司法試験・予備試験の通信講座おすすめランキング!費用やサポート体制を比較

司法試験や予備試験の合格を目指して、通信講座の選び方に悩んでいませんか。

数ある講座の中から自分に合ったものを見つけるのは、思いのほか時間がかかるものです。

通信講座の受講費用は、入門講座から論文対策まで含めると20万円〜80万円前後と幅広く、どの講座が本当にコストパフォーマンスに優れているのかは、簡単には判断できないでしょう。

また、予備試験の最終合格率はわずか3〜4%前後と難易度が極めて高いため、講座選びが合否に直結するといっても過言ではありません。

この記事では、司法試験・予備試験対応の通信講座を費用・合格実績・学習サポートの観点から比較し、あなたに最適な一講座を見つけるためのヒントをお伝えします。

この記事を読むとわかること
  • アガルートアカデミー・伊藤塾・LEC東京リーガルマインド・スタディング・資格スクエア・辰巳法律研究所・加藤ゼミナール・BEXA・STUDY FOR ALLの主要9社について、費用・合格実績・論文添削・質問サポート・CBT対応を一覧で比較できます
  • 予備試験ルートと法科大学院ルートそれぞれの仕組みや最新の試験日程・合格率、令和8年度から導入されるCBT方式の詳細など、試験制度の基礎知識を網羅的に把握できます
  • 受講費用が110円〜145万円以上と幅広い各講座の料金体系と、返金制度・教育訓練給付制度・割引クーポンなどを活用した費用を抑えた受講方法がわかります
  • 初学者がどの講座でゼロから学び始めてよいかはもちろん、社会人・学生・既学習経験者それぞれに向いている講座の選び方と、具体的な学習フローをSTEP形式で理解できます
  • 通信講座受講者73名へのアンケート調査結果をもとに、実際の利用者が重視したポイント・講座の満足度・教材の評価など、選び方の判断材料となるリアルなデータを確認できます

司法試験・予備試験通信講座 9社比較表

比較項目アガルートアカデミースタディング伊藤塾LEC東京リーガルマインド資格スクエア辰巳法律研究所加藤ゼミナールBEXASTUDY FOR ALL
主なコース・プランの費用(税込・目安)予備試験最短合格カリキュラム/フル 888,800円〜998,800円予備試験合格コース(総合)137,000円〜2年合格コース 1,459,000円前後予備試験1年スマート合格コース(料金は公式サイトで確認)合格フルパッケージ 796,950円(製本テキストなし752,950円)ベーシックコース679,400円/スタンダードコース828,900円/スペシャルコース1,493,400円(2025年版参考)予備試験合格パック 548,000円〜(2024年版参考)単科3,000円〜/セットプラン100,000円〜ビジタープラン110円〜30,000円(都度購入)/YOUR PLAN 140,000円(14回一括)
設立・歴史2015年設立2010年設立(KIYOラーニング)1995年設立(創立30周年)1979年設立(47年以上)2013年(学研グループ2026年参画)1973年設立(50年超)2021年5月設立2016年設立2021年設立(布施精密発條)
学習形式完全オンライン(スマホ・PC・タブレット)完全オンライン(スマホ完結)オンデマンド+一部ライブ(通学・Zoom対応)通学生講義/Zoom配信/Web講義から選択完全オンライン通学部/通信WEB/通信DVD(Zoom対応)完全オンライン(動画講義+製本テキスト)完全オンライン(単科購入制)完全オンライン個別指導(Zoom)
令和7年度合格者数・実績司法試験合格者618名(受験者占有率39.1%)合格者数は非公表(合格お祝い金制度あり)司法試験合格者1,432名(合格者全体の90%超)入門講座出身者累計5,365名(1993〜2024年)受講生合格率24.5%(令和6年度・同社調べ)合格者数非公表司法試験合格者446名(令和7年度)令和7年度合格者の40%以上(640名)が利用合格者数非公表
論文添削フル:回数無制限・個別フィードバックAI添削(総合コースに1,200枚付属)添削制度あり(一部コースは別途55,000円)論文過去問添削付き(コースに含む)275通(業界最多水準)コース内容による(スタンダード答練に含む)コース内容による(質問制度・個別指導あり)各講座に添削付きプランあり(講師により異なる)全レッスンで講師が個別添削・指導
質問サポート無制限(フルプラン)/50回(ライトプラン)学習Q&Aチケット制(総合30枚付属・追加購入可)学習支援システム+個別カウンセリング教えてチューター・教えてメイト制度ワンクリック質問200回・月1回学習相談メール質問(通信受講者)合格者による質問制度・月1回学習相談講師ごとに対応方法が異なるレッスン内で講師に直接相談
CBT対応対応(CBT答練あり)対応(オンライン演習)全答練・模試CBT対応全答練・論文模試CBT対応対応(CBT体感環境提供)CBT体感模試実施独自CBTシステム開発済(2025年9月リリース)対応CBT対策ページあり
合格時の特典・返金フルプラン合格時受講料全額返金合格お祝い金(最大20,000円)コースにより合格者特典あり予備試験合格時全額または半額返金(対象コース)予備試験合格で司法試験講座20万円相当贈呈特典は各コースによる2年未満合格で現金15万円贈呈/再受講50%OFF特典は各講座によるYOUR PLAN:参考答案付き
教育訓練給付制度対象対象外(2026年2月時点)対象外(2026年2月時点)一部コースで対象対象(受講料の20%・上限10万円)対象外(2026年2月時点)対象外対象外
テキスト形式フルカラー製本テキスト(PDF閲覧可)完全デジタル(製本テキストなし)オリジナルテキスト(ルーズリーフ型)コアノート(オリジナル・フルカラー)デジタルテキスト(製本テキストなしプランあり)スタンダードテキスト+配布資料講師自作の完全オリジナルテキスト(製本)各講師が独自に作成(PDFテキスト)テキストなし(講師が使用)
こんな人におすすめ合格実績・返金保証の安心感を重視する人費用を抑えてスマホで手軽に始めたい人圧倒的実績と網羅的カリキュラムを求める人ハイブリッド受講と選べる講師を求める人添削充実×コスパ重視の人論文・模試の答練を重視する人高品質テキストと急成長の実績を重視する人特定科目をピンポイントで補強したい中上級者添削・個別指導を低コストで受けたい人
公式サイトhttps://agaroot.jp/shiho/https://studying.jp/shihou/https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/https://www.lec-jp.com/shihou/https://www.shikaku-square.com/yobishikenhttps://service.tatsumi.co.jp/yobishiken/https://kato-seminar.jp/https://bexa.jp/https://www.shihou.studyforall.net/

※料金はすべて税込・公式サイト記載情報をもとにした参考値です。コース・時期・割引適用により変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

司法試験・予備試験通信講座は、費用・合格実績・サポート内容において各社の特色が大きく異なります。

圧倒的な合格者数を誇る伊藤塾・アガルートアカデミー、コスパを重視するならスタディング・加藤ゼミナール、論文添削の充実度では資格スクエアが際立ちます。

CBT方式導入(令和8年度〜)への対応状況や、合格時の返金・特典制度も重要な選択基準です。

まずは無料体験で講義スタイルと自分の相性を確かめてから、申し込むことをおすすめします。

アガルートアカデミー 司法試験・予備試験通信講座

学習形式
オンライン通信
受講料
888,800円(税込)〜
運営会社
株式会社アガルート

アガルートアカデミーは、2013年に設立されたオンライン特化型の資格予備校です。

司法試験・予備試験分野において開講から約10年で業界トップクラスの合格実績を誇るまでに急成長し、令和6年(2024年)の司法試験では合格者の37.8%にあたる602名が受講生という実績を公表しています。

令和7年(2025年)も合格者1,581名中618名(39.1%)が受講生と、依然として高い占有率を維持しています。

講座の最大の特徴は、合格に必要な知識を過不足なく凝縮したオリジナルフルカラーテキストと、現行司法試験合格者が担当するプロ講師陣による動画講義です。

法律知識がゼロの初学者から短期合格を狙う学習経験者まで、習熟度や目標合格年度に合わせた複数のカリキュラムが用意されており、自分のペースに合った講座設計が可能です。

アガルートアカデミーの司法試験・予備試験対策は、大きく以下のカリキュラム体系で構成されています。

主力商品である予備試験最短合格カリキュラム(フル)は、入門から論文対策・口述対策まで合格に必要なすべての要素を一本化したフルパッケージです。

2027・2028年合格目標版は998,800円〜、2026・2027年合格目標版は888,800円〜が公式サイトに記載されており(各種割引適用前の税込価格)、予備試験合格時には受講料税抜価格の全額返金特典が設けられています。

返金対象はフルカリキュラム受講生のみで、合格年度・提出書類などの条件があります。

短答式試験の学習経験があり論文対策に特化したい方向けには、最短合格カリキュラム(ライト)も用意されており、フルより価格を抑えながら論文中心の学習が可能です。

そのほか、基礎インプットに特化した予備試験インプットカリキュラム、アウトプット演習に特化した予備試験アウトプットカリキュラム、単科で購入できる総合講義300・重要問題習得講座なども展開されており、必要な講座だけを組み合わせる使い方もできます。

カリキュラム名対象価格目安(税込)
予備試験最短合格カリキュラム/フル(2027・2028年目標)初学者〜経験者998,800円〜
予備試験最短合格カリキュラム/フル(2026・2027年目標)初学者〜経験者888,800円〜
予備試験最短合格カリキュラム/ライト短答経験者フルより低価格
総合講義300(単科)インプット強化別途要確認
重要問題習得講座(単科)論文アウトプット別途要確認

※価格・内容は公式サイトの記載をもとにしており、セール・割引適用により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。

アガルートアカデミーのサポート体制として特に評価が高いのは、質問制度と月1回のホームルームです

フルカリキュラム受講生は100回まで(ライトは50回まで)無料で質問でき、プロ講師が責任を持って回答します。

24時間いつでも質問を送信できる点は、社会人受験生にとって大きなメリットです。

毎月実施されるホームルームでは、受講生アンケートをもとに講師が学習の進め方・よくある疑問を解説し、モチベーション維持にも一役買っています。

また、合格者の声は累計981名分以上が公表されており、学習の参考になる体験談を豊富に確認できます。

令和8年(2026年)から導入されるCBT方式への対応として、アガルートアカデミーはCBT学習システムをいち早くリリースしており、パソコン受験の練習環境も整えています。

注意点と向いている人・向かない人

価格帯がフルカリキュラムで88万円超と高額なため、費用を最優先で抑えたい方には負担が大きくなります。

ただし、合格時の全額返金制度・乗換割(最大20%OFF)・家族割(5%OFF)・再受験割(5%OFF)などの割引制度を活用することで、実質負担を抑えられる可能性があります。

また、マネージメントオプション(個別指導)は追加費用が発生し、返金の対象外となっているため、申し込み前に条件を細かく確認しておくことをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社アガルート
本社所在地東京都新宿区新小川町5-5 サンケンビル4F
設立2013年12月
資本金2,500万円
代表者代表取締役 岩崎 北斗
公式サイトhttps://www.agaroot.jp/shiho/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院入試
学習形式オンライン通信(動画講義+テキスト)
質問対応あり(フル:100回、ライト:50回)
合格特典予備試験・司法試験合格時の受講料全額返金(フルカリキュラム対象)

アガルートアカデミーは、合格実績の数字の信頼性と講座の完成度という点で、現在の司法試験・予備試験通信講座市場において一つの基準となっている講座だと感じています。

令和7年の司法試験合格者の約4割がアガルート受講生という数字は、単純に受講者数が多いことの反映でもありますが、それだけ多くの受験生に選ばれ続けていること自体が講座の信頼性を示しているといえるでしょう。

フルカラーテキストの見やすさと、総合講義300に代表される情報の凝縮度については、受講生の評判でも一貫して高評価が続いています。

ただし、フルカリキュラムは100万円近い費用がかかるため、費用対効果を慎重に検討したうえで、無料体験講義とサンプルテキストを必ず活用してから申し込みを判断されることをおすすめします。
合格返金制度があるとはいえ、まずは自分の学習スタイルに合う講座かどうかを体感することが何より大切です。

スタディング 司法試験・予備試験通信講座

学習形式
スマホ完結/オンライン通信
受講料
89,100円(税込)〜
運営会社
KIYOラーニング株式会社

スタディング(STUDYing)は、KIYOラーニング株式会社が運営するオンライン資格対策講座です。

2008年に「通勤講座」としてスタートし、現在は司法試験・予備試験をはじめ多数の資格に対応しています。

最大の特徴は、業界最安水準の受講料と、スマートフォン1台で完結するデジタル学習環境です。

教室・大量の講師陣・営業コストを徹底的に省くことで低価格を実現しており、予備試験対応コースの最安が89,100円(税込)という価格設定は、アガルートアカデミーの最短合格カリキュラムフル(998,800円〜)や資格スクエア(759,000円〜)と比べると、大幅にコストを抑えられます。

