するという習慣を維持しましょう。
学習内容としては、実習で学んだ疾患・看護技術に関連する国試問題を優先的に取り組む方法が効果的です。実習中に体験した患者の病態や看護ケアを、国試の問題として改めて確認することで、知識の定着と理解の深化が同時に進みます。実習の学びと国試学習をリンクさせることで、無駄のない学習が実現します。また、週末など比較的時間が取れる日にまとめて模試を解くなど、メリハリのある学習スケジュールを組むことをおすすめします。