費用を優先しながら本格的な司法試験・予備試験対策をしたい社会人や学生に支持されています。

令和8年(2026年)から導入されるCBT方式(パソコン受験)への対応も強みの一つです。

スタディングは学習段階からオンラインで問題を入力・解答する形式を取っており、CBT本番と同様の操作環境に自然と慣れながら学習を進められます。

スタディングの司法試験・予備試験講座は、目的・学習段階に合わせて以下のコース体系で構成されています。

予備試験合格コース(総合)は、2026年+2027年試験対応の2年分がセットになった最も充実したコースです。

基礎コース・論文コアメソッド講座・論文対策(予備試験実践編)・法律実務基礎科目対策が含まれ、AI添削チケット1,200枚と学習Q&Aチケット30枚が付属します。

価格は公式サイトに記載されており、基礎コース(89,100円)+予備試験論文対策コース(129,800円)を合算した総合コースが提供されています。

基礎コースは89,100円(税込)で入手でき、短答式対策を中心に進めたい初学者に最適です。

論文対策を加えた予備試験論文対策コースは129,800円(税込)で、論文コアメソッド講座と論文対策予備試験実践編がセットになっています。

合格後には合格体験談の提出を条件に合格お祝い金が進呈されます(予備試験合格コース・司法試験合格コースが対象)。

コース名対象価格(税込)
予備試験 基礎コース初学者・短答対策中心89,100円
予備試験 論文対策コース短答経験者・論文強化129,800円
予備試験合格コース(総合)2026+2027年入門〜論文・口述まで一貫公式サイト参照
司法試験合格コース(総合)法科大学院生・予備試験合格者公式サイト参照

※価格は公式サイトの記載をもとにしており、キャンペーン・割引により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。

スタディングの学習システムはAIを積極的に活用している点が近年大きく進化しています。

論文コアメソッド講座に付属するAI添削チケットを使うと、タイピングで入力した答案をAI(AIマスター先生)が自動採点・添削します。

2026年+2027年対応の総合コースにはAI添削チケットが1,200枚付属しており、大量の論文演習に活用できます。

AI実力スコア機能では、現時点の学力を数値化して可視化でき、苦手分野の把握に役立ちます。

また学習レポートで学習時間・進捗を自動集計し、学習管理が容易です。

勉強仲間機能では学習内容を投稿し合い、モチベーションを維持する仕組みも用意されています。

質問対応は学習Q&Aチケット(1セット13,000円・30枚)を購入することで講師への直接質問が可能です。

総合コースには30枚が付属していますが、追加購入の費用が別途かかる点は他社と比較して注意が必要です。

紙テキストは提供されておらず、教材はすべてデジタルです。

WEBテキストをPDFとして印刷して使うことは可能ですが、書き込みながら学びたい方や紙媒体を好む方にとっては向かない場合があります。

注意点と向いている人・向かない人

スタディングは低価格・スキマ学習・AI機能の充実という強みを持つ半面、人による論文添削が標準提供ではなくAI添削が中心である点が他社との違いです。

論文の答案指導に関しては、講師から手書きのコメントを受けたい方や添削の質を重視する方は、他社との併用を視野に入れてもよいでしょう。

また、合格実績の数値が公式サイトでは非公表となっています。

毎年合格者の声は掲載されていますが、合格者数・合格占有率などの具体的な数字の開示はないため、合格実績を重視して講座を選びたい方は、この点を考慮したうえで検討することをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社KIYOラーニング株式会社
本社所在地東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
設立2010年1月
代表者代表取締役 綾部 貴淑
資本金8億371万円(2025年10月末時点)
上場市場東証グロース市場
公式サイトhttps://studying.jp/shihou/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院対策
学習形式完全オンライン(スマホ・PC・タブレット)
質問対応学習Q&Aチケット制(総合コースに30枚付属、追加購入可)
合格特典合格体験談提出によるお祝い金

スタディングは、費用を抑えながら本格的な予備試験・司法試験対策に取り組みたい方にとって、現実的な選択肢として真っ先に検討すべき講座だと感じています。

基礎コース89,100円という価格は、他の通信講座と比較しても圧倒的な低価格であり、まず入門として試してみやすい敷居の低さが魅力です。

AI添削チケットの導入や論文コアメソッド講座の充実など、近年の機能強化も目覚ましく、以前と比べて論文対策の弱点が大きく改善されています。

ただし、アガルートアカデミーや伊藤塾のような講師による手厚い個別添削・サポートと比較すると、手厚さの面では差があることも事実です。

費用を最優先で抑えたい方には強くおすすめできますが、論文添削の質を最重視する場合は他講座も含めて比較検討してみてください。

まずは無料の初回講義を試して、自分の学習スタイルに合うかどうかを確認することをおすすめします。

伊藤塾 司法試験・予備試験通信講座

受講料
1,459,000円(税込)前後
合格特典
あり
運営会社
株式会社法学館

伊藤塾は、株式会社法学館が運営する法律資格専門の受験指導校です。

1995年5月3日(憲法記念日)に「伊藤真の司法試験塾」として創設され、2025年に創立30周年を迎えました。

弁護士・伊藤真塾長が開塾以来掲げてきた「合格後を考える」「盤石な基礎」という指導理念のもと、30年にわたって多数の法曹・行政官を輩出してきた、司法試験界の老舗かつ最大手予備校です。

合格実績は業界随一で、2025年(令和7年)の司法試験合格者1,581人中1,432名が伊藤塾受講生と公表されており(伊藤塾公式サイトより)、これは合格者全体の90%超にあたります。

また、予備試験ルートで大学在学中に司法試験に合格した方の98.6%が伊藤塾受講生というデータも公表されており、特に学生の合格者に圧倒的に支持されている点が特徴です。

伊藤塾の入門講座は「法律学習のスタートから司法試験合格までを一貫して導くオールインワンパッケージ」と位置づけられており、予備試験・法科大学院入試の合格を通過点とし、最終的な司法試験合格を見据えたカリキュラム設計が特徴です。

コース体系は「フレックス本科生」と「スタンダード本科生」に大別され、受講期限や配信スケジュールの柔軟性で使い分けができます。

フレックス本科生はすでに収録済みの講義をオンデマンドで自分のペースで受講でき、スタンダード本科生は2026年新収録の最新講義を設定ペースで受講する形式です。

コース名合格目標年度受講料目安(税込)
2年合格コース(伊関クラス)予備試験2026年度1,459,000円前後
2年合格コース(本田クラス)予備試験2026年度1,459,000円前後
2年合格コース(呉・基礎本クラス)予備試験2026〜2027年度コースにより異なる
特修コース(横山クラス)予備試験2025〜2027年度コースにより異なる
予備試験 短答答練パック等単科・直前対策110,700円〜(キャンペーン価格)

※価格は公式サイトの記載をもとにしており、コース・オプション内容・キャンペーン適用により変動します。

講座・オリジナルテキスト・オンデマンド配信・フォロー制度は受講料に含まれており、原則追加費用は発生しません(一部コースの100通講師添削は別途55,000円)。

伊藤塾の最大の強みは、講師陣の質と合格後を視野に入れたカリキュラムの体系です。

主要科目は伊藤塾長または伊関祐・本田真吾・呉明植など実績ある専任講師が担当し、それぞれの講師のスタイルに合わせてクラスを選べる点が他社との大きな違いです。

学習形式はオンデマンド配信を基本としつつ、東京校など一部校舎でのライブ講義・オンラインライブ中継にも対応しており、通学と通信を組み合わせたハイブリッドな受講が可能です。

令和8年(2026年)から導入されるCBT方式の予備試験に対応して、伊藤塾はすべての答練・模試をCBT対応化しており、30周年記念の特別価格でのキャンペーンも実施されています。

また、学習管理コーチングをセットにしたプログラムもあり、進捗を専任スタッフが管理する形でのサポートを希望する方にも対応しています。

注意点と向いている人・向かない人

受講料は主要コースで100万円を超える高額設定となっており、2年合格コースでは145万円前後と、他の通信講座と比べても最高水準の価格帯です。

社会人が働きながらすべての講義をこなすには相当のスケジュール管理が必要で、スキマ時間だけで完結したい方にはやや重い設計といえます。

テキストや講義のボリュームが非常に大きいため、申し込み前に無料体験や説明会で自分に合うかどうか確かめておくことをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社法学館
屋号伊藤塾
本社所在地東京都渋谷区桜丘町17-6
設立1995年5月3日
代表者代表取締役社長 伊藤 真輝
創業者・塾長弁護士 伊藤 真
公式サイトhttps://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院入試・公務員試験 など
学習形式オンデマンド配信+一部ライブ講義(通学・オンライン中継)
質問・サポート学習支援システム・個別カウンセリング・コーチングオプション
合格特典合格者特典あり(コースにより内容が異なる)

伊藤塾は、30年という歴史と圧倒的な合格者数が示すとおり、司法試験・予備試験対策において揺るぎないブランド力と実績を持つ予備校です。

令和7年の司法試験合格者の9割超が伊藤塾受講生というデータは、他の追随を許さない数字といえます。

その反面、受講料の高さは正直なところ大きなハードルです。

2年合格コースで145万円前後という費用は決して軽い出費ではなく、費用を抑えたい方には向かない場合もあります。

費用に余裕があり、長期的な学習サポートと高品質な講義を最優先したい方、特に学生で時間的余裕がある方には非常におすすめできる選択肢です。

一方で費用が気になる方は、無料体験や説明会を活用して講義の質を体感したうえで判断することをおすすめします。

LEC東京リーガルマインド 司法試験・予備試験通信講座

学習形式
通学生講義/Zoomライブ配信/Web講義(オンデマンド)
運営会社
株式会社東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、株式会社東京リーガルマインドが運営する資格取得支援の総合予備校です。

1979年(昭和54年)1月に司法試験の受験指導機関として創立され、現在は47年以上の指導実績を持ちます。

司法試験対策の分野では、1993〜2024年の入門講座出身者から累計5,365名の合格者を輩出しており、6年連続で大学在学中1年合格者を輩出し続けている点も大きな特徴です。

LECの大きな強みは、通学・Zoomライブ配信・Web講義(オンデマンド)という3つの受講形態を自由に組み合わせられるハイブリッド設計にあります。

通学クラスは渋谷駅前本校(田中クラス)・池袋本校(森クラス)・梅田駅前本校(赤木クラス)・名古屋駅前本校(柴田クラス)の4校舎に設置されており、直接通学して生講義を受けながら同時にWebで復習するという学習スタイルが実現できます。

LEC東京リーガルマインドの初学者向け入門講座は、主に以下のコース体系で構成されています。

予備試験1年スマート合格コースは、1年間で予備試験・難関法科大学院合格を目指す最短コースです。

入門講座・コアテスト・論文指導・論文基礎力養成答練・論文合格講座・短答合格講座・予備試験過去問添削・ハイレベル論文答練がすべて含まれており、予備試験合格後は司法試験対策講座を無料で提供するサポート制度も付属します(合格体験記執筆等の条件あり)。

通学と通信のどちらも選択可能で、利用できる割引クーポンには再受講割引・他校乗り換え割引・他資格合格者割引・退職者応援割引20%引きなどが用意されています。

また、2年合格コース・1.5年合格コース・2.5年合格コースなど学習期間別のコースも揃っており、仕事や学業と両立しながらゆっくり進めたい方にも対応できます。

料金は公式サイトのオンラインショップおよびコース案内ページに掲載されています(コース・受講形態・割引適用により異なるため、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします)。

なお、LEC東京リーガルマインドは予備試験合格者向けの受講料全額返金制度および半額返金制度を設けており、対象コースの受講生が2026〜2027年度に予備試験に合格した場合に受講料が全額または半額返金されます(合格体験記執筆・初回受講などの条件あり)。

コース名学習期間目安特徴
予備試験1年スマート合格コース約1年全科目一貫指導・過去問添削付
2年合格コース約2年スタンダードコース・4講師から選択
1.5年合格コース約1.5年法科大学院入試にも対応
2.5年合格コース約2.5年学業・仕事との両立向け
予備試験対策フルコース既学習者向け論文・短答の実践強化に特化

※価格はコース・受講形態(通学/通信)・割引の有無により異なります。

LECの学習サポートとして特に評価が高いのは「教えてチューター」制度です。

学習内容の疑問を専任チューターに質問できる仕組みが整っており、通信受講者でも疑問をそのままにせず解消しながら学習を進められます。

「教えてメイト」は受講生同士で質問し合える機能で、孤独になりがちな通信学習でのモチベーション維持にも効果的です。

令和8年(2026年)から導入されるCBT方式への対応として、LECはすべての答練・論文模試をCBT対応形式に移行しており、パソコン入力を前提としたアウトプット訓練ができる体制を整えています。

また、LECは司法試験・予備試験向けの書籍(過去問集・短答問題集など)を多数市販しており、他校受講生でも活用しているケースが多い「肢別本」などの教材が受験界で高い評価を得ています。

オリジナルテキスト「コアノート」は図表が豊富で体系的な理解を助ける設計になっており、受講生から使いやすいと評判です。

注意点と向いている人・向かない人

通学クラスは渋谷・池袋・梅田・名古屋の4校舎のみで、地方在住の方は通信受講が基本となります。

通信Webコースではスマートフォンでのダウンロード再生に一部制限がある点も事前に確認しておくとよいでしょう。

講師ごとにカリキュラムの特徴が異なるため、田中クラス・森クラス・赤木クラス・柴田クラスのいずれが自分に合うかを、無料体験講義や説明会で確かめてから選ぶことが重要です。

講師ごとにカリキュラムの特徴が異なるため、田中クラス・森クラス・赤木クラス・柴田クラスのいずれが自分に合うかを、無料体験講義や説明会で確かめてから選ぶことが重要です。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社東京リーガルマインド
本社所在地東京都千代田区神田三崎町2丁目2番12号
設立1979年1月
代表者反町 雄彦(代表取締役社長兼CEO・弁護士)
資本金9,000万円
公式サイトhttps://www.lec-jp.com/shihou/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院入試など多数の国家資格
学習形式通学生講義 / Zoomライブ配信 / Web講義(オンデマンド)から選択
質問対応教えてチューター・教えてメイト
合格特典予備試験合格時の受講料全額または半額返金制度(対象コース・条件あり)

LEC東京リーガルマインドは、47年超の指導実績と累計5,365名の合格実績が示すとおり、司法試験予備校の中でも歴史と信頼性において際立った存在です。

特に通学・Zoom・Webの3形態を1つのコースで使い分けられる柔軟な受講スタイルは、生活環境の変化に対応しやすく、継続しやすいという点で他社と差別化されています。

一方で、コース数・講師数が多い分だけ、初めて検討する方には情報量が多く選びにくく感じることもあります。

まずは公式サイトのデジタルパンフレットや無料体験・Zoom説明会を積極的に活用して、各講師のスタイルと自分との相性を事前に確かめることを強くおすすめします。

予備試験合格時の受講料全額返金制度は費用面での安心感にもつながるため、対象コースや条件を合わせて確認しておくとよいでしょう。

資格スクエア 司法試験・予備試験通信講座

受講料
752,950円(税込)〜
教育訓練給付
受講料の20%を支給(上限10万円)
運営会社
資格スクエア

資格スクエアは、法律系難関資格に特化したオンライン学習サービスです。

2026年1月に学研グループへの参画が発表され、さらなる体制強化が進んでいます。

「最短合格」を一貫したコンセプトに掲げ、合格に必要な学習内容を絞り込んだ逆算思考カリキュラムと充実したデジタル学習環境で、費用と合格率のバランスに優れた講座として評価されています。

合格実績として、令和6年度予備試験の受講生合格率24.5%を公表しており(資格スクエア調べ)、これは法務省公表の全体合格率(令和6年度最終合格率)と比較して高水準です。

フルパッケージ1つで入門から口述対策まで対応できるシンプルなコース設計と、業界最多水準の275通の論文添削が大きな差別化ポイントとなっています。

資格スクエアの予備試験対策は、主力の「合格フルパッケージ」を中心に構成されています。

合格フルパッケージは入門講義から口述対策講義まで、合格に必要なすべての講義・教材・サポートをひとつにまとめたオールインワン設計で、約540時間の動画講義・275通の論文添削・月1回のフォローアップ学習相談・短答演習アプリ・ワンクリック質問(200回)が含まれます。

料金は合格フルパッケージが796,950円(税込)、製本テキストなしプランが752,950円(税込)で(各種情報をもとにした目安、キャンペーン・割引適用前)、無料説明会参加で5万円割引クーポンが受け取れる特典もあります。

単科系プランも複数用意されており、短答対策に特化した「短答攻略NEO」や、論文過去問に特化したプランなど、自分の弱点に応じて必要な部分だけを追加受講することも可能です。

プラン名内容料金目安(税込)
合格フルパッケージ(製本テキストあり)入門〜口述対策・添削275通込み796,950円前後
合格フルパッケージ(製本テキストなし)同上・テキストデジタルのみ752,950円前後
短答攻略NEO短答対策特化別途要確認
論文過去問攻略GRIT論文過去問・添削重視別途要確認

※価格は各種割引・キャンペーン適用前の目安です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

資格スクエアが特に力を入れているのが、アウトプット重視の学習設計とデジタル学習環境です。

スモールステップ構造のカリキュラムにより、講義視聴後すぐに穴埋め・導入問題・アウトプットを行う流れが組み込まれており、知識の定着を早い段階から実感できる設計になっています。

短答演習アプリ「短答攻略クエスト」は約3,500問の演習問題を収録しており、スキマ時間を活用した短答対策に役立ちます。

オンラインレジュメはカスタマイズ可能で、自分専用の教材として活用できる点が受講生から評価されています。

また、講義画面から直接合格者に質問できる「ワンクリック質問」機能は、疑問が生じたその場で素早く解消できると好評です。

令和8年(2026年)からのCBT方式導入にも対応しており、タイピングベースの判例演習機能やオンライン答案作成の練習環境を整えています。

教育訓練給付制度(厚生労働省指定)の対象講座となっており、条件を満たすと受講料の20%(上限10万円)が国から給付される点も見逃せないポイントです。

注意点と向いている人・向かない人

合格フルパッケージは網羅性よりも「最短・最小工数」を重視した設計のため、法律知識を幅広く深く時間をかけて体系的に学びたい方には物足りなく感じる場合があります。

伊藤塾のような800時間超の大ボリューム学習と比べると、コンパクトにまとめられている分、応用力や論点の深掘りには別途補強が必要になるケースもあります。

また、予備試験合格者への司法試験対策については、合格者特典として20万円相当の司法試験講座が受けられる制度が設けられていますが、詳細の条件は公式サイトで確認することをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営資格スクエア(学研グループ参画・2026年1月)
公式サイトhttps://www.shikaku-square.com/yobishiken
対応試験司法試験・予備試験・行政書士・宅建・弁理士など
学習形式完全オンライン(スマホ・PC・タブレット)
質問対応ワンクリック質問(200回)・月1回学習相談
論文添削275通(合格フルパッケージ)
教育訓練給付対象(受講料の20%・上限10万円)
合格特典予備試験合格者向け司法試験講座20万円相当プレゼント

資格スクエアは、合格に必要な内容を絞り込んだ逆算設計と業界最多水準の275通の論文添削という組み合わせが特徴的で、費用と合格率のバランスという観点では現在の司法試験通信講座市場でも上位に位置する選択肢だと感じています。

合格フルパッケージで約80万円という価格帯は伊藤塾・LEC東京リーガルマインドより安く、アガルートアカデミーとほぼ同等で、かつ添削回数ではほぼ最多水準という点はコスパの高さを裏付けています。

教育訓練給付制度の対象であることも、費用を抑えて受講したい方には大きなメリットです。

網羅性よりも効率・最短を重視する方に特に向いている講座といえるでしょう。

まずは無料会員登録で60講義を無料視聴し、自分の学習スタイルに合うか体感してから判断することをおすすめします。

辰巳法律研究所 司法試験・予備試験通信講座

受講料
679,400円(税込)〜
合格特典
各コースに受講特典あり
運営会社
辰巳法律研究所

辰巳法律研究所は、司法試験・予備試験対策に特化した老舗予備校です。

1973年創立(一部資料では1974年)と半世紀以上の歴史を持ち、答練・論文添削・模試の質の高さで受験生から長年信頼されています。

特に全国公開模試や論文スタンダード答練は、他校受講生も答練だけ利用するほどの定評があり、「演習・答練の辰巳」として受験界での地位を確立しています。

合格実績は公式サイトでの数値公表はありませんが、合格者の声や合格体験記が多数掲載されています。

論文式試験対策の実践力を磨く教材として、「肢別本(短答過去問パーフェクト)」は受験界のスタンダード教材として広く認知されており、他校受講生も手元に置くほどの信頼性があります。

辰巳法律研究所の予備試験対策は、3つのコース体系で構成されています(2025年合格目標版の公式サイト記載をもとに、各コースの定価・パック価格を確認しています)。

ベーシックコースは、基礎集中講義・予備試験スタンダード短答オープン・予備試験スタンダード論文答練・予備試験総合択一模試・論文公開模試・口述模試の6講座がセットで、定価818,500円のところパック価格679,400円(税込)で受講できます。

スタンダードコースは、ベーシックコースに論文答案力養成講義を加えた7講座セットで、定価998,700円のところパック価格828,900円(税込)となっています。

スペシャルコースは論文基本・応用個別指導を加えた9講座セットで、定価1,886,700円のところパック価格1,493,400円(税込)という最上位コースです。

いずれのコースにも「短答過去問パーフェクト」「短答一問一答アプリ」「論文定義アプリ」などの豪華受講特典が付属します。

コース名講座数パック料金(税込)
ベーシックコース6講座679,400円
スタンダードコース7講座828,900円
スペシャルコース(個別指導付き)9講座1,493,400円

価格は2025年合格目標版(公式サイト記載)をもとにした参考情報です。

2026年合格目標版の最新価格は公式サイト(https://service.tatsumi.co.jp/yobishiken/)でご確認ください。

通学部・通信部WEB・通信部DVDから受講形態を選択できます。

また、初学者向けの基礎集中講義2026(単科)は法律ゼロから始められる入門講座として提供されており、新たにサブスクプランも加わり、よりコストを抑えて学習をスタートできる選択肢が広がっています。

辰巳法律研究所の最大の強みは、論文対策・答練・模試の充実度です

論文スタンダード答練では実際に答案を書いて添削を受けるサイクルを繰り返す設計となっており、受験生の実力を着実に引き上げることで評判を得てきました。

全国公開模試は全国6か所で実施され、成績は最短8日後に返却されます。

模試後には論文科目の解説講義を視聴でき、優秀者答案も閲覧可能なため、自分の答案の位置づけと相場観を確認できます。

短答対策では「辰巳の肢別(短答過去問パーフェクト)」が受験界で確固たる地位を持っており、アプリ版(肢別アプリ)も提供されています。

2026年度から導入されるCBT方式への対応として、辰巳CBT論文体感模試も実施しており、パソコン入力での答案作成練習ができる環境を整えています。

通学部・通信部WEB・DVDの受講形態から自由に選択でき、通信部WEBでは辰巳WEBスクールを通じていつでも講義を視聴できます。

また、Zoomによるオンライン受講にも対応しており、遠方からでもライブ感覚で授業に参加できます。

注意点と向いている人・向かない人

合格実績の具体的な数値が公式サイトで公表されていないため、合格占有率など他社と数値で比較することが難しい状況です。

合格者の声や体験記を参考にした定性的な評価が中心になります。

また、他の通信講座と比べて一部の講座ページで現在の詳細料金・コース内容が確認しにくい場合があります。

最新の2026年合格目標版のコース・料金詳細は、パンフレット請求(無料)または公式サイトのコース案内ページで確認することをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社辰巳法律研究所
本社所在地東京都新宿区西早稲田2-2-11
設立1973年(創立)
公式サイトhttps://service.tatsumi.co.jp/yobishiken/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院入試・司法書士など
学習形式通学部 / 通信部WEB / 通信部DVD(Zoom対応)
質問対応通信講座はメールによる質問受付
合格特典各コースに受講特典(短答過去問パーフェクト・アプリ等)付属

辰巳法律研究所は、50年以上の歴史を通じて磨き上げてきた論文答練・模試の質の高さが最大の魅力です。

「演習の辰巳」と称される通り、実際に答案を書いて添削を受けるアウトプット中心の学習体験は、論文合格力を本物の実力として身につけるうえで非常に効果的だと感じています。

特に、他校受講生も辰巳の模試だけを受けるというケースが多い点は、その信頼性の高さを如実に示しています。

フルコースや個別指導付きのスペシャルコースは費用が高額になりますが、ベーシックコースで679,400円という選択肢もあり、必要な講座だけを単科で追加するという使い方も可能です。

合格実績の数値非公表という点は気になりますが、長年の実績と答練・教材の評判は揺るぎないものがあり、特に論文対策に不安を感じている方にとって検討する価値の高い講座です。

加藤ゼミナール 司法試験・予備試験通信講座

受講料
298,000円(税込)〜
合格特典
あり
運営会社
株式会社加藤ゼミナール

加藤ゼミナールは、2021年5月に加藤喬弁護士(労働法1位・総合39位で司法試験合格)が設立した、司法試験・予備試験に特化したオンライン予備校です。

設立からわずか1年目に110名の司法試験合格者を輩出し、令和5年度(2023年)212名、令和6年度(2024年)356名、令和7年度(2025年)446名と毎年合格者数を大幅に伸ばし続けている急成長中の予備校です。

最大の特徴は、全てのテキストを上位合格者である専任講師がゼロから作成している点です。

市販の資料を流用せず、徹底した過去問分析に基づいてオリジナル教材を毎年改訂しているため、情報の正確さと最新性に強みがあります。

受講生の口コミでもテキストの評価が際立って高く、初学者から上級者まで幅広い層に支持されています

加藤ゼミナールの講座体系は、パック講座と単科講座から構成されています。

主力は予備試験・司法試験・法科大学院それぞれに対応したフルパッケージプランです。

予備試験合格パックは入門講座と試験対策講座を含むオールインワン設計で、入門講義・基礎講義・論文インプット講義・基礎問題演習・選択科目対策・短答対策・口述対策まで一貫して学べます。

2024年版(公式プレスリリース記載)では548,000円〜(税込)が定価として公表されており、2026年度版は公式サイトで最新価格をご確認ください。

予備試験論文式合格時には口述模試と司法試験過去問講義の無料付与があり、2年未満の学習で最終合格した場合は現金15万円の1年合格特典も設けられています。

司法試験合格パックは、法科大学院経由ルートで司法試験を目指す方向けのフルパッケージです。

法科大学院合格パックも提供されており、受験ルート別に最適化されたプランが用意されています。

プラン名対象定価目安(税込)
予備試験合格パック初学者〜予備試験合格548,000円〜(2024年版参考)
司法試験合格パック法科大学院ルート442,000円〜(2024年版参考)
法科大学院合格パックロー入試対策398,000円(2024年版参考)
入門講座(単体)初学者インプット298,000円(2024年版参考)
総まくり講座(単科)中上級論文強化150,000円(2024年版参考)

価格は公式プレスリリース(2024年版)をもとにした参考情報です。2026年度版の最新料金は公式サイト(https://kato-seminar.jp/)でご確認ください。

再受講割引(50%OFF)・紹介割引(55,000円引き)・他資格合格割引など豊富な割引制度も用意されています。

加藤ゼミナールは2026年度から導入されるCBT方式に向けて、独自開発の論文式CBTシステムを2025年9月にリリースしました。

司法試験・予備試験の過去問全年度分を選んでパソコン上で答案作成できるシステムで、法科大学院への導入も予定されています。

さらに、短答条文・判例ライブラリー(特許取得)やオフライン再生アプリも提供しており、デジタル学習環境の整備に力を入れています。

合格者が担当する質問制度、月1回の学習相談、予備試験合格者向けの口述模試無料付与といったサポートも充実しています。

また、辰巳法律研究所との提携により、受講者が短答過去問パーフェクトを15%引きで購入できる仕組みも整っています。

2021年設立と比較的新しい予備校のため、伊藤塾や辰巳法律研究所のような数十年分の累積合格者実績はまだありません。

ただし、設立5年目で446名という合格者数の伸びは著しく、特に選択科目(労働法・経済法)の上位合格実績は際立っています。

完全オンライン型のため、通学での対面指導を求める方には向きません。

また、論文添削については単科での受講が必要になるケースもあるため、講座選択の際は公式サイトで各プランの内容を詳細確認することをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社加藤ゼミナール
設立2021年5月
代表者代表取締役 加藤 喬(弁護士)
公式サイトhttps://kato-seminar.jp/
対応試験司法試験・予備試験・法科大学院入試
学習形式完全オンライン(動画講義+製本テキスト)
質問対応合格者による質問制度・月1回学習相談
合格特典予備試験論文合格で口述模試・司法試験過去問講義無料付与。2年未満合格で現金15万円贈呈

加藤ゼミナールは、設立からわずか4年で446名の合格者を輩出した急成長ぶりが目を引きます。

特に選択科目の労働法・経済法での上位合格実績は受験界で広く認知されており、テキストの質についての評判は他の新興校とは一線を画す高さです。

予備試験合格パックの価格帯が548,000円〜と伊藤塾やLECの最上位コースと比べて相対的に手頃でありながら、完全オリジナルの高品質テキストと講師直接作成の教材が揃っている点は、コスパの観点から非常に魅力的です。

CBTシステムの独自開発や辰巳との提携など、サービスの進化も速く、今後さらに注目度が高まると感じています。
設立5年目の予備校として歴史的実績の厚みこそ他社に劣りますが、テキストの質と合格者数の伸びを重視する方には積極的におすすめできる選択肢です。

BEXA 司法試験・予備試験通信講座

学習形式
完全オンライン・単科講座形式(プラットフォーム型)
受講料
33,460円(税込)〜
運営会社
株式会社BEXA

BEXA(ベクサ)は、株式会社BEXAが2015年に開設した、司法試験・予備試験対策に特化した講座配信プラットフォームです。

従来の予備校とは根本的に異なる「教育プラットフォーム型」のサービスで、各講師が独自に制作した単科講座をBEXAのシステム上で配信・販売し、受講生は講師・講座単位で自由に選択して購入するという仕組みです。

合格実績として、令和7年度(2025年)の司法試験合格者1,581名中640名(40%以上)がBEXAを利用していると公式サイトで公表されており、令和6年度は1,592名中668名(約42%)という過去最高の利用率を記録しています。

この数字は、既存の予備校で学びながら特定の科目や弱点克服のためにBEXAの単科講座を併用しているケースが多く含まれており、BEXAが「メイン講座を補完するツール」として幅広い受験生に活用されていることを示しています。

BEXAの講座はすべて単科形式で、フルパッケージ型の他社通信講座とは異なります。

価格は講師・講座によって異なり、3,000円程度の単発講座から、30万円近い総合講座まで幅広いラインアップが揃っています。

公式サイトの購入ページに各講座の料金が明示されており、主な人気講座の価格帯は以下の通りです。

講座名(講師)内容価格目安(税込)
予備・司法試験合格道場(吉野勲)基本7科目・総合講座262,000円〜
4S基礎講座(中村充)2年受講プラン論文基礎力養成238,000円〜
これだけ!75(剛力大)基本7科目・基礎100,000円
予備試験論文過去問講座過去問演習102,000円〜
基本書マスター基礎講座・憲法単科インプット37,730円〜
基本書マスター基礎講座・行政法単科インプット33,460円〜

価格はセール・キャンペーン適用前の参考価格です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

BEXAの最大の特徴は、入門・基礎・論文・過去問・科目別対策まで数百以上の講座が揃っており、自分の弱点や学習段階に合わせてピンポイントで必要な講座だけを選んで受講できる点です。

「今の時期、刑事訴訟法の論文対策だけ強化したい」「選択科目の経済法だけを集中的に学びたい」というニーズに対応できる柔軟性は、他の通信講座にはない強みです。

BEXAには、元大手予備校の人気講師から司法試験上位合格者まで多彩な講師が在籍しています。

吉野勲講師は元伊藤塾出身で、論文問題の的中率の高さと熱量ある講義で知られています。

基本7科目を網羅する総合講座「予備・司法試験合格道場」は受講生からの評価が高く、BEXAの看板的な講座の一つです。

中村充講師は4Sメソッド(条文・当事者確定・言い分・あてはめ)という独自の解法体系で知られており、「4S基礎講座」は論文の書き方を根本から鍛えたい受験生から絶大な支持を集めています。

予備試験合格後に4Sをやって「本質が理解できた」という声が後を絶ちません。

剛力大講師の「これだけ!75」は、大学在学中に白血病を抱えながら約1年で予備試験合格を果たした経験に基づく最短合格メソッドで、100,000円(税込)という比較的手頃な価格でも合格者を多数輩出しています。

注意点と向いている人・向かない人

BEXAはプラットフォーム型のため、初学者がゼロから体系的に学ぶためのフルパッケージカリキュラムは存在しません。

多数の講座の中から自分に合うものを選ぶ判断力が求められるため、ある程度学習が進んだ中上級者や弱点科目だけを補強したい方に特に向いています。

また講座のクオリティは講師によって異なるため、サンプル講義を視聴して自分との相性を確認してから購入することを強くおすすめします。

質問対応やサポート体制は講師ごとに異なり、手厚い個別サポートを求める場合は他の通信講座と比較して検討することをおすすめします。

企業情報
項目内容
運営会社株式会社BEXA
設立2015年
公式サイトhttps://bexa.jp/
対応試験司法試験・予備試験(司法書士・行政書士も対応)
学習形式完全オンライン・単科講座形式(プラットフォーム型)
料金体系講座ごとに異なる(3,000円〜30万円程度)
サポート体制講師により異なる(質問対応は講座次第)
利用実績令和7年度司法試験合格者の40%以上(1,581名中640名)が利用

BEXAは、従来の通信講座とはまったく異なる発想のサービスです。
令和7年度の司法試験合格者の40%以上がBEXAを利用しているというデータは、合格者の間でBEXAが「使えるツール」として広く認知されていることを端的に示しています。

特に「既にメイン講座を持っているが、特定の科目や論文の書き方を補強したい」という中上級者にとって、BEXAのピンポイント対策講座は費用対効果が非常に高いと感じています。
吉野勲・中村充・剛力大といった人気講師の講座は、他の予備校では受けられない独自の指導法を持っており、学習のブレイクスルーにつながったという声も多く聞かれます。

ただし法律初学者がBEXAのみで学習を完結させようとすると、どの講座を選ぶべきかの判断が難しく、非効率になりがちです。
まずはサンプル動画で講師の相性を確かめてから、自分の弱点に合わせて活用する方法が最もおすすめです。

STUDY FOR ALL 司法試験・予備試験個別指導サービス

学習形式
完全オンライン個別指導(Zoom)
受講料
110円(税込)〜
運営会社
布施精密発條株式会社

STUDY FOR ALL(スタディフォーオール)は、司法修習生を中心とした合格者講師と受験生をZoomでつなぐ、オンライン個別指導マッチングサービスです。

運営は東大阪のスプリング製造会社・布施精密発條株式会社が2021年に立ち上げたユニークな経緯を持つサービス。

「個別指導の予約が取れない・高い」と悩む受験生と「合格直後で早く収入を得たい」と考える司法修習生の双方をつなぐことで課題を解決するという発想がサービスの核心にあります。

最大の特徴は、入会費・月額費用がすべて無料で、1レッスン(25分)単位からポイントを購入して利用できる自由度の高い料金体系です。

講師が自由に料金を設定する仕組みを採用しており、値段の自由競争により低価格の実現を目指しています。

合格直後の司法修習生が講師として参加できる点も特徴で、試験に最も詳しく受験生の気持ちを一番理解できる時期の合格者から直接指導を受けられます。

STUDY FOR ALLの料金体系はシンプルで、入会・月額・固定費は一切かかりません。

利用に必要な「ポイント」を必要な分だけ購入し、そのポイントで講師のレッスンを予約する仕組みです。

ビジタープランでは、以下の5段階でポイントを購入できます。

1ポイント=1円換算で、1レッスン(25分)あたりの料金は各講師が設定するため、マイページで講師ごとの料金を確認したうえで自由に選択できます。

ビジタープラン費用付与ポイント
ビジター100110円100pt
ビジター10001,100円1,000pt
ビジター50005,000円5,000pt
ビジター1000010,000円10,000pt
ビジター3000030,000円30,000pt

また、直前対策に特化した「YOUR PLAN」は個別指導1回50分×全14回・合計140,000pt(14万円)の一括申込プランです。

司法試験合格者が講師を務め、令和4年司法試験10位台の超上位合格者の参考答案付きで、予備試験の7科目ごとに厳選した論文過去問を題材にした答案添削指導が受けられます。

6か月間・月2〜3回を基本とし、集中受講も可能です。

プラン料金(目安)内容
ビジタープラン(都度購入)110円〜30,000円(ポイント量に応じ)25分単位で好きな講師のレッスンを予約
YOUR PLAN140,000円(14万円・一括)個別指導50分×全14回・参考答案付き

※最新の料金は公式サイト(https://www.shihou.studyforall.net/wte/plan)でご確認ください。

レッスンはすべてZoomを使ったオンライン形式で、スマホやPCがあればすぐに始められます。

講師の変更は事前相談不要で自由に行えるため、自分に合う講師を気軽に探せる点が他の個別指導サービスと大きく異なります。

会員登録は無料で、登録後にマイページから各講師のプロフィール・料金・レッスン開講日を確認できます。

講師は合格直後の司法修習生も参加可能で、「受験生の気持ちを一番理解できる時期の合格者から学べる」という点はSTUDY FOR ALLならではの強みです。

2026年からのCBT方式導入に対応した対策ページも設けられており、CBT形式での答案作成に関するサポートコンテンツも提供されています。

テキストや講座の事前購入は必要なく、必要なときだけ必要な分だけ利用できるため、他の大手通信講座をメインに使いながら「論文の書き方をピンポイントで相談したい」「答案添削を個別に受けたい」という補完的な使い方にも向いています。

STUDY FOR ALLは固定カリキュラムを持たない個別指導マッチングサービスのため、法律初学者が体系的に学ぶ講座としては設計されていません。

ゼロから司法試験・予備試験対策を始めたい場合は、アガルートアカデミーや伊藤塾など体系的なカリキュラムを持つ講座をメインに選び、STUDY FOR ALLを個別相談・添削補完として活用するという使い方が適切です。

また、講師の質・料金・対応可能スケジュールは講師によって異なるため、レッスン前にプロフィールと口コミをしっかり確認することが重要です。

合格実績の数値は、公式サイトで公表されていません。

企業情報
項目内容
運営会社布施精密発條株式会社
本社所在地大阪府東大阪市加納5-9-35
設立1965年8月1日(サービス開始:2021年)
代表者代表取締役社長 野田 修
公式サイトhttps://www.shihou.studyforall.net/
対応試験司法試験・予備試験
学習形式完全オンライン個別指導(Zoom)
入会費・月額無料(ポイント購入制)
質問・サポート講師に直接相談(レッスン内)

STUDY FOR ALLは、従来の予備校・通信講座とはまったく異なるカテゴリのサービスです。

入会費・月額費用ゼロ・ポイント購入制という料金設計は、他のどの司法試験サービスにもない自由度の高さで、「今すぐ論文の添削だけを安く受けたい」「1回だけ試してみたい」という方にとって使いやすい選択肢といえます。

合格直後の司法修習生が講師として参加できる仕組みは、最新の試験傾向に精通した指導を低コストで受けられるという意味でユニークです。

ただし、あくまで個別指導マッチングサービスであるため、体系的な学習計画を立て、主要講座との組み合わせで効果を最大化することをおすすめします。
特に「他校受講生だが添削だけ個別で受けたい」「直前期に特定の論点を集中的に相談したい」という方にとっては、コストを抑えながら質の高い個別指導が受けられる非常に魅力的な選択肢です。

司法試験・予備試験通信講座を利用した人へのアンケート調査結果

当サイトでは、司法試験・予備試験対策として通信講座を受講した経験を持つ方を対象に独自アンケートを実施しました。

有効回答数は73名、受講前に気になる疑問や、実際に利用してみてわかったリアルな声をもとに、講座選びの参考となるデータをまとめています。

通信講座を選ぶ際に最も重視したポイントはどれですか?
選択肢回答数割合
受講費用・コストパフォーマンス22名30.1%
合格実績・合格者数19名26.0%
講師の質・わかりやすさ16名21.9%
学習サポート体制(質問対応など)10名13.7%
教材のボリューム・網羅性6名8.2%

受講費用を最重視した方が30.1%と最多で、合格実績を重視した方も26.0%にのぼりました。司法試験・予備試験は受験期間が長期に及ぶケースも多く、費用対効果の高さが講座選びの最優先事項になっていることがわかります。

まずは自分の予算を明確にしたうえで、合格実績と照らし合わせて検討してみるとよいでしょう。

通信講座の受講費用として実際に支払った金額はいくらでしたか?
通信講座の受講費用として実際に支払った金額はいくらでしたか?
金額帯回答数割合
10万円未満8名11.0%
10万円以上〜20万円未満14名19.2%
20万円以上〜40万円未満21名28.8%
40万円以上〜60万円未満18名24.7%
60万円以上12名16.4%

最も多かった金額帯は20万円以上〜40万円未満で28.8%、次いで40万円以上〜60万円未満が24.7%となりました。全体の約7割が20万円以上を支払っており、司法試験・予備試験対策には相応の費用投資が現実として伴うことが確認できます。

分割払いや教育ローンが利用できる講座もあるため、支払い方法の選択肢も事前に確認しておくとよいでしょう。

通信講座の学習サポート(質問対応・添削など)に満足しましたか?
評価回答数割合
非常に満足した24名32.9%
おおむね満足した38名52.1%
どちらともいえない7名9.6%
やや不満だった3名4.1%
不満だった1名1.4%

満足・おおむね満足と回答した方を合わせると85.0%に達しており、多くの受講者が学習サポートに対して好印象を持っていることがわかりました。論文試験対策では添削の質が得点力に直結するため、サポートの充実度は講座選びで外せないチェックポイントです。

無料体験や資料請求でサポート内容を事前に確認しておくことをおすすめします。

通信講座の講義動画・教材のわかりやすさを100点満点で評価するとどのくらいですか?
スコア帯回答数割合
90〜100点18名24.7%
80〜89点26名35.6%
70〜79点17名23.3%
60〜69点8名11.0%
60点未満4名5.5%

80点以上と回答した方が全体の60.3%を占め、講義の質に対する満足度は全体的に高い水準にあることが確認できました。平均スコアは約80点前後で、特に入門〜基礎段階の講義に高評価が集まる傾向がみられます。

講義スタイル(板書型・スライド型など)は講座によって異なるため、サンプル動画を視聴して自分に合う形式かどうかを確かめておくとよいでしょう。

通信講座を受講して総合的に満足しましたか?
評価回答数割合
非常に満足した21名28.8%
おおむね満足した41名56.2%
どちらともいえない7名9.6%
やや不満だった3名4.1%
不満だった1名1.4%

総合満足度では、満足・おおむね満足と回答した方の合計が85.0%となりました。受講した講座の内容が試験範囲を網羅しており、継続的に学習を進められた点が高評価につながっているというコメントが多く寄せられました。

満足度の高い講座を選ぶためには、カリキュラムの全体像と学習ペースが自分のライフスタイルに合っているかを事前に確認することが大切です。

司法試験・予備試験通信講座の選び方|失敗しないための5つのポイント

数ある通信講座の中から本当に自分に合うものを選ぶには、何を基準にすればよいのでしょうか。

受講費用が高い講座が必ずしも合格に直結するわけではなく、逆に安価な講座でも十分な学習効果を得られるケースは多くあります。

以下では、司法試験・予備試験通信講座を選ぶうえで特に重視していただきたい5つのポイントを解説します。

合格実績・合格者数を確認する

通信講座を選ぶ際、最初に確認したいのが合格実績です。

予備試験の最終合格率は例年3〜4%前後(法務省公表)という超難関試験だからこそ、どれだけの合格者を輩出しているかは講座の実力を測る重要な指標となります。

ただし、合格実績の数字には注意が必要です。

「累計合格者数」と「年間合格者数」では意味合いが大きく異なりますし、有料受講生に限定した数字なのか、無料体験受講生も含むのかによって実態が変わります。

各講座の実績ページの注釈まで、しっかり確認するとよいでしょう。

また、予備試験ルートと法科大学院ルートで合格者数を分けて公表している講座もあります。

自分がどちらのルートを目指すかによって、参考にすべき数字も変わってきます。

講座名主な合格実績
アガルートアカデミー令和6年司法試験合格者の37.8%にあたる602名を輩出
伊藤塾2022年予備試験ルートからの司法試験合格者の約92%が受講生
LEC東京リーガルマインド1993〜2024年累計合格者数5,365名
加藤ゼミナール令和6年合格者数356名(前年比増加中)
BEXA令和7年司法試験合格者の40%以上にあたる1,581名中640名が利用

※各社公式サイト・公表データをもとに作成。集計方法・対象範囲は各社で異なります。

受講費用とコストパフォーマンスを比べる

司法試験・予備試験対策の通信講座は、入門から論文対策まで含めたフルパッケージで比較すると、最安のスタディング(89,100円〜)から最高峰の伊藤塾・アガルート(80万円以上)まで、10倍以上の価格差があります。

費用の高さがそのまま合格率の高さに直結するわけではないため、自分の学習スタイルや優先事項を踏まえたうえで費用対効果を判断することが大切です。

また、多くの講座では合格時の受講料返金制度や割引キャンペーンを実施しており、定価だけで比較するのではなく、実質的な負担額を確認することをおすすめします。

講座名予備試験対応コースの目安費用返金・特典制度
スタディング89,100円〜398,000円合格お祝い金あり
BEXA3,000円〜(単科)/ セットプラン100,000円〜なし(単科購入型)
加藤ゼミナール40万円台〜割引制度あり
資格スクエア合格フルパッケージ(要問合せ)乗換割・紹介割あり
辰巳法律研究所679,400円〜1,493,400円キャンペーンあり
アガルートアカデミー888,800円〜(カリキュラムフル)合格時受講料全額返金
伊藤塾コースにより異なる(要問合せ)合格者特典あり
LEC東京リーガルマインドコースにより異なる(要問合せ)割引制度あり
STUDY FOR ALL140,000円(個別指導14回)なし

※費用は2026年3月時点の公式サイト記載をもとに作成、キャンペーン等により変動します。

費用を抑えたい場合はスタディングやBEXAが現実的な選択肢ですが、手厚い添削・サポートを求めるならアガルートや伊藤塾も検討に値するでしょう。

まずは無料体験や資料請求を活用して、講座内容の質を自分の目で確かめることが重要です。

論文対策・添削サポートの充実度を確認する

司法試験・予備試験において、合否を分ける最大の関門が論文式試験です。

短答式は知識の暗記で対応できる部分も多いですが、論文式は法的思考力と答案構成力が問われるため、添削指導なしに独学で対策するのは非常に難しいといわれています。

通信講座を選ぶ際は、論文添削の回数・方式・フィードバックの質を必ず確認してください。

添削回数が多ければよいというものでもなく、講師が直接コメントする形式なのか、AIによる自動採点なのかによって、学習効果は大きく変わります。

論文対策・添削サポートの特徴を講座別に整理すると以下の通りです。

講座名論文添削の方式質問対応
アガルートアカデミー講師による個別添削あり質問無制限(テキスト形式)
伊藤塾講師添削・カウンセリングあり個別相談対応あり
LEC東京リーガルマインド答練・添削あり(通学・オンライン)Zoom・対面対応
資格スクエア添削ありオンライン質問対応
辰巳法律研究所答練・添削に定評あり質問対応あり
スタディングAI添削(論文コアメソッド講座)メール質問対応
BEXA講座により異なる(単科選択制)講師により異なる
加藤ゼミナール添削あり(コースによる)質問対応あり
STUDY FOR ALL個別添削・個別指導が中心マンツーマン対応

特に論文対策に不安を感じている方は、添削回数が多く講師からの直接フィードバックが受けられる講座を優先的に検討するとよいでしょう。

学習スタイルと教材形式が自分に合っているかを見極める

どれだけ優れた講座でも、自分の生活スタイルや学習ペースに合っていなければ継続することが難しくなります。

司法試験・予備試験の学習期間は一般的に2〜5年以上に及ぶことも珍しくないため、長期間にわたって無理なく続けられる形式かどうかは非常に重要です。

主な学習スタイルの違いを、確認しておきましょう。

スマホだけで完結させたい社会人にはスタディングが最適です。1回30〜40分の短い講義とWEBテキストで構成されており、通勤時間や隙間時間を活用した学習が可能です。

自分のペースで好きな講師の講座を組み合わせたい方には、BEXAが向いています。

100以上の単科講座から必要なものだけを選べるため、すでにある程度学習が進んでいる方や苦手分野だけを補強したい方に適しています。

フルカラーテキストとわかりやすい動画講義でゼロから体系的に学びたい方にはアガルートアカデミーが合うでしょう。

初学者でも最短合格を狙えるカリキュラムが整っており、モデル学習スケジュールに沿って進めやすい構成です。

個別指導に近いきめ細やかなサポートを求める方には、STUDY FOR ALL や伊藤塾が選択肢になります。講師との距離が近く、自分の答案に対して直接フィードバックをもらえる環境が整っています。

また、製本テキストの有無も重要な判断基準です。紙のテキストに書き込みながら勉強したい方と、デジタルデータだけで完結させたい方では、向いている講座が変わってきます。

無料体験や資料請求でサンプルを確認してから判断することをおすすめします。

初学者向けか学習経験者向けかを確認する

通信講座の中には、法律知識がゼロの初学者を対象に設計されたものと、ある程度の基礎知識を前提とした上級者向けのものが混在しています。

自分の現在の学習レベルと講座が想定している対象者がズレていると、講義の難易度が合わず挫折しやすくなります。

初学者向けの講座は、入門講座から基礎・応用・論文対策まで段階的に学べるカリキュラムが用意されており、学習のロードマップが明確です。

アガルートアカデミーや伊藤塾、スタディングはこの点で初学者からの評価が高い講座です。

学習経験者向けの講座は、基礎知識を前提に論文答練や演習中心のカリキュラムで構成されており、短期間で合格レベルに引き上げることを目的としています。

辰巳法律研究所の答練や、BEXAの上級者向け単科講座がこれに当たります。

タイプおすすめ講座特徴
初学者(法律知識ゼロ)アガルートアカデミー、伊藤塾、スタディング入門から論文まで一貫したカリキュラム
中級者(基礎知識あり)資格スクエア、加藤ゼミナール、BEXA効率的なアウトプット重視の構成
上級者(論文対策・仕上げ)辰巳法律研究所、BEXA(単科)答練・添削中心の実践的な構成
個別指導希望STUDY FOR ALL、伊藤塾講師とのマンツーマンに近いサポート

まずは無料体験講義を受けて、自分のレベルに合った難易度かどうかを体感してから決めるのが最も確実な方法です。

資料請求だけでも講座の概要やカリキュラム詳細を入手できるため、複数の講座を比較検討したうえで申し込みを進めるとよいでしょう。

司法試験・予備試験の基礎知識|制度・科目・合格率・勉強法を徹底解説

司法試験や予備試験への挑戦を検討しているものの、そもそもどのような試験なのか、どこから勉強を始めればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

本セクションでは、試験制度の概要から最新の試験日程、過去の合格率の推移、そして効果的な勉強法まで、合格に向けて必要な基礎知識を網羅的に解説します。

司法試験・予備試験とはどのような試験か
司法試験の概要と位置づけ

司法試験は、裁判官・検察官・弁護士という法曹三者になるために必ず突破しなければならない国家試験です。

日本の資格試験の中でも最難関の一つとして知られており、法律知識だけでなく、高度な法的思考力と論述力が求められます。

現行の司法試験制度は2006年(平成18年)に始まり、旧司法試験が廃止された2011年(平成23年)以降は、法科大学院修了者または予備試験合格者のみが受験資格を持つ形になっています。

試験に合格した後は司法修習(原則1年間)を経て、二回試験に合格することで初めて法曹資格が得られます。

年齢・学歴・国籍に関わらず誰でも受験できる試験ではなく、受験資格の取得が合格への最初のハードルとなります。

また、受験回数は受験資格取得後5年以内に5回までという制限があるため、計画的な学習が不可欠です。

予備試験の概要と役割

司法試験予備試験は、法科大学院を経由せずに司法試験の受験資格を得るために設けられた試験です。

2011年(平成23年)から開始されており、合格することで法科大学院修了者と同等の資格で司法試験を受験できます。

予備試験ルートは、法科大学院に通う時間的・費用的余裕がない社会人や、法学部以外の学生・社会人にとって現実的な選択肢として注目されています。

法科大学院の学費は2〜3年分で数百万円に上ることが多いため、費用を抑えながら最短で法曹を目指したい方にとって予備試験ルートは大きな魅力があります。

予備試験合格者の司法試験合格率は例年90%前後と非常に高く、法務省の公表データによると令和7年度(2025年)の予備試験合格者の司法試験合格率は90.68%(法科大学院修了者の合格率21.91%と比較)でした。

この数字が示すとおり、予備試験合格の水準は司法試験合格に十分対応できる実力の証明といえます。

受験資格の3つのルート

司法試験の受験資格を得るには、大きく3つのルートがあります。

1つ目は法科大学院修了ルートです。認可を受けた法科大学院(ロースクール)の課程を修了することで受験資格を取得します。

既修者コース(2年)と未修者コース(3年)があり、法律の学習経験の有無によって選択できます。

2つ目が予備試験合格ルートです。予備試験に合格することで法科大学院修了と同等の受験資格が得られます。

経済的・時間的に法科大学院への進学が難しい方や、最短ルートで法曹を目指したい方に適しています。

3つ目は法科大学院在学中受験ルートです。2023年(令和5年)から新たに導入された制度で、法科大学院の一定の単位を修得し、かつ試験が行われる年の4月1日から1年以内に修了見込みの認定を受けた者が受験できます。

令和7年度(2025年)の在学中受験者の合格率は52.66%と、修了者(21.91%)を大きく上回っており、注目度が高まっています。

令和8年(2026年)最新試験スケジュール
令和8年度 予備試験の日程

法務省が2025年12月3日に発表した令和8年(2026年)の予備試験日程は以下の通りです。

令和8年度予備試験の出願受付期間は、オンライン出願が令和8年2月16日(月)から3月13日(金)まで、紙媒体による郵送出願が令和8年3月2日(月)から3月13日(金)までとなっています。

なお、令和8年度から初めてオンライン出願が導入されており、これまでの紙のみの出願に比べ手続きが簡便になりました。

短答式試験は令和8年7月19日(日)に実施され、合格発表は8月6日(木)の予定です。論文式試験は令和8年9月12日(土)・13日(日)の2日間にわたって行われ、合格発表は12月17日(木)となっています。最後の口述試験は令和9年1月23日(土)・24日(日)に実施され、最終合格発表は令和9年2月4日(木)です。

試験地については、短答式試験が札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪府・広島市・福岡市またはその周辺で行われます。

論文式試験は原則として47都道府県全域で実施されますが、口述試験のみ東京都またはその周辺(千葉県の会場)での受験となるため、地方在住の方は宿泊の手配が必要です。

また、令和8年度から司法試験・予備試験のデジタル化が進み、CBT方式(Computer Based Testing:パソコン受験)が予備試験の論文式試験から導入される予定です。

これにより従来の手書き解答から変わり、PCを使った入力形式への対応が求められます。

試験区分実施日合格発表
出願受付(オンライン)2026年2月16日〜3月13日
出願受付(郵送)2026年3月2日〜3月13日
短答式試験2026年7月19日(日)2026年8月6日(木)
論文式試験2026年9月12日(土)・13日(日)2026年12月17日(木)
口述試験2027年1月23日(土)・24日(日)2027年2月4日(木)
参考:法務省「令和8年司法試験予備試験の実施日程等について」
令和8年度 司法試験の日程

令和8年度(2026年度)の司法試験は、7月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日)の4日間にわたって実施されます。17日(金)は中日(休日)となっており、論文式試験が3日間・短答式試験が1日の構成です。

出願については、紙願書の提出期限が令和8年3月19日(木)から4月2日(木)まで、オンライン願書の提出期限が令和8年3月9日(月)から4月2日(木)までとなっています。

短答式試験の合格発表は8月6日(木)、最終合格発表は11月11日(水)の予定です。

受験地は、札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・那覇市またはその周辺となっており、予備試験と同様にCBT方式が短答式・論文式の両方で導入されます。

参考:法務省「令和8年司法試験の実施日程等について」

試験科目と配点

予備試験の科目構成は、短答式試験・論文式試験・口述試験の3段階に分かれています。

短答式試験(270点満点)では、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法・一般教養科目の8科目が出題されます。合格ラインは例年6割程度(160点前後)とされています。

論文式試験(500点満点)では、法律基本7科目(憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)に加え、法律実務基礎科目・一般教養科目・選択科目(8科目から1つ選択)が課されます。合格ラインは得点率5割程度(230〜250点台)で、各科目に足切りラインが設けられています。

口述試験は民事・刑事の実務基礎科目が中心となっており、合格率は例年91〜99%と非常に高く、論文式試験を突破できればほぼ合格できる段階といえます。

過去の合格率の推移
司法試験の合格率推移

現行の司法試験(新司法試験)が始まった2006年以降、長らく合格者数は1,500名程度を目標値としつつも、受験者数の減少に伴い合格率は上昇傾向にあります。

法務省が公表しているデータをもとに、近年の合格率をまとめると以下の通りです。

年度受験者数合格者数合格率
令和3年(2021年)3,424人1,421人41.5%
令和4年(2022年)3,082人1,403人45.5%
令和5年(2023年)3,928人1,781人45.3%
令和6年(2024年)3,779人1,592人42.1%
令和7年(2025年)3,837人1,581人41.2%
参考:法務省「司法試験の結果について」

令和5年度(2023年)から法科大学院在学中受験が解禁されたことで受験者数が増加に転じましたが、合格率は40%台を安定的に維持しています。

受験資格を得た時点でかなりの難関を突破していることが、比較的高い合格率の背景にあります。

受験ルート別に見ると、令和7年度の合格率は予備試験合格者が90.68%、在学中受験者が52.66%、法科大学院修了者が21.91%と、ルートによって大きな差があります。

予備試験合格者の圧倒的な高合格率は、予備試験合格水準の高さを物語っています。

予備試験の合格率推移

予備試験は司法試験に比べて合格率が大幅に低く、最終合格率は例年3〜4%前後で推移しています。

令和7年度(2025年)の結果は受験者数12,432人に対し最終合格者452人で、合格率は3.6%でした。

年度出願者数短答合格率論文合格率最終合格率
令和3年(2021年)14,312人約20%約18%約3.9%
令和4年(2022年)16,145人約20%約17%約3.6%
令和5年(2023年)16,145人約20%約18%約3.6%
令和6年(2024年)14,965人約21%約18%約3.7%
令和7年(2025年)12,432人22.0%17.4%3.6%
参考:法務省「司法試験予備試験の結果について」

短答式試験で8割の受験者が落ち、残った2割の中から論文式試験で約17〜20%が合格します。

口述試験は合格率98.9%と高く、実質的な合否は論文式試験までで決まるといっても過言ではありません。

最終合格者の属性としては、令和7年度の合格者452人中264人が現役大学生であり、約58%を占めています。

一方、社会人合格者も一定数おり、毎日コツコツ学習を継続できる社会人が不利なわけではないとされています。

参考:法務省「令和7年司法試験予備試験の結果について」

司法試験・予備試験の勉強方法
学習の全体像と基本方針

司法試験・予備試験の学習は、インプット(知識習得)とアウトプット(論文演習・答練)の繰り返しが基本です。

特に合否を分けるのは論文式試験の出来であるため、早い段階から論文答案の書き方を意識した学習を進めることが重要です。

多くの短期合格者が実践している共通の学習方針は、基本書や予備校テキストを丁寧に読み込みながら、過去問演習と答案添削を繰り返すことです。

知識を詰め込むだけでなく、限られた試験時間内に法的三段論法(問題提起→規範定立→あてはめ→結論)に沿って論文を書き上げる訓練を積むことが、合格への近道とされています。

短答式試験の対策方法

短答式試験は択一形式(マークシート方式)で出題されるため、正確な法律知識の定着と過去問の徹底分析が有効です。

過去問を繰り返し解くことで出題パターンを把握し、各科目の重要条文・判例を体系的に覚えることが求められます。

予備試験の短答式試験は7科目+一般教養科目と科目数が多く、浅く広い知識が問われます。

各科目の足切りラインを下回らないよう、バランスよく全科目を学習することが大切です。

一般教養科目は法律以外の幅広い分野から出題されるため、得点しやすい分野を見つけて効率よく対策するとよいでしょう。

論文式試験の対策方法

論文式試験は多くの受験生が最も苦労する関門です。単に知識を暗記するだけでは得点できず、問題文の事実を法的に分析し、論理的な構造で答案を書き上げる力が問われます。

論文対策の第一歩は、論証集(予備校が提供する主要論点のひな形集)を使った学習です。

重要論点の規範を理解したうえで答案の型を身につけ、その後は過去問演習を通じて実際に答案を書く練習を繰り返します。

添削を受けてフィードバックを得ることで、自分では気づきにくい答案上の癖や欠点を改善できます。

選択科目の選び方も重要で、予備試験・司法試験ともに令和7年度のデータでは労働法が最も人気の高い科目となっています。

自分が得意な科目・興味を持てる科目を選ぶことで、継続的なモチベーション維持につながるでしょう。

口述試験の対策方法

口述試験は予備試験特有の試験形式で、試験官と面接形式で行われます。

民事実務基礎・刑事実務基礎の2科目について、事例問題に答える形で進行します。

論文式試験を突破した受験者の合格率は98.9%と非常に高いものの、形式に慣れていないと緊張から本来の実力を発揮できないこともあります。答案練習と並行して口述模試を受けておくと安心です。

勉強に必要な時間・期間と学習の流れ
必要な学習時間の目安

司法試験・予備試験の合格に必要な学習時間は個人差が非常に大きく、一概に断言することはできません。

ただし一般的な目安として、予備試験合格には3,000〜5,000時間、司法試験合格を含めるとさらに上乗せして合計4,500〜1万時間程度が必要といわれています(スタディング「司法試験・予備試験講座」の学習目安より)。

法学部出身で基礎知識がある場合は、学習期間が短縮される傾向があります。

法律初学者が1年以内に予備試験に合格するケースは非常にまれで、一般的には2〜5年の学習期間を見込むことが現実的です。

社会人の場合は、1日2〜3時間の学習を継続することが合格者に多く見られるパターンです。

STEP別 学習の流れ

合格までの学習は大きく以下のSTEPで進めると効率的です。

STEP 1 <法律の基礎概念と試験制度の理解(1〜2か月)>

まず試験の全体像と科目構成を把握します。憲法・民法・刑法の入門講義を受講し、法律用語・法的三段論法・条文の読み方など基礎中の基礎を身につけます。

通信講座の入門コースやガイダンス動画を活用するとスムーズに始められます。

STEP 2 <法律基本7科目のインプット学習(6か月〜1年)>

憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7科目について、テキストや講義動画を使って体系的な知識を習得します。

各科目の重要判例・条文・論点を繰り返し学習し、論証集で主要論点の規範を覚えます。この段階では短答式試験の過去問演習も並行して進め、知識の確認と定着を図ります。

STEP 3 <論文答案の書き方を習得(3〜6か月)>

インプット学習と並行して、論文式試験の答案書き方を習得します。法的三段論法の型を身につけ、答案構成(問題提起→規範→あてはめ→結論)を意識した論述練習を開始します。最初は1問解くのに数時間かかっても問題ありません。短い事例問題から始め、徐々に本試験レベルの問題に挑戦していきます。

STEP 4 <過去問演習と答練・添削(6か月〜1年)>

論文答案の書き方を習得したら、予備試験の過去問を使った本格的な演習に入ります。時間を計って本番と同じ条件で答案を書き、通信講座の添削サービスや答練に提出してフィードバックを受けます。答案の弱点を把握し、繰り返し修正していくことで得点力が着実に向上します。

STEP 5 <全科目の仕上げと直前対策(1〜3か月)>

試験直前の仕上げ段階では、論証集の復習・重要判例の整理・時事的な法改正情報の確認を行います。

予備試験の口述試験対策として、口述模試への参加も検討しましょう。

短答式試験については、過去問を全科目通しで解いて本番と同じペース配分を体感しておくことが大切です。

STEP 6 <予備試験合格後、司法試験対策へ移行>

予備試験に合格したら、司法試験対策に切り替えます。

予備試験と司法試験は出題科目に重なりが多いため、大幅に勉強をやり直す必要はありません。

司法試験固有の選択科目の深掘りと、より高度な論文演習を積み上げていきます。

予備試験合格者の司法試験合格率は90%前後と高く、継続して学習を続ければ十分に狙える水準です。

参照情報

本セクションの作成にあたり、以下の公的機関・信頼性の高いサイトを参照しました。

参照情報

司法試験・予備試験通信講座を申し込んでから合格するまでの流れ

司法試験・予備試験の通信講座を選んで受講を始めてから最終合格に至るまでには、複数のステップがあります。

予備試験ルートの場合、短答式・論文式・口述という3段階の試験を突破する必要があり、各ステップで異なる学習アプローチが求められます。

ここでは、通信講座を活用した合格までの実践的な流れを詳しく解説します。

STEP1
自分の現状と目標ルートを明確にする
通信講座を申し込む前に、まず自分の学習状況と目指すルートを整理することが重要です。法律知識がゼロの初学者なのか、ある程度の学習経験があるのか、予備試験ルートを選ぶのか法科大学院ルートを選ぶのか、合格目標年度はいつなのかによって、選ぶべき講座とカリキュラムがまったく異なります。
特に社会人の場合は、1日に確保できる学習時間の現実的な見積もりが大切です。仮に1日2時間確保できるとすれば、年間で730時間程度の学習が可能ですが、予備試験合格に必要とされる3,000〜5,000時間を考えると、最低でも4〜7年かかる計算になります。この現実を踏まえたうえで、学習ペースと合格目標年度を設定しましょう。
STEP2
複数の通信講座を無料体験・比較検討する
目標が定まったら、複数の通信講座の無料体験や資料請求を活用して比較します。アガルートアカデミー・伊藤塾・LEC東京リーガルマインド・スタディング・資格スクエア・加藤ゼミナールなど、主要な通信講座はほぼすべてが無料体験講義やサンプルテキストを提供しています。
このステップで最も重要なのは、実際に体験して「自分がこの講義スタイルで長期間学習を続けられるか」を体感することです。テキストの見やすさ・講義動画のわかりやすさ・倍速視聴対応の有無・スマホでの操作感など、日常使いの快適さは長期間の継続学習に直結します。また、費用の総額だけでなく、論文添削の回数と質・質問対応の方法・合格時の返金制度の有無なども、講座選びの重要な判断基準になります。
STEP3
講座を申し込み、学習環境を整える
講座を決めたら申し込みを完了し、学習環境を整えます。通信講座はオンラインが基本のため、スマートフォン・PC・タブレットの動作確認と、安定したインターネット環境の用意が先決です。製本テキストが提供される講座は届くまでの間にデジタルコンテンツで学習を開始しておくと、スムーズに学習をスタートできます。
合格者の多くが実践しているのが、学習記録をつける習慣です。スタディングのような学習管理機能が内蔵されている講座はアプリで自動記録されますが、そうでない場合は手帳やスプレッドシートで学習時間・進捗・理解度を記録しておくと、中長期的なペース管理に役立ちます。
分割払いや教育ローンを活用する場合は、申し込み前に手続きを完了させておくとよいでしょう。アガルートアカデミーは10回分割手数料無料の制度を設けており、高額な費用をなるべく分散して負担できます。
STEP4
入門・基礎インプット講義で法律の全体像を把握する(目安:6か月〜1年)
学習を開始したら、まず入門・基礎インプット講義から始めます。憲法・民法・刑法・行政法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の7科目について、法的思考の基礎と試験に必要な知識体系を構築していきます。
このステップで大切なのは、完全に理解しようとせず、まずは全科目を一周することです。初回の学習ではどうしても理解が浅い部分が生じますが、2周目・3周目と繰り返すことで理解が深まるため、最初は全体像の把握を最優先にしてください。通信講座の講義は1回30〜60分程度にまとめられているものが多く、1.5〜2倍速での視聴と通勤・通学中のスキマ時間活用で学習密度を高めましょう。
短答式試験の過去問演習もこの段階から並行して進めることをおすすめします。資格スクエアの「短答攻略クエスト」やスタディングのAI問題復習機能、辰巳法律研究所の「肢別本(短答過去問パーフェクト)」などを活用し、インプットとアウトプットを交互に繰り返して知識の定着を早めます。
STEP5
論文答案の書き方を習得し、過去問演習を本格化させる(目安:6か月〜1年)
基礎インプットが一巡したら、論文式試験の答案作成スキルの習得に本格的に取り組みます。法的三段論法(問題提起→規範定立→あてはめ→結論)に基づいた答案構成を体に染み込ませることが、このステップの最大の目標です。
通信講座の論文答練・添削サービスをフル活用してください。アガルートアカデミーの質問制度・伊藤塾の個別カウンセリング・LEC東京リーガルマインドの論文過去問添削・資格スクエアの275通添削など、各講座のサポートを最大限に活用して、講師からのフィードバックを繰り返し受けることが実力向上の最短ルートです。
自分で書いた答案を見直す際は、法務省が公表する採点実感を参照しながら「採点者が何を求めているか」を意識することが重要です。この段階でBEXAの単科講座を補助的に活用し、特定の科目・論点でつまずいた部分をピンポイントで補強する使い方も効果的です。
STEP6
予備試験の受験申込と直前期対策を進める
予備試験の出願受付期間(令和8年度は2026年2月16日〜3月13日)に合わせて、出願手続きを完了させます。令和8年度からオンライン出願が導入されており、スムーズに手続きを済ませることができます。出願後は直前期対策として、短答式・論文式それぞれの重点復習を進めます。
直前期(試験の2〜3か月前)は、新しい知識の習得よりも既習範囲の総復習と時間管理の訓練を優先します。模試への参加は直前期の実力確認として非常に有効で、辰巳法律研究所の全国公開模試やアガルートアカデミーの答練など、複数社の模試を活用することで本番に近い状況での練習ができます。
CBT方式(パソコン受験)が令和8年度から予備試験論文式に導入されるため、スタディングのオンライン演習環境・加藤ゼミナールの論文式CBTシステム・LEC東京リーガルマインドのCBT答練など、パソコン入力での答案作成練習を事前に積んでおくことが必須となります。
STEP7
予備試験各段階を突破する
短答式試験(7月中旬)・論文式試験(9月上旬)・口述試験(翌年1月下旬)の3段階を順番に突破していきます。短答式試験の合格発表(8月上旬)から論文式試験まで約1か月と時間的余裕がほぼないため、短答式試験終了後も合格を前提として論文対策を継続することが重要です。
論文式試験に合格したら口述試験の対策に切り替えます。口述試験の合格率は例年91〜99%と高いですが、Zoom形式での受け答えに不慣れな方や緊張しやすい方は、STUDY FOR ALLのような個別指導サービスを活用した口述模試への参加が効果的です。
STEP8
予備試験合格後、司法試験対策へ移行する
予備試験の最終合格発表(翌年2月初旬)後は、司法試験の対策に移行します。予備試験合格者の司法試験合格率は令和7年度で90.68%と非常に高く、予備試験の延長線上として引き続き論文力を磨くことが中心になります。
多くの通信講座では、予備試験合格者向けに司法試験過去問講座の無料付与や半額提供などの特典を設けています。加藤ゼミナールは予備試験論文合格後に司法試験過去問講義(全年度分)を無料付与、アガルートアカデミーは予備試験合格者向けに司法試験講座50%オフ割引が利用可能です。これらの制度を活用することで、追加費用を抑えながら司法試験対策を進められます。
受験資格取得から5年以内に最大5回の受験が可能なため、計画的に受験スケジュールを組んだうえで、最終的な法曹資格取得を目指しましょう。

司法試験・予備試験通信講座に関するよくある質問

Q法律の知識がまったくゼロでも、通信講座だけで予備試験に合格できますか?
A法律知識がゼロの状態から通信講座だけで予備試験に合格している方は実際に存在します。ただし、現実的な学習期間と相応の努力が必要です。
予備試験は7科目の法律知識に加え、論文式試験における論述力と実務的な思考力が求められます。初学者が独学で体系的な知識を身につけるのは難しいため、入門講座から論文対策までを一貫してカバーする通信講座の活用が特に有効です。アガルートアカデミーや伊藤塾、スタディングなどは初学者向けカリキュラムが整っており、法律知識がゼロの状態から受講を始めた合格者の声も多く公表されています。
ただし、1年以内の超短期合格は非常にまれで、多くの初学者は2〜4年程度の学習期間を経て合格しています。まずは無料体験講義を受けて自分のペースで学習を続けられる講座を選ぶことが、長期戦を乗り切る上で大切です。
Q通信講座と予備校(通学)はどちらがおすすめですか?それぞれのメリット・デメリットを教えてください。
Aどちらが優れているとは一概にはいえません。生活スタイルや学習の特性に合わせて選ぶことが重要です。
通信講座の最大のメリットは、時間と場所を選ばない柔軟性です。スマートフォンやPCで講義を何度でも視聴でき、仕事・育児・学業と並行しながら学習を進めやすい点は社会人や学生に特に支持されています。受講費用も通学型より安価な傾向があり、スタディングのように10万円を切るコースも存在します。デメリットとしては、自己管理が求められる点と、孤独な学習になりやすい点が挙げられます。
通学型予備校のメリットは、講師との対面授業によるリアルタイムな質疑応答と、受験仲間との切磋琢磨によるモチベーション維持です。スケジュールが固定されているため学習の習慣化がしやすい反面、費用が高額になりやすく、受講時間・場所の制約があります。
近年は伊藤塾やLEC東京リーガルマインドのように通学と通信を選べるハイブリッド型も充実しており、生活スタイルに合わせた柔軟な受講が可能になっています。
Q社会人でも働きながら司法試験・予備試験に合格できますか?
A合格できます。実際に令和7年度(2025年)の予備試験最終合格者452人の中にも、社会人として働きながら合格した方が一定数含まれています。
社会人受験生が合格するために特に重要なのは、隙間時間の徹底活用と学習の習慣化です。通勤時間・昼休み・就寝前などを使った短時間学習を毎日継続することで、1日2〜3時間程度の学習時間を確保できます。スタディングのようなスマホ完結型の通信講座は30〜40分単位の短い講義で構成されており、社会人の学習スタイルに最適化されています。
ただし、大学生と比べると純粋な学習時間の確保が難しく、平均的には社会人の合格までの期間が長くなる傾向があります。早めに学習をスタートし、論文答練への継続的な参加と添削フィードバックを積み重ねることが、社会人が合格に近づくための現実的な方法です。
Q予備試験と法科大学院、どちらのルートで司法試験を目指すべきですか?
Aどちらのルートが適しているかは、時間・費用・現在の状況によって異なります。
予備試験ルートが向いているのは、社会人として働きながら費用を抑えて最短で法曹を目指したい方や、法科大学院への進学が難しい環境にある方です。予備試験に合格した場合の司法試験合格率は令和7年度で90.68%と圧倒的に高く、合格さえすれば最も確実に法曹になれるルートといえます。ただし、予備試験自体の最終合格率が3〜4%と難しいため、長期的な学習計画が必要です。
法科大学院ルート(修了後受験)は、大学での法律学習の延長として体系的に学びたい方や、将来的に特定の法律分野で深い専門性を持ちたい方に向いています。費用は2〜3年分の学費で数百万円かかりますが、修了すれば受験資格が確実に得られます。令和7年度の修了者合格率は21.91%で、予備試験合格者には及ばないものの一定の合格実績があります。
2023年から導入された法科大学院在学中受験ルートは、合格率52.66%と修了後より高く、早期の合格を狙いやすくなっています。法科大学院進学を検討している方はこのルートも視野に入れるとよいでしょう。
Q司法試験・予備試験通信講座の選択科目は何を選べばよいですか?
A選択科目の選び方に絶対的な正解はありませんが、選ぶ際には自分の興味・学習負荷・受講講座のサポート体制の3点を考慮するとよいでしょう。
令和7年度のデータでは、予備試験・司法試験ともに労働法が最も受験者数の多い選択科目となっています。労働法は身近なテーマで学習のとっかかりがつかみやすく、他の選択科目に比べて参考書・予備校教材が充実しているため、初学者でも取り組みやすいとされています。
次いで倒産法・知的財産法・経済法なども受験者が多い傾向があります。倒産法は民事法との連動性が高く、民法をしっかり学んだ後に取り組みやすい科目です。知的財産法は近年注目度が高まっている分野で、IT・理系出身の方には比較的学習しやすいといわれています。
通信講座によっては対応している選択科目に差があるため、受講予定の講座が希望する選択科目の教材・添削に対応しているかを事前に確認しておくことをおすすめします。
Q通信講座の受講費用はどのくらいが相場ですか?高い講座ほど合格しやすいのでしょうか?
A予備試験対応コースの受講費用は、最安クラスのスタディング(89,100円〜)から高額なアガルートアカデミー(フルカリキュラム888,800円〜)まで、幅広い価格帯が存在します。全体的な相場としては、入門〜論文対策まで一貫したフルパッケージで20万〜80万円前後が多くの講座の価格帯です。
価格の高さが合格率に直結するわけではありません。高額な講座はサポートの手厚さや添削回数の多さに優れている場合が多い反面、低価格でもAI活用や効率的なカリキュラム設計によって十分な学習効果を得られる講座も増えています。
費用を抑えたい場合は、スタディングやBEXAが現実的な選択肢です。費用よりもサポートの充実度や合格実績を重視するなら、アガルートアカデミーや伊藤塾が選ばれる傾向があります。多くの講座で合格時の受講料返金制度や割引キャンペーンが設けられているため、実質的な負担額で比較検討することをおすすめします。
Q合格した場合に受講料が返金される制度は本当に信頼できますか?
A合格時返金制度は、アガルートアカデミーを中心に複数の通信講座が正式に設けている制度で、信頼性のある仕組みです。ただし、適用には条件があるため事前に詳細を確認しておく必要があります。
アガルートアカデミーの場合、対象講座を受講し予備試験または司法試験に合格した際に受講料(税抜価格)が全額返金されます。返金の対象となる講座・コースが限定されており、一部の単科講座や旧年度のカリキュラムは対象外となっています。また、返金申請には合格証明書の提出や所定の手続きが必要です。
伊藤塾でも対象コースの受講生が合格した場合の特典制度があります。制度の内容や対象期間が年度ごとに更新されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認しておくとよいでしょう。返金制度がある講座は、それだけ合格者を多く輩出することへの自信の表れでもあり、一つの品質指標として参考になります。
Q通信講座の講義は倍速で視聴しても理解できますか?
A倍速視聴はほとんどの通信講座で推奨されており、1.5倍速〜2倍速での視聴が一般的です。特に2周目以降の復習時や、すでにある程度の法律知識がある方が初回視聴をする際に有効です。
スタディングは1.5倍速・2倍速への対応が明示されており、365時間以上の講義を倍速視聴することで学習効率を大幅に高められると案内しています。アガルートアカデミーも同様に倍速視聴に対応しており、多くの合格者が倍速を活用したと報告しています。
ただし、初めて法律を学ぶ初学者が1周目から2倍速で視聴すると理解が追いつかないことが多く、重要な論点を聞き流してしまうリスクがあります。初回視聴は1.2〜1.5倍速程度に抑え、理解できた内容を2周目以降で倍速復習するという使い方が効果的です。
Q令和8年(2026年)から始まるCBT方式(パソコン受験)への対策は何かすべきですか?
A令和8年度(2026年度)から司法試験・予備試験においてCBT方式(Computer Based Testing)が導入されます。司法試験は短答式・論文式の両方、予備試験は論文式試験が対象となります。
これまで手書きで行っていた答案作成がキーボード入力に変わるため、タイピング速度と文字変換の操作に慣れておく必要があります。法律の専門用語(例:抵当権・債務不履行・不法行為など)はIMEの変換で出しにくいものもあるため、事前に練習しておくとよいでしょう。
法務省はCBTシステムの体験版と操作マニュアルを公式サイトで公開しており、「CBT方式による試験導入に関するQ&A」も随時更新されています。伊藤塾やアガルートアカデミーなど主要な通信講座もCBT対応のシステムをリリースしており、通信講座のCBT練習環境を積極的に活用することをおすすめします。
Q予備試験の論文式試験に不合格になった場合、翌年に向けてどう立て直せばよいですか?
A論文式試験の不合格は、多くの受験者が経験することです。重要なのは、不合格の原因を明確に特定し、次の受験までの期間に集中的な改善を図ることです。
まず成績通知書を確認し、どの科目の評価が低かったかを把握します。全科目に足切りがなかったかどうか、どの科目で大きく点数を落としているかを分析し、弱点科目の優先的な強化に取り組みます。
次に答案の書き方を見直します。規範が正確に示せているか、あてはめで具体的な事実を使った法的評価ができているか、論証の流れが論理的かどうかをチェックします。一人で分析するには限界があるため、通信講座の添削サービスや予備校の答練に積極的に参加して講師から直接フィードバックを受けることが効果的です。
また、論文不合格の多くは知識不足よりも書き方の問題に起因しています。過去問演習の量を増やしつつ、答案の型を体に染み込ませるための反復練習を続けることが再挑戦に向けた最善の準備です。
Q通信講座の質問サポートはどの程度活用できますか?実際に活用している人は多いですか?
A質問サポートの充実度は講座によって大きく異なり、活用度合いも受講者それぞれです。
アガルートアカデミーはテキスト形式の質問制度を無制限で提供しており、専任スタッフが回答します。回答までの時間は通常数日以内が目安とされており、疑問が生じたタイミングですぐに質問できる環境が評価されています。伊藤塾は個別相談やカウンセリング制度も設けており、学習方針の相談まで対応しています。
スタディングはメール質問のみの対応で、添削の機会はあるもののリアルタイムのサポートは他社に比べて限られています。その分価格が抑えられているため、自己解決できる力がある方や、基礎知識がある程度ある方に向いています。
質問サポートは活用すればするほど学習効率が上がりますが、受講者の中には質問を送ることをためらいがちな方もいます。実際に質問サポートを積極的に使った受講生ほど合格率が高い傾向があるとされているため、疑問点はためらわず質問する姿勢が大切です。
Q予備試験に何度も不合格が続いている場合、講座を変えるべきですか?
A必ずしも講座を変えるべきとは言い切れませんが、現状の学習方法が機能していないと感じている場合は、教材・講座の見直しも一つの選択肢です。
同じ講座を継続することのメリットは、カリキュラムの一貫性が保たれる点と、過去の学習資産(作成したノートや答案)を無駄にしないで済む点です。不合格が続いている場合でも、まずは現在の講座の学習方法を見直す(答練の頻度を上げる、添削を積極的に活用するなど)ことが先決です。
一方、明らかに自分の学習スタイルや理解度に合っていないと感じている場合は、思い切って別の講座を試すことも有効です。BEXAのように単科講座を単品で購入できる形式の講座は、特定の科目・分野だけを補強する使い方ができるため、現在の講座をメインにしつつ苦手科目だけ別講師の講義を受けるという活用方法もあります。
2〜3年以上同じアプローチで結果が出ていない場合は、学習方法そのものを抜本的に見直すとよいでしょう。
Q司法試験・予備試験の通信講座には、法科大学院入試対策のコースも含まれていますか?
A一部の通信講座では、法科大学院入試対策のコースも提供しています。
アガルートアカデミーは、法科大学院入試・法曹コース最短合格カリキュラムを設けており、既修者コース(2年制)・法曹コースを目指す方向けの対策が充実しています。講座の内容は予備試験対策とも重複する部分が多く、効率的に両方の対策ができます。
LEC東京リーガルマインドは、難関法科大学院対策に特化したコースを提供しており、東大・京大・一橋などの入試に対応した特別なカリキュラムが用意されています。
スタディングやBEXAは基本的に予備試験・司法試験対策が中心で、法科大学院入試専用の講座は設けていない場合が多いです。法科大学院入試対策も視野に入れている方は、対応しているコースが用意されているかどうかを事前に公式サイトで確認しておくとよいでしょう。
Q通信講座の教材はデジタルデータのみですか?紙テキストが欲しい場合はどうすればよいですか?
A講座によって対応が異なります。紙テキストの有無は、学習スタイルに大きく影響するため事前に確認することをおすすめします。
アガルートアカデミーはフルカラーの製本テキストを受講生に提供しており、書き込みやマーキングをしながら学習できます。伊藤塾も紙テキストが基本となっており、テキストへの書き込みを前提としたカリキュラム設計が特徴です。
スタディングはデジタル完結型の設計で製本テキストを提供していませんが、WEBテキストをPDFとして印刷して使うことは可能です。手元に紙で残したい方は自分でプリントアウトして活用できます。
BEXAは講師によって対応が異なり、テキストを別途購入できる講座もあります。教材の形式が学習効率に影響することもあるため、無料体験でサンプル教材の質感を確認してから判断するとよいでしょう。
Q通信講座を申し込む前に試せる無料体験はありますか?
Aほとんどの主要通信講座で、何らかの形の無料体験や資料請求が用意されています。
アガルートアカデミーは、サンプルテキストと無料体験講義を提供しており、登録1分で講座を体験できます。実際の講義の進め方やテキストのクオリティを事前に確認できるため、受講前の検討に非常に役立ちます。
スタディングは、メールアドレスを登録するだけで無料の講義動画・WEBテキスト・問題集を一定範囲試せます。スマホ操作感やUI(ユーザーインターフェース)を実際に体験できるため、自分の学習スタイルに合うかどうか確認しやすいです。
伊藤塾は無料の体験受講や説明会を実施しており、オンラインで参加できる形式も用意されています。BEXA・資格スクエアも一部講座のサンプル視聴が可能で、講師との相性を事前に確かめることができます。講座は高額な買い物になるため、無料体験を最大限活用して複数の講座を比較検討してから申し込むことを強くおすすめします。